アイドリング不調の修理

赤信号のためアクセルペダルから右足を離し、ブレーキを掛け停止しても回転数が1500rpmくらいで5～6秒間維持した後にアイドル回転850rpmに落ちる現象が生じて運転には支障はないが、何とも気持ちが悪い。もちろんA/CもヘッドライトもOFFである。
スロットルボデーの下にあるIACV（アイドルエアーコントロールバルブ）の不具合か・・・このパーツの交換となると驚くほど高くつくことになる・・・（汗）
今回、ファーストアイドルやエアコンやライトをＯＮにすると回転数がアップするのでIACVの固着ではなさそうである。まずは点検調整してみることにした。

まずスロットルセンサーのチェックのため、エンジンを止めた状態でスロットルセンサーのコネクターを外し、4本のピンの内、下側の2本の導通をテスターで測る。スロットルが戻っている状態で導通していればＯＫ。

さらに導通させたままストッルを手で僅かに開けた時に導通が切れた。

またスロットルを戻すと導通した。
これで正常。
スロットルセンサーの異常はなく、調整も必要ないと判断した。

次はアイドリング回転数の調整を行う。
まずエンジンを掛け十分に暖機した後にDIAGNOSISの蓋を開ける。

DIAGNOSISの蓋を開けたところ。

TENとGNDを電線等でリークさせる。
これによりアイドルアップ信号がキャンセル状態になる。

この状態でスロットル右脇にあるアイドルアジャストスクリューを回して回転数を850～900rpmに調整する。ちなみに時計回りに回すと回転数が下がり、反時計回りに回すと回転が上がる。
今回、調整前に1200～1300rpmと高かったので適正値の850ｒｐｍまで下げた。
DIAGNOSISに使った電線を外して蓋を閉めて調整は完了！
この一連の調整によって不快であったアイドル落ちの鈍さが綺麗に解消された。