7月20日21日に三重県桑名市レインボーサーキットで行われました
スーパーキッズ全国大会に参戦してまいりました(^▽^)ノ
翔大は今年が初めての全国大会うちの子のレベルで出てもいいのか?
不安がいっぱいでしたが周りの方々からぜひ行きましょう!
と、後押しをして頂き行って参りました。
何かとバタバタしていた為、全く用意やメンテナンスをする時間がなく前回の宝塚のレースで
痛めたマシンの整備を19日の夜に行いました。
今回の全国大会はマイエンジンで戦う為故障をした場合の
予備エンジンを含め2台のメインジェットを交換したりキャブの清掃、大口径マフラーへの取り替え
高速サーキットな為、ハイギヤードに交換。
各種調整を終え車に積み込んだのが11時を過ぎていたと思います。
次の朝6時に起きて一路レインボーサーキットに向かいます。
到着後すぐにマシンを降ろし全く初めてに近いサーキットなので少しでも多く練習させようと
整備を急ぎます。
それを横目に態度の大きい翔大くん(汗)
今回の全国大会には、北は福島県から南は大分県まで34台のエントリーがありました。
34台で予選が行われ24台に絞られこれから漏れた10台はディビジョンⅡになり
そこでまたレースをして上位4台が決勝へ進出し計28台が全国大会となります。
翔大の目標はなんとか決勝戦に出る事!
準備を終えた先週から続々とコースに入っていきます。
いつも一緒に戦っているお友達に加え始めて見るキッズ達の走り。
この日の為にニューカラーリングで挑む人やヘルメットをニューカラーリングにしたり♪
皆さん気合いが入っておられます♪
1-2コーナーが超高速コーナーで80km程出ている?と思われるのですが
見ていて恐怖に襲われ翔大を参戦させた事に不安を感じました。
もし、このコーナーでクラッシュすれば怪我は免れないだろう・・・
最悪の場合は。。。
いつもと違うサーキット内の気迫やスピードに圧倒されていたその時!
この先の3コーナーで翔大ともう1台が絡みクラッシュ発生
激しく絡み合った2台はスポンジバリアを超え場外へ・・・
意識はあるのか?怪我はしていないか?不安がいっぱいで走りました。
駆け寄るとマシンから抜け出せない翔大
マーシャルに助け出されそこに立つ少年。。。
相手方のご両親も駆けつけました。
このクラッシュでキッズカートでは(私の知る限り)始めての赤旗中段
翔大の無事を確認した後、立ちすくむ少年に『大丈夫?怪我ない?』と声を掛けるも無言
溝に落ちたマシンを引き揚げるとタイヤはバーストしタイロッドは折れプラプラになった
前輪が。。。
コースマーシャルがすぐわきに居た為、このクラッシュの内容を聞くと3コーナー入口から
プッシュされ左コーナーな為、出口でハーフスピンした所サイドから乗りあげられ2台もつれて
コースアウト。。。
それを聞いた瞬間、怒りを覚えピットへ痛んだマシンを戻しました。
ピットに持ち帰りチェックするとナックルは90度に折れまがって無残な姿に。。。
この瞬間、終わった。。。
帰ろう。。。と先程までの不安が絶望に変りました。
しかし、マシンを見るといつも一緒に戦っているキッズのお父さんたちが翔大に『まだ走れる?』
『走りたい?』と、聞いてくださり呆然とする僕を横目に走りまわって予備パーツを用意してくださり
復活する事が出来ました。
皆さんご自分の息子さん娘さん達のセッティングに大事な時間を割いて翔大の為に。。。
今これを書いていても涙が出てきます。
ありがとうございます。。。
相手の方は最後まで謝りに来られませんでした。
私はレース中のアクシデントだと思い子供さんに何も言うつもりはありませんしこれから先も
子供さんが起こしたクラッシュは故意でもなく小さなキッズ達が一生懸命考え今できる全てを出して
起こってしまったアクシデントと思い何も言うつもりはありません。
だがしかし、大人は違いますよね。
修理代金を請求したりしません。遅かった翔大も悪いでしょう。
しかし、すみませんの一言は欲しかったです。
