NISMO スポリセ　インプレッション

NISMOのスポーツリセッティングの展開が始まりました。
これからの導入を検討している方もいらっしゃると思いますので、
現時点までのインプレッションをご報告したいと思います。


(1)中間域のピックアップ向上
今回の目玉の一つです。リミッター解除されているかどうかの速度域まで
いかなくても、ちょっとした町乗りでハッキリとした違いがわかります。
フルアクセルでは、あまり違いが出ませんが、普段使うハーフアクセルの
ときのブーストの立ち上がりが鋭く、小気味いい加速をしてくれます。
最近のNA車にありがちな、アクセルに対してスロットルを意図的に多めに
開けるような小細工をしているのかと疑いたくなりますが、そのような
チューニングではないことは確認済みです。
チューニングしたことが体感できるのは嬉しいですね。


(2)クルーズコントロールの上限変更
ノーマルの107ｷﾛでは観光バスにも追い越されてしまい、ストレスが溜まり
ますが、もう少し上の速度域で巡航できるようになったので、長距離移動が
随分楽になりました。また、クルコン時はかなり燃費がいいので、うまく
使えば経済的です。


(3)ミッションプログラムの変更
通常モードのシフトスピードをRモード並にスピードアップして、
シフトダウンでのタイムラグがなくなったとのことですが･･･。
自分の感覚では、違いがよくわからないというのが実感です。
まぁ、サーキットでもRモードは使わないので、別にいいんですけど。（笑）
ちなみに、クラッチスピードも上げてよりダイレクト感を出して
いるんですが、こちらはハッキリ体感できます。
09モデルのプログラムをベースにしているんですが、交換前に比べて
明らかに変速ショックが大きくなりました。乗り心地が悪くなった
ということです。
ただ、これはノーマルの状態が相当良いレベルだったというだけで、
初期型の変速ショックと比べれば、全然マシです。



(4)ハイギヤードブースト
NISMOのECMを導入しても、ハイギヤードブーストは有効です。
ただ、ノーマル時よりもスポリセの方がブーストUPされているので、
ハイギヤードブーストをONにしても、大きな違いはありません。
余程のことがなければ、ハイギヤードブーストは使わないかな。



(5)高速域の伸び
基準車よりもハイフロー化されたV用タービンの効果がハッキリ現れるのが
４速吹けきりから５速、６速という超高速域です。
わずかなブーストUPとの相乗効果で基準車とは明らかに違う加速です。



まず、はじめはこんな感じです。