愛知県から岐阜県へと向かうにつれて、大雨の降りだしそうな独特な暗さと雷。
19時時点では雨が降っていたものの、普通の降り方でした。
この日は会合が19時半からあり、その為に支度をしてたの。
19時10分ぐらいから猛烈な勢いで雨が降りだした。
それに付け加え雷も光った途端に地響きがするまでの大きな音で、ドーンと。
『こんな時に出ていきたくない!』
と、独り言を言いながら、私は一人で
を出ました。
玄関を出て駐車場までは、10歩程。既に履いていたストッキング状のソックスはグッショリ
雷の光で一瞬昼間になる光景を見ながら、会合場所の公民館へ出掛けました。
坂を下って県道に出ると、道路は水溜まりではなく水に浸った状態。とても50・60キロで走れる状態ではなかった。
信号交差点に差し掛かった時に、何だか違和感を感じた。雷で停電していることに初めてそこで気付いたの。辺りも真っ暗で、ベッドライトの明かりに映し出された山側からの側溝は、凄い勢いで水が流れ、側溝に収まりきらない水が蓋の穴の部分から噴き出してた。
公民館へ着くとまだ停電中で、車のドアを開け傘をさしたけれど殆んど濡れた
暫くして電力復旧。
濡れたものの、難なく用事を済ませ、次の別の用事で再び愛知県に向かった。
山沿いの坂道を走行。なんせ都会だからそこを通らないと国道に入れないところなんで
山側からは茶色い土砂を含んだ水が流れてた。
『ヤバッ。このルートは間違っちゃったかな?』
と、またもや独り言を言いながら下り坂カーブを曲がった。
そして水溜まり。
猛烈に降っているし、水溜まりなんて当たり前という感覚も働いていて、そのまま車を走行させた。
『ザバン』…あれ?
何だか深い…
右横を見ると青い車一台が立ち往生していて水溜まりの中で止まっていた。
『えっ
マジでっ
』
とにかくココを早く脱出しないと
周りが暗いのと、凄い雨と私が先頭と言うこともあって、全く周りが見えていなかった。
アクセルを踏んだんだけど車は徐々に速度が落ちた。…エンスト…
ココでかけなおしをしたんだけど、もう車は動いてくれなかった。
一気にパニック
反対車線は水溜まりの前で止まって行けるか行けないかの状況判断をしている車や、引き返す車もいた。
車内から水の深さを確認。エスティマのタイヤの半分迄はあった。
後2メートル程で水溜まりから脱出出来るのに…
雨は降り続いているし、このまま増えたら閉じ込められると思い、ドアを開け車から降りようと足を伸ばしたんだけど、泥水の中に足を浸ける勇気もなく断念。ドアを閉めた。
雨はまだどしゃ降り
やっぱりココに居留まるのは良くないかも…と思い、鞄と車内にあった懐中電灯を持って、嫌々ながら水溜まりの中を歩いた。。
全身びしょ濡れ
寒くて震えながら止まってしまった自分の車を眺めていると、反対車線の水溜まりの前で車中から様子を伺っていたお兄さんが私に話し掛けてきて、自分の車に乗せてくれてJAFに連絡をとってくれ、しかも私を
まで送ってくれたの。
ホントに助かった
冠水した車が多く、オマケにこんな豪雨で国道も渋滞しているので、レッカーが来るのは日付が変わった頃になる とJAFに言われました。
に着いたものの、水溜まりの中に放置してきた自分の車が気になって仕方がない…
やっぱり歩いて現場に戻った。ザブザブと水溜まりの中を歩くと、一番深い所は膝元まで水位が
新たに2トントラックと乗用車が冠水してた。
結局計7台が冠水。
取り敢えず水から車を上げたくて、近くにいた数名に手伝ってもらい脱出に成功
ちょっと一安心
私はJAFは会員ではなかった為断り、任意保険の55キロまでレッカー無料を使った。22時半くらいには冠水した車を運ぶためのトラックが次々と到着し、私だけポツンと山の中に
23時半近くにようやくレッカー車到着
知り合いのディーラーの整備工場まで運んで貰い、
に着いたのは日付が変わった1時15分でした
車はもうダメかもしれない
でも幸いだったのは、ニュースでやってた方面へ車を走らせなかったこと。
10トントラックが流されたあの道からも国道に抜けられるの。まさか結構川幅のあるあの川が反乱するなんて予想も付かない。
豪雨の翌日から報道ヘリや捜索ヘリが飛んでいます。今もそうなんだけど…
早く行方不明の方が見付かることを祈ってます。。
Posted at 2010/07/18 08:15:42 | |
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