EV通勤

　納車後、PPF（ペイント・プロテクション・フィルム）を貼りに出し、自宅に急速充電器を設置してようやく通勤の準備が完了。天候も悪かったり用事があったりとで昨日までにやっと3往復しました。
今週は雪も降ったので唯一のスタッドレス装着車両であるRS4でも通勤。毎日違うクルマで来て何やってるんだと思われているに違いない。



　通勤1号車のPoloは飛び石の被弾が酷くフロントはキズだらけなので通勤を始める前にPPFだけはやっておこうと初施行。ウワサ通りフィルムの施行痕とか境目とかほとんどわかりませんね。


さて通勤はルートにもよりますが片道約120km。テスラの航続距離は公称394km。
往復なんて余裕じゃん、と思ってはいけません。

テスラには充電モードが4つあります。
100%まで充電するMaxRange、90%まで充電するPerformance、80%までのStandard、そして長期間乗らない時用の40%充電を維持するStorage。実用の充電に使うのは最初の3つですが、このうちStandard以外は繰り返し行うとバッテリー寿命が低下すると言われています。
私はバッテリー交換プログラムに加入したので7年経てば無料でバッテリー交換できますが、あまり早くバッテリーを劣化させるとその分支払いが生じます。ただでさえ過走行なので他の方より劣化は早いと思われ、つまり通勤で常用するのは80%充電にしたいところ。その場合の航続距離は300km強です。

もう一つは過放電を防止するため航続可能距離が残り40kmの表示になるとPowerLimitモードに落ちてしまい性能が発揮できなくなります。できれば40kmを切る前に充電器に繋げたいところ。

300km-40km=260km
もう余裕はありません。

初日、Poloでの通勤と同じように加速し、同じ様なペースで走っていたところみるみる航続可能距離が減っていきます。途中であれ？やばいか？と思って節電走行にチェンジ。勤務先で100Vのコンセントで充電。帰りはほとんど追い越し車線に出ない節電走行。それでも自宅まで2kmぐらいのあたりで40kmを切ってコーションマーク出現！


2回目からはある程度のペースを保ちつつ残60kmぐらいで帰れるようになりましたが、Poloと同じペースでというわけにはいきません。職場で充電といっても100Vだと航続距離が40km増える程度。そこで職場の駐車スペースに200Vのコンセントを設置することにしました。車両に付属のコネクターは100V用なので新たに200V用のコネクターも購入。これだと計算上は180kmぐらい増えてストレス無く走れるはず。
う〜む、未来を感じるには金がかかります（笑）。いろいろと実験しているみたいで面白いけどね。

充電と言えばこんなニュースが報じられて一部で話題になっています。

6週間放置したら過放電でバッテリーが死んで交換に3万2000ドルかかったということです。
こうなってしまうのはテスラのシステムが未熟なのか、技術面での話はわかりません。
テスラが説明してないのが悪いという論調が多いですが、取説にもバッテリー残量が10%切ったら充電しろ。過放電すると永久に損傷する。その場合は保証しないと書かれています。納車時にも過放電しないように言われたし。だいたい前述したように長い期間乗らない時用の充電モードまであるのに6週間も放置するなんてネタのためにわざとやっただろうと思ってしまうのですが・・・。