カリブの燃費が降下しっぱなしの今日この頃。
理由はエアコンの多用。窓4枚とサンルーフ開けたって暑いもんは暑い!
車検も迫っているし、やはり支出を抑えなければ…。
そんなわけで、
・開放的過ぎてエアコンは不要♪
・ハイブリットカーを脅かすほどの高燃費♪
・税金は年間たった約1,000円♪
そんな学生の味方、原付スクーターを購入することに。
予算があれば、まだまだ人気で社外パーツも多く、
振動も少なくて乗りやすい
リモコンJOG ZR evolutionが欲しかったのですが、
ヤフオクでも7~8万は確実に吹っ飛ぶし、
人気車な上、あんなに目立つ羽がついていたら
学校の駐輪場で知らないヤシにパクられそうなので却下。
そこで目をつけたのが
スズキのセピアZZです。
セピアとは、スズキが89年に発売したスクーターで、
かつては車名のごとく一世を風靡しましたが、
現在ではめっきり見かけなくなったマイナー車。
そのスポーツグレードに位置するセピアZZ(せぴあじーつー)は
7.2psを誇る力強いエンジン、フロントディスクブレーキ、
減衰力調整付きKYB製リアサス(年式による)を搭載する
なかなかにスポーティーなモデルなのですが…
何故か売れなかった悲しいスクーター。(当方主観)
セピアならマイナーで価格も安いし、
本来パワーのあるエンジンだから通勤快速には持って来いだし、
大きい羽がついていても何故か目立たないから駐輪も安心できる。
しかもちょうどそのころ、ヤフオクにエンジン快調なセピアZZが
1万円で出品されていることを知り、少し迷ったが入札。
他に入札者がなく1万円で無事落札。やったね!
次の休日にレンタカーを借りて、いざ、静岡から長野へ。
持ってきたの図。
タウンエース借りたのにフックがないもんだから縛るのに苦労しました…出品者がw
出品者の方がとても良い感じの方で、積載と固定を殆どやっていただき、
さらにはキャブレターの清掃なんかもやっておいてくれました。感謝です。
肝心の車体の方は結構“ヤレ”もありますが、まぁ許容範囲でしょう。
が!問題はその翌日に発覚する!!
翌日、市役所にてナンバーを発行し、自賠責と任意保険にも加入。
国に認められる完全合法な車両になったところで、
車両の購入に合わせてアップガレージライダースにて入手しておいた
中古のカメレオンファクトリー製のCDIを装着しました。
サイドのカウルを外して~
運よく入手できたカメファクCDI(絶版)を装着!
配線の処理はちゃんとします。
CDIというのは点火時期とかを制御するコンピューターのようなもので、
最近の原付はこの機械でレブリミッター=速度リミッターをかけています。
2stの元気な原付スクーターに乗ってる方、
一気に60km/hまで加速したのに、
そこからは「ウーン ウーン」と頭打ちするような感じで速度がまったく伸びない!
そんな経験はありませんか?それがリミッターが効いてる証拠ですよ。
あっ、くれぐれも道交法は厳守ですよー(棒読み)
「CDIも装着したし、これからは通勤快速として立派に働いてもらおう!」
そう思いながらエンジンをかけ、初ツーリングに出発。
ここで初めて、この1万円セピアがかなりの問題児であることが判明することに…
乗ってみて判ったんですが、変速がおかしい。
原付スクーターは、車でいうところのCVTみたいな機構で変速を行うんですが、
その辺の消耗パーツが限界を迎えてるみたいなんですよ…。
おかげで30km/hまでの加速じゃ、高校生の漕ぐ自転車にも負けそうだ…。
そんなことでは仕方がない!なんとかしなければ!
パーツを買ってきたの図。
左からドライブベルト、ハイスピードプーリー、ウエイトローラー(調整用に3パック)。
ウエイトローラーの上にあるのはランププレートという、
プーリーの裏側でがんばるパーツで、これは元から付いてたものを再利用。
どのパーツがどんな仕組みで動くのかはググってみてね♪
いろいろ組み込んでみたの図。
実際に目視で点検してみると、他にもセンタースプリングと
クラッチスプリングが怪しい感じで、やはり全快にはならず…
悲しいですが追加発注&購入するハメに。
そしてさらに、フロントのディスクブレーキのパッドが残量0であることが発覚…
友人から指摘が無ければ、知らずにローターまで研磨するとこだったw
パッドの交換はサビやら固着やらで、
自分の工具と経験と知識では太刀打ちできないと判断、素直にプロに依頼。
パッド、フルード、オイルシール交換、サビ取りなどで合計10,951円。
まさかブレーキだけで車体価格超えるとは…orz
そしてさらに、切れかけのヘッドライトバルブを高能率バルブに変更したり、
車幅灯のカバーを中古品がなくて新品購入したり…
以下が内訳です。
車体:\10,000-
CDI:\3,990-
クランクケース用スクリューボルト:\525-
ドライブベルト:\1,760-
ハイスピードプーリー:\6,090-
ウエイトローラー:\998-×3
センタースプリング:\500
左側ポジションランプカバーAssy:\2,200-
高能率ヘッドライトバルブ:\2,290-
クラッチスプリング:\1,200-
ブレーキOH:\10,951-
合計:\42,500-
トータルの約76%が整備代という罠ww
しかもまだ全快じゃないのよ!?
他にもマフラーの排気口が割れてたり、
メーター周りのカウルが割れてたり、
前後のタイヤがひび割れしてたり…。
さすがにタイヤは換えないとなぁ…。
加速のトロさの方は、やはり消耗パーツが交換時期だっただけみたいで
今ではメーターを完全に振り切るまでグイグイ加速してくれます♪
道交法は厳sy(以下略)
ただ今回は自分で殆どの作業が出来て、
その上特殊工具も持っていたからよかったですが、
「作業できない」「工具持ってない」人だったら最悪の結果だったな…こりゃ。
ちなみに、作業中使用した特殊工具を全部揃えるのに、
当方は\10,000-近く使っています。これにさらに工賃が加わったら…。
次回(があれば)に続く!