宅急便が来た。
嫁は、洗面所にいたので、私が対応した。
「ごみホルダーだよ。」
「ごみホルダー?」
「ペットボトルを入れようと思って・・・こうやってつかうの。」
「ふうん、今は、いろいろなものがあるんだね。」
考えてみると、ウチにはゴミ箱が台所に1個しかない。
ゴミ箱たくさんあればいいというものではないだろうが、結構極端な家かも知れない。
夜も、デンキは、1個しかつけない。
これは、1個で足りるからでもある。
家の設計時に、省エネのために、考えたことのひとつである。
部屋の空間を、なるべく連続させて、壁を白っぽいものにする。
空間率を大きくし、1枚あたりの壁面積を広いものにする。
デンキは、目的に応じて数種類使い分けられる構成にした。
来客があって部屋を明るくしたい場合などは、天井のシーリング。
そこまで光量が必要ない場合は、壁につけたスポットという具合である。
これによって、1個から数個の明かりで、フロアを全部を照らすことができるようにしたので、
電気代を節約できるのである。
また、お湯の配管がなるべく直線で短い距離になるレイアウトで配置することで、
蛇口をひねってからお湯が出るまでの捨て水の量を減らす工夫もしている。
そうした設計上の工夫の効果か、月の光熱費は平均で1万で済んでいる。
発注してあった、助手席側のシートレールが到着したので、ぴよたん(R1)に取り付けした。
電動のクソ重いシートではないので、腰痛くならずに済んだのは、幸いである。
CG、CSEなどの小ぶりの電動シートは、重いながらもあまり大きく無いので、なんとかなるのだが、
泣かせるのはやはりC-クラシック・・・嫁をして、一種の暴力であると言わしめるほど重くでかい。
他のCシリーズと内部構造も全く違うため、分解もかなりの重労働である。
でも、カッコいいからなぁ。
SR-6を助手席側に装着したことで、ぴよたん(R1)も、一応アルカンターラセレクション!?になった。
ついでに、リアの窓に貼るステッカーも製作して、貼り付けた。
R1とR2では、丁度ワイパーの停止位置が左右逆のため、2台並べると対になるレイアウトである。
いじっているときは良いのだが、ぴよたん(R1)あらあら仕上がってしまったなぁ。
「何かいじりたいの?」と嫁は聞く。
「うーん、まあね。」
「だったら、レストア用の車でも買ってくれば?」
「うーん、難しいところだね。いじれれば何でもいいってわけじゃない。
どんなものでも直せることは直せるけど、形だけじゃなくて機能が付随してくるからね。」
「というと?」
「コスト度外視ならいいんだけど。例えば、サイドシルが腐っている車があったとするね、
単に錆びの穴をふさげばいいだけだったら、簡単だ。でも、実際そうはいかない。
モノコック車のサイドシルは、ストレスメンバーだから、ちょっと良い鉄板を使ってる。
で、継あてして直そうとすると、範囲にもよるけど、溶接部が硬化したり、かどっちょを尖らせてあてると、
応力集中を起す。そうなると、継あてした部分から壊れる原因を作ってしまう。」
「ふーん。」
「もちろん、そんな細かいことまで気にしなくて良いケースもある。けど、簡単そうにみえて、そうはいかない部分もたくさんあって、
そこまで考えると、費用対効果のバランスで、ここまでいっちゃったら、ちょっとな・・・ってポイントがあるんだ。」
「なんで、そんなこと知ってるの?」
「機械の本職だからね。それくらい分かる。というか、いつもそのバランスについては考える羽目になる。
それとまあ、整備の本職に車のいじり方を習ったからだろうね。もちろん、理屈だけじゃない部分だってある。
だから、理想論オンリーにする気は無いけど、ゲンジツ論は出てきちゃうね。」
「そっか・・・」
「だからさ、まあ、おもちゃって点で言えば、何だっていいだろうけど、どうせいじるならやりがいのあるものって思っちゃうのね。
まあ、本当にやる気になったら、エスプリ エスゼロのスペック5エンジンでも起すよ。あれは、やりがいあるから。」
かつて、エスプリのクラブをやっていた頃に、入手したエスプリ用の907エンジン。
ヴォクソールLV220系のエンジンは、スペックがいろいろあるのだが、その中で、2リッターのスペック5エンジンは、
フケもパワーもバランスが良い。
私のぷりこ(エスプリS1)に載っているのは、スペック0、これはフェデラル仕様の一般的なエンジンで、排ガス対策強化で、トルク重視のセッティングだ。
カムのリフト量はそれなりにあるのだが、作用角が小さく、「尖った形状のカム」となっている。
スペック5は、もっと作用角が大きく、オーバーラップの大きなタイプである。
ぷりこ(エスプリS1)は、新車時のエンジンをOHナシで使えているので、そのままにしてあるのだが、
エスプリのエンジンは、同じスペック0とスペック5を1基づつ合計2基を予備エンジンとして、ストックしている。
まあ、予備とか用意しても、使ったためしが無いのだが・・・何故か、壊れないし、物持ちいいからなぁ。
なんか、オチがないが・・・
冒頭のごみホルダー。なるほど、こうやって使うのか。
嫁実家の水栓金具(要するに蛇口)を交換した。自分でやったが、水の側のテーパーネジがかたくて、緩めるのに時間が掛った。掛け声は、「うりゃ!!」よりも「どっこいしょ!!」のほうが、トルクが出る気がする。結局20分くらいで完了した。
サニタリー仕様のめっきだが、TOTOのこれは、めっきが厚い感じで、なんだかカッコいい。
これで、エコキュート関係の作業は全部終了である。
R1の整備書一式が揃った。全部揃えると、結構高い。結局R2とR1で年式が違うため、
それぞれ別にそろえるハメになった。
シート交換の済んだぴよたん(R1)室内の様子。
小さな車のため、シートがでかく感じる。
でも、デザインはマッチしていると思う。これでアルカンターラ!?仕様である。
後ろからだとレカロの文字が目立つ。
ぴよっち(R2)ステッカー施工状態。
ぴよたん(R1)ステッカー施工状態。両方とも彗星ヒヨコ仕様
庭の野菜の出来具合をチェックする、彗星ヒヨコ号親分。