その一言があれば気持ちの良いレースができました。
そして翔大は、
次のセッションは翔大は走りたいと言ったのですが私の恐怖が消えなくて休ませました。
そして、その次のセッションコースインするも直線でステアリングを調整するぎこちない走り
すぐにピットインさせてチェックするとフレームが曲がりステアリングをまっすぐにした状態で
右のタイヤが浮いて空転していました。
そして、これもすぐさま同じチームのお父さんたちが力を合わせ修正してくださりマシンは
問題なくタイヤが接地するようになりました。
この後、夕方まで練習走行を行い1日目が終了しました。
今日は京都へは戻らず四日市市のプラトンホテルに泊まりました。
ただ、ナビに誘導されホテル付近に近付くと何やら煌びやかなピンクな看板がいっぱい・・・
翔大を連れ夕食へ出なければいけないのに気まずいロケーション・・・
呼び込みのお姉さんも僕に声を掛けようとして子連れなのに気づき苦笑い(^^;
そして僕は照れ笑い?
少し歩いてスーパーへ行きライン取りを教えるべくミニカー2台を購入。
まともな飯屋を発見できず中華料理屋で夕食を済ませまたピンクいネオンを抜けホテルへ帰還
ライン取りの説明をして明日は早いので9時には就寝。。。
しかし、疲れと苛立ちから私は眠れず最後に時計を見たのは1時だったと思います。
次の朝5時半に起床して足早にサーキットへ向かいます。
6時過ぎに到着するともうすでにゲート前で待ってる方々。。。
ゲートオプーンでなだれ込み用意を始めます。
今まで経験のしたことがないピリピリとした雰囲気に押しつぶされそう。。。
ブリーフィングが行われそれが終わるとすぐに練習走行が始まります。
次にカデットクラスの練習があり次にゼッケンナンバー奇数偶数に別れタイムトライアル
奇数番号からタイムトライアルが始まり23番の翔大はピットロードに並びます。
奇数偶数の全車両がタイムトライアルを終え結果が張り出されました。
翔大くんは・・・
相変わらずタイムトライアルが苦手。。。1台欠場があり33台中33位(--;
その結果を持ってトップAセカンドBサードCの順番でABCに振り分けられ22台で予選レース
A・B-B・C-C・Aの2グループづつ2回走り2回走った順位のポイントで決勝・ディビジョンⅡに
振り分けられます。
翔大はCグループになりBC戦スタート、順調に順位を上げBC戦17位
次のCA戦18位で順位をあげました!(喜)
それからしばらくして集計が終わり運命の結果発表!
ディビジョン1から漏れディビジョンⅡに・・・
しかし、ディビジョンⅡでもう一度レースをして上位4台は決勝へ行けます!
この時の翔大はディビジョンⅡポール♪
そして迎えた敗者復活戦。
誇らしげに1位をアピールする息子。
ピットや観客席からは翔大への熱いエール。。。
お父さんやキッズ達まで。。。ほんとうにありがとう(TへT)ウルウル
そしてスタート!
ん?
こっちを見ていてスタートに遅れた翔大・・・・・やっぱり翔大っぽいです(汗
その後、順当に周回を重ねホームストレートを通る時声援を送ってくれるみんなへご挨拶♪
あほか!レースに集中しろや(--;
ほれみてみぃ3コーナー詰められてるやんけ・・・
何とか危なげなレース展開でしたが2位でゴールして決勝進出を獲得しました。
もうこの時点で、泣きだしそうです。
ピットへ帰ってくる翔大を迎えに行きトップ3台は車検へ
この時、簡易的にプラグなどのチェックがあるのですがこれがのちに大きな問題になろうとは
思いもしなかった。。。
この後プレ予選があるのですがその前に、ディビジョンⅡの決勝がありました。
ディビジョンⅡにはレースを一緒に走っている海斗くんが2位フロントローからスタート
海斗くんは今年カートを始めたばかりの小学校1年生なのですがぐんぐん速くなり翔大は
あっさり追い越されました(^^;
しかし、先程の敗者復活戦ではスターをミスし後退してディビジョンⅡへ落ちてしまい
悔しさのあまり大泣きしていました。
5台で争われるディビジョンⅡスタート!
