私がA5スポーツバックを購入するに当たって比較検討した車種は、S3セダン、日産スカイライン、アルファロメオジュリアの3つ。
普通なら、同じファストバックスタイルを持つBMW4シリーズグランクーペ、VWアルテオンあたりが比較検討対象になると思われ、雑誌やインターネットでも比較記事が多く見られます。
私の場合、前愛車がF30の3シリーズだったことや、購入を検討していた時期にアルテオンはまだ国内デビューしていなかったというのもあり、いずれも検討の対象とはしなかったのですが、最近この2車種が気になって仕方ありません。
しかし、もし試乗して「これイイッ❗️」となってしまった場合、それはそれで困るため、しばらくネットで見るに留めていたのですが、納車待ちが長くなるにつれ、写真や動画で見るだけでは満足できなくなり、遂にディーラーに電話。
現愛車がゴルフ、前愛車が3シリーズなので、旧知の営業さんに連絡すると、両方とも「試乗だけでも構いませんよ」と快諾を頂きました(^ ^)
ということで、早速両車の試乗に出かけます。折角試乗するのなら、A5スポーツバックも交えて、3車種を比較してみようということで、以下にあくまで素人目線で比較させて頂きました。
ちなみに試乗車は、4シリーズが420i Mスポーツ、オプションで19インチホイールとレザーパッケージが付いていました。
アルテオンはRラインアドバンス。
A5は試乗したのはクワトロスポーツでしたが、Sラインが付いていなかったので、撮影は主としてFFモデルのSライン付きで行いました。
①ボディサイズ
4シリーズGC 4,670×1,825×1,395
アルテオン 4,865×1,875×1,435
A5SB 4,750×1,845×1,390
4シリーズ→ A5→アルテオンの順に大きくなります。4シリーズでギリギリ立体駐車場に入るかな?というサイズ感。アルテオンは間違いなく拒否されますね(^^;;
②フロントビュー
4シリーズグランクーペ
アルテオン
A5スポーツバック
まずフロントマスク。4シリーズは一目でBMWとわかる精悍な顔つきです。マイナーチェンジでLED化された目つきはさらに鋭くなり、獲物を狙う鷹のようです。
逆にアルテオンはエンブレムを見なければどこのクルマかわかりません。ヘッドライトとグリルが一体化した複雑な形状で、ステルス戦闘機的な不気味さを感じます。
両車とも、バックミラーに迫ってきたら車線を譲りたくなりますね。
対するA5は、シングルフレームグリルがワイド&ローになったせいか、表情が分かりづらくなりました。大きく口を開けた深海魚のようにも見えます。
いずれにしても、4シリーズにはキドニーグリル、A5にはシングルフレームグリルという明確なアイコンがありますが、アルテオンはそれがないため、逆にデザインの自由度という意味では最もアグレッシブなものとなっています。すれ違いざまに振り返られる確率はアルテオンが抜群なので、所有欲を一番満たしてくれるかもしれません。
③リアビュー
4シリーズグランクーペ
アルテオン
A5スポーツバック
これも4シリーズはアイデンティティを確立しています。アルテオンはフロントの迫力に比べると、リアはフツーな感じがします。A5は一見すると一昔前の日本車的な感じで、目新しさはありませんが、長く使っても飽きの来ないデザインではないかと思います。
こうやって見ると、ナンバープレートの位置のせいでしょうか、アルテオンは若干腰高な印象です。
マフラーは、写真では分かりづらいですが、4シリーズが片側2本出し、アルテオンはカバー付きのツイン4本出し、A5はツイン2本出しです。個人的には排気量2リッターで4本出しはやり過ぎでは?という気もします。
④サイドビュー
4シリーズグランクーペ
アルテオン
A5スポーツバック
お次はサイド。4シリーズが一番オーソドックスに見えます。リアデッキもしっかりと残されています。ただ、その分Cピラーの傾斜がキツくなっているため、リアシートの頭上空間は狭そうです。
アルテオンは、Cピラーが緩やかにテールに流れています。とてもスタイリッシュで伸びやかなデザインで、クーペと見紛うようです。
A5もアルテオン寄りですが、短いデッキも残され、クーペとセダンの良いところを最もバランス良く配合している感じがします。
⑤リアフェンダー
4シリーズグランクーペ
アルテオン
A5スポーツバック
この手のクルマで特徴的なのがリアフェンダー。
3車とも、ベースとなったセダンに比べてリアフェンダーが張り出しており、これがグラマラス&スタイリッシュな雰囲気に一役買っているのは言うまでもありません。
中でもアルテオンは写真で見てもその張り出し具合がわかります。ポルシェとまではいきませんが、ここまで来るとグッとセクシーですね。ただ、これが全幅拡大の要因にもなっている訳で、手放しには喜べないところです。
⑥トランク
4シリーズグランクーペ
アルテオン
A5スポーツバック
アルテオンが一番広いですが、見た目はそれほど変わりません。3車ともリアゲートが「ガバッ❗️」と開くファストバックスタイルなので、積み込みなどはセダンよりも楽、ゲートも3車とも電動で使い勝手も良好です。
⑦ホイール
4シリーズグランクーペ
アルテオン
A5スポーツバック
今回は4シリーズがオプションの19インチホイールを履いていましたので、それとの比較になります。
4シリーズとA5はシルバーの5本スポークが光る、この手のクルマとしては標準的なスポーティなスタイルで、洗練された上品さを感じます。4シリーズはオプションなので、内側が黒く塗装されています。
アルテオンはマットグレー塗装のスクリュースタイルで、20インチの大径とも相俟って、ちょいワル(死語)なイメージを与えます。これならブレーキダストも目立たないかもしれませんね。
以上、エクステリア編でした。
次回、インテリア編に続きます。
Posted at 2018/03/31 22:21:14 | |
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