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2011年03月26日

黙祷、そして一歩踏み出す

黙祷、そして一歩踏み出す ■正直、不安でした。

■果たして、この時期にイベントを開催して良いのか? そして、こんな時期に皆が来てくれるのだろうか?

■心配は杞憂に終わった。時間になると30人以上の方がやってきてくれた。

■イベントを始めるにあたって真っ先に行ったのは黙祷だった。

■まさか自分が皆さんに「黙祷をします」という役になるなんて、考えてもみなかったことだった。

■もしかしたら参加された皆さんは、僕の機嫌が悪いのではないか? と思ったかもしれない。しかし違います。もう本当に、こらえないと涙が出そうでたまらなかったのです。特に朝、挨拶をさせていただいた時には。

■この日のために営業中止だったにも関わらず今回のイベントの意思に賛同してくれサーキットを開放してくれた袖ヶ浦フォレストレースウェイに心から感謝いたします。また同時にこうした状況であり、自らの問題も多く抱えているはずのスバルがこの日のために車両等の協力をしてくれたことに心から感謝いたします。

■そしてこの日集まっていただいた皆様。本当に心から感謝いたします。

■スバルのクルマを使って、「ぶつからない」「ついていく」を体感しました。この状況でそれを体感することにどのくらい意味があるのか? と思う人もいるでしょう。でも、これからもクルマは存在し続ける、だからこそ安全についても考えることを止めてはいけないわけです。そしてここで体感した安全が結果的には、燃料を節約することにもつながっている、ということもお話させていただきました。全ては個々に存在するのではなく、複雑に絡み合って成り立っているのです。

■佐藤正勝カメラマンが自ら、「クルマの写真をカッコ良く撮る講座」をやると買って出てくれました。笑いを随所に織り込んで皆を和ませながら楽しませてくれました。クルマを走らせなくてもできる楽しいこと、がそこにはしっかりとあることを、多くの人が知ったのです。

■そして僕らは最後に、全員で袖ヶ浦フォレストレースウェイの1周2.4kmを、自らの足で歩きました。マツダロードスターなら1分20秒くらいで走るその場所を、僕らは約30分かけて歩きました。

■みなそれぞれに想いを巡らせながら歩いたはず。クルマという機械の偉大さ、ガソリンというものの凄さと大切さ、安全の意味。そしてクルマ、という存在について…。

■何かが始まるときにはまず、我々の一歩がそこにある。

■もしかしたらもう以前のようにはならないかもしれない。もしかしたら上手く行かないかもしれない。もしかしたら…皆、何かしら不安があることは事実。僕もまた同じです。

■でも、とにかく一歩を踏み出さなければ始まらない。

■そして一歩を踏み出してみて、僕らは「これから」が始まったことをみんなで感じ取ったのだと思っています。

■少なくとも、僕にとってはとても大切な一歩でした。

■だからこのイベントをやってよかった、と思いました。

■もしかすると自己満足なのかもしれません。

■でも、それでも、この日、新しい何かが始まったことは間違いありません。


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Posted at 2011/03/27 23:55:34

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この記事へのコメント

2011年3月28日 0:01
「今出来る事」こういったイベントもその1つの役割なんだと思います。

一過性ではなく、長期的に復興支援できる環境を構築する為にも色んなイベントの役割は益々重要になるんだと思います。
2011年3月28日 7:23
確かに大きな事故や災害があって、救助活動が盛んなときに遊んでいる場合じゃないという雰囲気のときはあると思います。
しかしながら、生存者の救助が概ね終了した今、直接の関係者以外は一日も早く日常を取り戻し、被災者、被災地域を牽引していくべきだと考えます。

しばらく、色々なイベントの最初に黙祷を行なうことが多いでしょう。
これは我々の日常というものが尊い犠牲の上にあることを思い出させるということでいつまでも続けていただきたいことだと思います。

河口さんの気持ちに応えたレースウェイ関係者、スバルの心意気に心打たれました。
下手なCMよりもずっと響いてくるものがあります。
願わくば一過性のものではなく、息の長い被災者支援を考えていただければと思います。

乱文失礼しました。
2011年3月28日 11:16
賛否両論、私は否定的な意見を述べます。ある人が言う様に『生存者の救助が概ね終了した今、』確かに日本経済復興の為に被災地以外では何事も盛り上げていかなければならない!しかしまだ生きていると信じる家族がいる!生きている被災者は生きる為に必死だ!被災者の事を考えるとガソリンや電気を使うイベントは今は控えるべきだ!今だからこそ!って言うなら今じゃなきゃダメですか?今しか出来ませんか?と言いたい!どんだけガソリンが無くて困っている人がいる??被災者本人や親族、知り合いに被災者がいる人しか分からないんじゃないかな?
色々な考え方があって当たり前だと思います。なので私はこの時期にこのイベントには否定的な意見をおくります!
2011年3月28日 21:28
交通網も少しずつですが、回復しています。東北の港にも大型タンカーが入れるようになり、燃料問題も今週中にはかなり改善されるでしょう。 まだまだ本格復興には程遠い状況です、車業界では、東日本の部品工場の回復が進まない為、無傷の60Hz地域の工場がまともに稼働していません。勿論全力で、工場の再稼働に努力されていますが・・・

日本全体で見ると、ガソリンも電力も十分にあります。不足しているのは流通網と60Hz→50Hzの変電施設です。 開催可能なイベントはやれば良いんです。 関東で出来なければ、神戸も広島も長崎もイベントの開催に相応しい場所は幾らでもあります。甲子園や明日のサッカーは被災者の方の応援に為ります。「過度な自粛の自粛」「早期の経済回復」これが日本の為にも、世界の為にも、なります。
東北・関東での電力の問題は、ピーク時の使用電力量を供給量以内に押さえる事です。発想を変えると対策は変わります。 例えば24時間の有効活用。大電力を使用する工場の稼働を夜にする事、深夜に出来る活動を増やす事です。が、夏場には不足するでしょう、復活する火力発電所で補えますかね。

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