ハイスピードプーリー加工、トルクカム加工

純正トルクカム加工です。

知られている加工は溝のストレート化、しかしこの素材は非常にカタイんです。
みんなヤスリなんかでよくやるよ・・・

とりあえず軸の丸く盛られた溶接のビード部分をなるべくテーパーになるように削ります。
サンダーで削りました。

ベルトがこの谷間まで落ち込まないといけないのでトルクカムの溝を削りたいんだけど硬くて断念。

けど元々スライド量はあるんだけどクラッチをデカナットで閉めると完全に開ききりません。

なのでクラッチとプーリーの間に1ｍｍのシムを自作して挟めば削らなくてもスライド量は確保出来ます。

このシムは大きいとトルクカムのオイルシールが傷つく、このシムにトルクカムが当たりスライド量が変わらない。
軸がクラッチの当たり面の大きさなので非常に細い自作シムです。

それとトルクカムのクラッチ側のオイルシールが付いている軸をサンダーで削るのもありですね。

たまたま横綱プーリーです。

太ボスを買った人は細ボスに交換してください。
ボスが太いと鋭い出足は実現不可です。

仮組みしてベルトがボスまで落ちているか確認します。
新品ベルトは無理ですね、古いベルトは捨てずに取っておきましょう。

とっとこは古いベルトを使っています。ノギスで幅を測りプーリーとの相性も重要です。

フェイスの軸部を削るのも有りです。いつかこの作業の動画をアップするか。

出足はベルトが軸の位置にある、エンジンの回転が上昇してウエイトローラーがセンタースプリングのばね力に打ち勝ってプーリーを押し開く。

この押し開く限界点はローラーがプーリーの壁に当たったときです。
なので壁を削ります。

一年後のプーリー、トルクカムの見直しです。
http://minkara.carview.co.jp/userid/292695/blog/32979777/