シンクロに頼らないシフトアップ

今日は幌っとOUTの定例ミーティングだったのですが、シフトチェンジの話題が出ていました。
寒い時期はミッションオイルが硬いので、温まるまでシフトの入りが悪くなることがあります。
でも温度が関係するのはシンクロの効きなので、そもそもシンクロに頼らないシフトアップをしてあげれば、入りが悪いとか悪くないとか関係なしに普通に入ります。
指1本でも入ります。
でも本当に指1本でやってるとそのうち人差し指が疲れてくるのであまりおすすめしません(笑)

やり方

・まず4速で定速走行をする
・シフトノブをニュートラル方向に軽～く引っ張り続ける
・アクセルをほんの少しだけ緩める（クラッチペダルは踏まないこと）
・すると、シフトノブがスコンと抜ける瞬間があるので、何度も何度も練習してこのタイミングを覚えておく
・特にアクセルの抜き加減を覚えておく（決して全閉にしないこと！）

・次に、どのギアからでもいいので、上記のやり方でギアを抜く（ニュートラルに入れる）
・ギアが抜けるか抜けないか、くらいのタイミングを見計らってクラッチペダルを踏む
・ギアを抜いた直後に、間髪入れずに次のギアへ入れる
・このとき力はまったく必要ないが、とにかく素早く次のギアに入れること（スピード勝負）

以上です。
クラッチをいつ繋ぐかはシフトの入りには関係ないことなので、まぁ好きなときに繋いで下さい。

GRBのインプレッサがデビューしたとき、試乗させてもらったら、ギアが「カチカチ」って入るのでびっくりしたことがあります。
「ギアはスルっと入れるもの」という頭しかなかった僕にはちょっと衝撃でした。
すごい！と思ったのですが、どんな操作をしても常に手応えがカチカチしているので、ギアの入れ方が上手くいったのかどうか分からない。
うーん、性能がいいというのも良し悪しだなぁ、と思いました。
ちなみにGC8は昔のクルマなのでロードスターとほとんど同じ、うまくやればスルスル入ってたいへん気持ちよいです。

ギアがすんなり入るようなアクセルワーク、というのは、やってる人にとっては当然のようで、やってない人にとってはあまり馴染みがないようです。
興味のある方は試しにやってみて下さい。

ちなみにクラッチペダルを踏むのはギアを抜くギリギリまで我慢しないとうまくいきません。
ギアを抜いてから次のギアに入れるタイミングも、もたもたして遅れてしまうとうまくいきません。
たぶんカウンターシャフトの回転が落ちてしまって、再びカウンターシャフトの回転を上げるためにシンクロ使うことになってしまうからだと思います。

というわけで、慣れれば指1本でシフトアップが出来るようになります。
ご参考に^^