2013年10月27日
百田尚樹さんの『永遠の0(ゼロ)』を読みました。
掛け値なしでいい作品でした。(立ち読みで済ませてごめんなさい)
海軍の戦闘機乗りで戦死した実の祖父(ここ重要)の半生を、その孫が祖父を直接間接に知る人を訪ね訊くことで明らかにしていくというのが大雑把な筋立てですが、単純な反戦とか戦争賛美とかそういう話ではない、一人の人間の愛の在り方、生き様というものが、静かな迫力を持って読み手の心に迫ってきます。
実写で映画化されるようてすが、薄ぺらい役者さんではあの時代に生きた人を演じるのは厳しいと思うので、個人的には滝沢聖峰先生キャラデザ、宮崎駿・高畑勲コンビ監修で映像化希望。但し現実として問題が色々と(いや只ひとつか)ありますから100%ありえないでしょうけど、金の為と割り切ってやってくれないですかね。
Posted at 2013/10/27 20:40:18 | |
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本 | 趣味
2013年10月12日
秋アニメも始まりました。目星をつけていた作品のうち既に5作を1話切りしてしまいましたが、2話までチェックして継続視聴決定は『インフィニット・ストラトス2』と『フリージング・ヴァイヴレーション』の2期モノ2作の他、『のんのんびより』 、『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました』、『凪のあすから』の計5作品。我ながらハーレムアニメとお○ぱいアニメで3作(率にして6割)も占めてるのはどうかと思いますが、裏を返せば目玉作に欠けることの表れかもしれません。(と取り繕ってみる)
その他で注目は『キルラキル』。面白そうだったのですが、テンション高すぎて自分はついていくのを諦めました。自分が見ない作品をお推めするのもアレですが、体力がある人は是非チェックしてみてください。
追伸 今期視聴アニメはもう一作『てさぐれ!部活もの』が入って計6作でした。
(10/13)
追伸の追伸 さらに『夜桜四重奏-ハナノウタ-』を今期視聴に追加。
(10/14)
Posted at 2021/12/01 20:45:10 | |
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二次界 | 趣味
2013年10月12日
夏アニメ&9月エンド作品の個人評であります。
『げんしけん二代目』
いい青春ドラマだった。
夏アニメでいっちゃんリピートしたのがこの作品です。原作モノには定評ある水島(努)監督ですが、本作も評価を裏切らないいい仕事だったと思います(自ら音響監督も務め、音へのこだわりも垣間見せてました)。女子キャラではスーも可愛かったけど、波戸ちゃんはあれ反則だろう(くそうなんで男なんだよ)。でも真のヒロインは青春スーツを脱ぎ切れない班目先輩でしたね。円盤のセールスは苦戦しているみたいですが、原作のストックが貯まったら是非とも同じ陣容で続編をお願いしますの88点。
『とある科学の超電磁砲S』
オリ話となった後半(フェブリ篇)は設定もシナリオも甘々のゆるゆるでしたが、辛く苦しい『妹達(シスターズ)』篇を乗切ったあとのお祭りだと思って目くじら立てますまい。1期と比べると前半後半の落差が大きく、加点減点ともに少なからずありますが、総合評価は、鬼に金棒佐天さんに金属バット、『大覇星祭』篇になるであろう3期への期待と激励も込めての85点。
『宇宙戦艦ヤマト2199』
オリジナルが1年かかってやった話を2クールっていうのはやっぱり厳しかったかなと。折返し過ぎてからの後半は端折られ感が半端無く、まるでダイジェスト版を見てるようでした。設定改変については違和感持つ古参ファンは少なくなかったようですが、自分は問題ナシ(むしろ評価)。キャスティングもハズレ無く(特に山ちゃんのデスラー良かった)、とにかく尺が足りなくて話の掘り下げが行き届かなかったのが本当に残念。制作決定の新作劇場版で本編を補完してほしいと願う79.9点。
『きんいろモザイク』
夏アニメの伏兵、ダークホースでした。1話切りする気満々で見たら「なにこれ、面白い!」原作の雰囲気を活かしながらわかりやすい魅力を付け加え、メリハリの効いた演出且つテンポ良いストーリー展開。散りばめられた遊び心も○。ラスト三話でちょっとテンションが緩んでしまったのが惜しまれますが、それさえ無ければ神作認定でした。これを萌え豚用アニメと称するなら自分は喜んで豚と呼ばれましょう。女子のキャッキャウフフに興趣を覚える向きには文句無くオススメ。鬼畜こけしはマジ鬼畜、スタジオ五組よくやったの84点。
『恋愛ラボ』
原作ファンとしてはアニメ化と聞いて不安半分期待半分でしたが、不安の方が的中する結果となって非常に残念。監督は「常に新しいことに挑戦したい」と雑誌のインタビューで語っていましたが、今回はそのチャレンジが裏目に出た感じで、最後までチグハグ感とぎこちなさが拭えませんでした。配役についてもミスキャストとまでは言いませんが、もう少し吟味してほしかったなと思います。つくづく人気作の映像化は難しいなと痛感した64点。
『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』
原作のあのいたたまれなさをどこまで表現するか興味津々でしたが、視聴が辛くならない程度にカドを丸めてギャグ部分とうまくバランスとってたと思います(それでもきーちゃん回はかなりライフ削られましたけど)もこっちの声(橘田いずみさん)は最初ちょっとかわいすぎる気もしましたが、2話からは全く違和感なく、今では原作マンガ読んでもあの声で脳内再生されるように。OP・EDのテーマと映像が秀逸だったのも特筆すべき点で、特にEDの演出と歌詞には唸りました(畑亜貴さん凄い)弟の受験願書のエピソードをやらなかったのは2期への布石か、それともこれ以上私らにダメージ与えないようにとの配慮なのか…。どうか もこっちが少しでもリア充に近づけますようにの82点。
『神のみぞ知るセカイ~女神篇』
正直、My脳内正ヒロインであるエルシィの出番がほとんどないので視聴テンションは低かったのですが、結局最後まで見てしまいました。ヒロイン攻略に費やす時間も一人につき一話強ということで物足りなさを感じましたが、ちひろのエピソード(9話&12話)はグッとくるものがありました。2期でもそうでしたが、ちひろとの話はせつなさが胸に残りますね。作品自体のテンションとクオリティは、新鮮味が無くなってきた所為もあり期を経る毎に少しずつ下がってきているように思いますが、最後まで見届けたいと思わせる吸引力は健在なので、続けて原作エンドまでアニメ化完遂してほしいと思います。うーんやっぱり1期のBD-BOX買っとくかの80点。
Posted at 2013/10/13 00:02:58 | |
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アニメレビュー | 趣味
2013年10月06日
さんまさんま。さんま苦いかしょっぱいか。
詩人の佐藤春夫の詩に、このフレーズで有名な「秋刀魚の歌」という作品がありますが、昔、この詩を読んだ時に強い印象を覚えたのが、秋刀魚のはらわたをくれと言ってせがむ子どもでした。
さんまのはらわたはたしかにうまいものですが、自分がその味をわかるようになったのは成人してからでした。普通子どもというのはわかりやすい単純な味を好むもの、なんて舌のませたいけすかないガキだろうと。
詩に描かれた不倫する中年男の悲哀より何より、とにかくこの子供の印象が強くて今でもこの「秋刀魚の歌」に触れると真っ先にこのことが頭に浮かぶのであります。
あ、ちなみに我が家の今日の夕餉のおかずとは一切関係ありません。
Posted at 2013/10/06 20:46:35 | |
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日記 | 日記