MFF.1 ロールスロイス

　英国が誇る世界最高級ブランドと言える、ロールスロイス。漆黒に運転手付き、というのがイメージだったのだが。どうやらそれも、変わってきているようで、白銀や金色に彩られるような一台も作られていて、それこそ中東の石油王をイメージするが…日本でもそういう一台が用意されているようだ。

　運転手付き、というイメージですら、最近はもう古いようで。レイスに始まった2ドアクーペスタイルは、レイスをベースにロードスターとしたドーンが誕生。もはやドライバーとしてロールスロイスを楽しめるように仕立て上げられているのがここ数年のトレンドだ。

　そうした兆候を示したら、日本のチューンド業界は黙っちゃいない。大径ホイールにちょっとしたエアロと、さらに個性的にワイルドに、仕立て上げてしまうのが日本のいいところでもある。元々オプションカラーなども多数あるだけに、チューニングに合わせてのボディカラー選びも一つアリだろう。

　まあ、個人的にはロールスロイスにガワだけチューニングいじるのは、あまり好きではないかな？いや、やっぱりロールスロイスやアストンマーティンのような、英国貴族が乗るようなクルマというのはそれで完成していて、自分だけの一台が欲しいならばメーカーに作らせる、というのが筋な気も。その気になれば、それも実現できるメーカーなのだから…まあ、ドレスアップの需要があるのは、わかりますけどね。