今までで一番大きな懸賞の当たりはフランス旅行だ。
10年ほど前、「ESSO」でせっせとガソリンを入れていたらポイントがたまっていてスタンドの方が応募していてくれていたのだ。
12月のパリか・・・クリスマス・イルミネーションの元祖「シャンゼリゼ通り」もいいがどうしても行きたかったのが「モンサンミッシェル」だった。
はじめてTBSの「世界遺産」で見てからなんとか本物を見てみたいと思っていた。
急になんだか思い出したのは、昨日夜10時からNHKの番組で「モンサンミッシェル」をやっていたからだ。
つい懐かしくなってアルバムをひっぱりだして見てしまった。
当たったのはパッケージツアーでしかも「ESSO」の団体旅行なのでどうやって「モンサンミッシェル」まで行くか・・・
ゆっくりと見学したかったので単独での1泊ツアーの強硬手段をとった。
添乗員さんからは「お願いだからちゃんと帰ってきてくださいね」といわれたが、「TGV」とバスを乗り継いでなんとか行ってよかった。
モンサンミッシェルの食べ物で有名なのはオムレツ、クッキー、シードル、そば粉クレープ等々あるが、なかでもオムレツはそれほどおいしいわけではないがすごい量で巡礼者の空腹を満たすには十分で長い旅の目的地でこれを食べたのかと思うと感慨深い。
建物内部はその歴史を考えると光と影があり美しい中にも恐ろしいほどの闇もあり迷宮に迷い込んだ感じもした。
島に渡る道路を造ったことによって砂がたまるようになったそうだが、上までのぼると眼下に広がる砂と海のグラデーションは大変美しい。
モンサンミッシェル下の小さなホテルに泊まった朝、鐘の音で目が覚めた。
朝8時ぐらいでも冬のフランスはまだ闇だった。
世界的に有名な世界遺産だが私にとっては音遺産としても今も記憶の中によみがえる。
(写真:海にうつるモンサンミッシェル 1998/12)
Posted at 2009/07/07 19:56:59 | |
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