2014 M4チャンピオン東日本シリーズもいよいよ最終第4戦。
ここまでの成績は11位、5位、11位。
Aottiさんの御殿場完熟目的だった初戦はともかく、前戦の11位は正直イタイ感じで、残念ながらシリーズランキングはもはや上位を臨める状態ではありません。
ということで、「
なんとか1回くらい表彰台乗るぞ」的な気分で臨んだ最終戦。
結果、
2位!
必勝態勢で参戦してきた上に好調車両をひきあてた
Kozo Racing改に優勝こそ持っていかれましたが、30秒遅れの同一周回、単独2位は本当に上出来です!
ここからは
レースの振り返り。
車両抽選はあの人にお願いして21号車。たしかこれは
M4赤牛選考会の時のアタリ車じゃなかったけ?
ピット回数はいつも通り7回。
今回はAottiさんにスタートをお願いすることにして、スティント割は以下の通り。
青5分->銀5分->青25分->銀45分->青15分->銀5分->青15分->銀5分
タイトラや予選のないM4、後方スタートなので混雑する序盤をショートで刻み、2順目のロングスティントで一気にポジションを上げる作戦。終盤でポジションをどこまで落とさずに粘れるかがカギ。
練習走行はドライ。
先に出走したAottiさんは、トラフィックの加減もあってかタイムがえらく振るわず、56秒を切れない状態。
速いチームが軒並みが54秒台に入れてきている中で、この差はキツイなー、と正直ちょっと冷や汗。
自分で出走してみると、それほど悪い感じではなく、エンジンは普通よりちょっといいくらい。タイヤは特にフロントのグリップがえらく強めで、かなり速い速度域でコーナーに突っ込んでも余裕で曲がれる感じ。
ただ、右コーナーで少しでも舵角が残っているとエンジンの伸びが一時停止するようなエンジン音。
伸びないわけではないので、早めに向きを変えるつもりで走ればなかなかいい感じ。
気づいた点に注意して、スリップも使いながら走行。残り2周の時点で全体ベストとなる53.3xxを記録。
最終周で同じく校長車両の4号車に抜き返されましたが、なんとか戦えそうな車両です。
120分耐久レース:
スタートはセミウェット。
荒れ気味のレース序盤をAottiさんがうまくさばきながら、まずまずの好発進。21番手スタートながら5分で10位前後までポジションを上げて交代。
次の5分は私のスティント。ウェットのAPGは何度も走ってますが、なんというか
あまり味わったことのない滑り具合でした。水たまりができているような状態ではないのですが、コース全体に水膜を張ったような印象で、あちこちでハイドロが起きるちょっとやっかいな状態。併催のPetronusのレーシングタイヤのラバーの影響なんですかねえ…。
ラップタイム的にはかなりひどかったのではないかと思いますが、トラブルも大きなポジションダウン/アップもなくスティント終了。
続く第3スティントはAottiさん、長めの25分スティント。
思えばここからがこの日のツキを象徴する展開でした。
MCリナさんの実況によれば、この時点で9位。スティント後半はチーム「夢も希望もない」のトリバードさんと8位争いの様相。このタイミングでチーム紹介の場内アナウンスもしていただきましたが、「表彰台に上がるにはもっと順位を上げないと…」って、そりゃそーですわ。
雨が上がっていたこの25分の間にコースはドライに変化。難しいコンディションの中、Aottiさんがきっちり走り切ってくれたおかげでこのスティント終了時は8位。
続いて第4スティント、銀玉、45分。
1周前にドライバー交代した「夢も希望もない」の前でコース復帰できたので、おそらくこの時点で8位。
バトルであまりリスクをとらないようにしつつ、かつ、速いカートのスリップはきっちり使い、単独走行時はタイムアタックなみにチャレンジする、の繰り返し。
終盤、ちょっと前方にコースインしてきた3号車「アラフォーズ」を追走。ほぼ同じくらいのラップで周回していたので、なかなか差が詰められずジリジリ。
「アラフォーズ」が「Virtuals」の女性ドライバーに引っかかっている間に何とか真後ろまで追いついたものの、なかなか仕掛けるには至らず。
こちらも立ち上がりとストレートの速い「Virtuals」に引っかかり、なかなか攻略できずに四苦八苦しましたが、周回遅れがからんだ攻防でポジションをきっちり抑えて「Virtuals」はなんとかパス。
その後、「アラフォーズ」を真後ろで追ってみましたが、こちらは仕留められないまま、向こうがピットイン。
それにしても、コース上ではこの日1回か2回しか抜かれてないのですが、Kozoさんの4号車はちょっと圧倒的でしたなあ。後ろからコツコツつつかれるわ、先に行かせた後、スリップ効いてるのにビタ付けではついて行けんわ、速いヒトに速いカートじゃ手が付けられませんわ。(^^;;
なんにせよ、このスティントの間に
トップ争いに浮上した模様。
振り返ってみるとこれが大きかったですね。
3位争いのチームとはだいたい30~40秒くらいの差。ピット消化の状況がわからないので、実質順位はどうかわかりませんでしたが、30分ごとの経過(印刷、貼り出し)ではトップ、リアルタイムラップモニタでもトップ争いでした。
第5スティント、Aottiさんの走行中に
またしても天候激変。
しっかりウェットに変わりますが、これもAottiさん、そつなく対応。ウェットに変わったおかげで後続の3位争いグループとの差が縮まらなくなりました。
おかげでこれ以降のスティントは、
モニタ上ではKozo Racing改との一騎打ちの展開に。
もっとも、コース上で直接バトルになっていないので、ピットのたびに順位が入れ替わる感じ。
実際のところは、ピット消化のタイミングもあって、Kozo Racing改との差は半周程度で、うちが2番手。
そのままレースは進行。
4つ巴の3位争いが起きていたこともあって、3位チームに追い上げられることもなく、
2位フィニッシュ!
