AMC2016.17 RX-Vision

　東京モーターショーで彗星のように現れた、RX-Vision。未来のロータリーエンジン、スカイアクティブRを搭載し、復活するロータリーエンジンの期待を一手に受ける一台は、オートモビルカウンシルでも、その雄姿を見る事ができた。

　モーターショーにしろ、オートサロンにしろ、まーもう人が多すぎてじっくりゆっくり見る機会なんてなかったが、オートモビルカウンシルで、ようやくじっくりゆっくり、見ることができた。流麗なデザインが印象的だが、実はこのフロントバンパー下部の造形は、新型CX-5に適用されている。新型CX-5から始まる新世代スカイアクティブの究極は、もしかしたらRX-Visionに行き着くのかもしれない。

　間近に見る事が叶わなかったインテリアも、この場ではこの通り。クラシカルな3連メーター、刻まれるのは320km/h。パドルシフトではなくシフトノブが設けられているのは、当然MTであることの証。革で覆われたダッシュボードとセンターコンソールは、市販される場合には適用されるかどうか？

　やっぱりムラムラ来るのはテールからの姿。背中のくびれというか、なだらかな曲線というか…FD型RX-7にも負けず劣らずの美しい造形。ロングノーズは別にいいから、この後姿だけはそのまま適用してもらえると嬉しいなぁ…。