先程の悔しさをバネにすごくいいスタートダッシュで1位に浮上、その後は独走状態で
文句なしの1位フィニッシュ♪ 海斗君おめでとう(^▽^)ノ
見ていて気持ちよかったです。
そしてキッズクラスプレ決勝スタートの為グリッドへ並びます。
翔大は26位からスタートです。
スタートを放置してあったスタンドを車検場に運んでいて見れず続々とホームストレートへ
帰ってくる集団・・・翔大がいない・・・
ずいぶん遅れて最終コーナーを回ってくる翔大。。。何があったんだ?接触か?スピンか?
結局この後、周回遅れになり青旗が振られました。
トップ集団の子たちと接触だけは避けてくれ天にも祈るような気持ちで見守ります。
でも、その心配をよそに上手にアウトへ逃げオーバーテイクされます。
教えたわけではないのにちゃんと自分の立場が解ってそれが出来るんですね。
それにまた感動して涙が出そうになります。
この後カデットクラスの決勝が行われ同じチームの実愛ちゃんが4番グリッドより出走
スタート直後1コーナーで激しい接触も冷静に走り順位を2番手にあげます。
途中3位との差がずいぶん開いたかと思うと背後に迫る時もありハラハラしましたが
1位のスリップに入りつづけ最終ラップここまで温存してきたパワーをさく裂し一気に
抜き去り1位でフィニッシュ!
こんなカッコいいレース見れて感動でまた泣きそうになりました。
そして最後に残されたはスーパーキッズ日本一決定戦!
1番グリッドには野村勇斗選手2番グリッド黒川史哉冨岡秀吾選手そして3番グリッド冨岡秀吾選手
その後も阪本郁久選手♪洞地遼太選手上田樹希選手といつもの仲間が名前を連ねます☆
翔大はプレ決勝の結果が最下位だった為、最後尾の28番スタート激しい接戦が各所で行われ
クラッシュ、リタイヤも続出。。。気がつけば翔大のマシンが遅い事に気づく
熱ダレしちゃったかな・・・
あ~また青旗が・・・
今回も上手に避けてオーバーテイクされて行きます。
正規周回の選手とクラッシュだけが心配でしたがクラッシュもなく無事にゴールして
全国大会を終える事が出来ました。
レースが終わった翔大は子供に戻って、用意されていたプールへいちもくさんGo!
レースの集計がされ表彰式までの間に整備や片付けをしているとプラグが手で動いて
1巻半で取れました。。。
車検の際プラグチェックで抜いた後、閉まってるものだと思いそのまま走らせた私のミスでした。
あの遅さは、あの周回遅れは全て自分のミスで翔大の頑張りを全て無駄にしてしまった。
それに気付き冷静になった瞬間に悔しくて翔大に申し訳なくて座り込んだまま泣いてしまいました
そして、プールから帰った翔大に車まで連れて行き事実を伝え謝りました。
涙が止まらない私を見て、『パパ泣かなくていいよ大丈夫』って。。。
翔大本当にごめん。。。
そして、一生懸命に私たちを決勝まで導いて下さったみなさま本当にすみませんでした。
すごく悲しく悔しかったですが今回このレースですごく大きな物を得たような気がします。
主催者様を含め全ての皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
※写真掲載に問題があればご連絡ください消去致します。