駆動部品のメンテナンス③

クラッチシューを外す為に、ロックナットを外します。
バンドホルダーと専用レンチが必要になります。あとハンマーがあるとロックナットがより外しやすいです。

クラッチのロックナットを外すと、センタースプリング・クラッチシューが外せるようになります。

クラッチシュー自体をよりバラす為には、E型止め輪を取ります。これは(－)ドライバー等で引っ掛ければ外す事が出来ます。
ただし、E型止め輪を外す時は、気を付けないと飛んでしまうので注意します。

E型止め輪を外すとプレートが外せます。
プレートを外したら、クラッチスプリングにアクセス出来ます。
クラッチスプリングを外すには、スプリング外し用の工具があると、スムーズに外せます。もし工具が無くても、ラジオペンチ等を上手く使えば外せますが、作業し難いです。

ノーマルのクラッチスプリングを新品に交換しました。
社外クラッチに交換した時、クラッチスプリングが硬すぎた為、中古のノーマルクラッチからスプリングを入れ替えたので、新品のノーマルクラッチスプリングを組み付け、中古スプリングは元に戻します。

クラッチシューを組み直します。
E型止め輪をはめる時は、ラジオペンチで挟むようにすれば、はまります。

外していった逆の手順で組んでいけば元に戻せます。各部品の締め付けについては、感覚でしっかりと締め付けました。自分は、いつもトルクレンチは使用しないで組み付けを行っています。
今回は外したついでに、クランクケース内をパーツクリーナーで掃除しました。時々掃除をしないと、クランクケース内にベルトカスや埃などが溜まってしまい、汚れが落ちなくなってしまいます。