写真を撮るために、ドアの内張りを開けたので、ついでにパワーウインドウの微調整をしました。
ということで、パワーウインドウの話をちょっと
古くなってくると、電動の稼動部分が泣き所になってきます。
特にパワーウインドウは、力もかかり、連結部のさび、グリス切れ、モーターの劣化などで動きが悪くなってきます。
ごたぶんにもれず、このクルマも動きがかなり悪くなり、助手席側は、いまにも動かなくなりそうでした。
以前、ディーラーに相談すると、いつものようにつれない返事で、調整しても直らないし、修理すると15万円はかかるといわれました。
そこでまず、ドア内のレギュレーターを交換してみることにしました。これは、ヤクオフを見ていると、時々出品されており、うまくいけば、3,000円くらいで買えると思います。
これは、さすがに自分でやるのは気が引けるので、近くの修理工場でやってもらいました。
結果は、交換前と何もかわりません。失敗です。
ただ、これで、うまく動かない原因がレギュレーターでないことがわかったので、グリスアップと調整をしてみることにしました。
グリスアップは、どこをしたら良いかわからないので、稼動部と思われるところすべてにシリコングリスをくれました。
すると、少しは、良くなったのですが、調子がいいとはいえません。
そこで、最後にのこる調整をやってみます。
調整に入る前に、写真4番のインナースタビラーザーを緩めます。
まず、ガラスの水平調整です。新車のころ、左ドアは、ピラについているウインドガラスのガイドがガラスにぶつかるので、ディーラーへ調整に出したことがありました。
どうやら、このときの調整が悪く、ガラスが定位置より前の状態で、ガラスの前側がかなり下がった調整になっていました。
これを水平に戻します。
写真の1番とその左側←のナットを緩め、力ずくで上方向にずらして固定します。馬鹿穴の真ん中くらいで、水平になるはずです。水平を見ながら調整します。(閉まるとき、前後同時の静止する)
このままでは、ガイドにガラスが当たってしますので、ガラスを後ろにずらします。
写真の2と3各2箇所、4箇所のナットを緩めます。
2と3の◇部分にストッパーのナットがありますのでこれも緩めます。
この状態で、ガイドに当たらない程度にガラスを後ろ側へずらし仮固定します。
ストッパーも仮止めします。
この状態で、水平を確認。
これを何回か繰り返します。これで、ドアが閉まるようになりました。
ドアを10から15mm開けて、インナータビラーザーを密着させて固定します。
最後に、ガラスの立ちの調整です。(ガラスの寝かせ具合)
動きが悪かった最大の原因はこれでした。動きが悪くなると立ち緩めに調整してしまい、結果としてガラスが寝て、内張りとの接触抵抗や、稼動部の摩擦が増えて動きがさらに悪くなるということのようす。
2と3の4箇所を緩めてます。
写真矢印の先端部分にマイナス溝が切ってあり、これを右に回すとガラスが立ち、左に回わすと寝てきます。今回は、寝ているの右に回します。ついになる2本のネジは、同位置のなるようにします。
前3側は、立てる方向はネジが硬いのですが、後ろと同じ位置くらいになるように調整したほうが良い思います。
ナットを締めこむときとも回りするので、ドライバーで固定しながら締めこみます。
最終的には、ドアを半ドア状態まで閉めて、本体から5mmくらい浮く感じになりました。(今回は、この調整のみ実施しました。)
追記:この状態だと風切り音がするので、現在は半ドアでガラスが浮かないくらいに調整しています。
現在は、80点くらいの動きになりました。近いうちに前側をもう少し立てようと思います。
上記は、素人調整ですので、やってみる方は、あくまで自己責任で。
読んでくれてありがとう つぎは、カーナビとオーディオセットのはなしかな。
Posted at 2017/07/14 12:03:04 | |
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