優勝はKozo Racing改。38秒差でメタリックブルー。3位争いの集団はほぼトップからほぼ1周差だったそうで、うちからは20~25秒差くらいですかね。
それにしてもようやくの表彰台、うれしいものです!
Ridel Cupの選抜チームやSmileMaxなどの全国レベルの強豪が何チームか欠場していることはありますが、結果的にシリーズを圧勝したPapaSamuraiさんより前でゴールできたのは本当に大きいです。
Aottiさん、ホント、ありがとうねー!!
続いてはM4チャンピオンシリーズ名物の
スプリント。
今回は前3戦とは方式を変えて、前のレースの順位で次のレースのグリッドが決定。これ、昨年と同じ方式ですね。
これでようやく「
後ろの果て」からのスタートではなくなります。
ということは、耐久レース2位なので、
フロントロー、アウト側のスタート。
しかも今回はなんとローリングスタート。ローリングスタートはやったことあるけど、フロントローからのローリングは未経験、ドキドキものですな…(^^;
第1スプリントは銀玉。
実はローリング開始前にグリッドで待っている間が緊張のピークで、足がガクガク震えてました。
動き出してしまえばやることははっきりしているので、さすがに震えは止まりましたけど。
視覚と聴覚をフル稼働して、ポールの4号車と3位の9号車、シグナルと25mラインとの距離と、コントロールタワーのオフィシャルさんの動きに全力で集中。おかげで初めてでしたがかなりいいスタートがきれたと思います。
3番手スタートの9号車をけん制しつつ、トップの4号車に離されないようにポジションどり。
スタートをきっちり決め、トップこそとれませんでしたが、こちらも
単独2位でフィニッシュ。
それにしても、このレースのコンディション変化も相当なものでした。
トップチェッカーを受けたタッキーさんも言ってましたが、ローリングの時の路面と、スタート後1周目の路面の具合が全く違ってました。まー、止まらんわ、曲がらんわ…。
第2スプリントはAottiさん。
第1スプリントの着順でグリッドが決まるので、またまた2番手スタート。
結果、4位。外から見ている限りだと、ほとんどブロックせずに周回しているところをBSコーナーでイン側に飛び込まれる感じ。ブロックできなかったのならやむなし、ブロックしなかったのならちょっともったいなかったですかねえ…。
第3スプリントは銀玉。
でしたが、ローリング中に天候悪化、急激に雨脚が強くなり、コースはさながら川のよう。
ローリング半周したあたりで赤旗。そのまま中止になりました。
中止は残念でしたが、チームによっては初カートのヒトタチもいらっしゃったようなので、賢明な判断でしょう。にしても、この数分で一気に全身ずぶ濡れ、まったくの
濡れ損ですな…(^^;;
KRPの車両とAPGに慣れる目的で参戦したM4東日本チャンピオンシリーズ、なんとか目的は果たせたのではないですかね?シリーズポイントはともかく、最終戦でちゃんと成績も残せましたしね。
全国クラスの猛者の方々を相手にするにはまだまだ修行が足りませんが、RBKFまで残り1か月ちょっと、最後まであがいてみます。
チームを組んで参戦してくださったAottiさん、ほかの参加チームの皆様、コーススタッフの皆様、イベント運営のKRPのみなさま、お疲れ様でした。楽しいイベントをありがとうございました!!