我が手を離れて・・・

本日の仕事帰りにそのまま車屋に直行、これをもってCA72Vのハンドルを握るのも最後になってしまいました。今まで１０年間（レストア期間の２年含む）ありがとう、辛い経験もあったけど楽しい思い出の方がいっぱい詰まった車でした。

そもそもこの車を入手した馴れ初めは、今日車を出した車屋さん（厳密にはタイヤ屋さん）の一角に検切れ状態で置かれており、社長に聞いたところ「車体もヤレてるしオイル漏れとかもあるけど直して乗ってくれるなら乗ってやってほしい」と。さらに一時期この車、検査切れるまで社長が乗っていたけど、社長がてに入れたのもある事情があって手に入れたとゆうこと。それは・・・元々のオーナーは社長の友人の息子さんが乗っていたもので、ある年にその息子さんが病気で亡くなられたそうです。その父親である友人の方は免許を持っておらず動かすことが出来ないので社長に託した・・・とゆう事情ありの車だったのです。なのでそれを聞いてしまった吾輩はこのまま腐らせてもイカン名車だし、ナンバーも当時ものナンバーで切らすわけにもいかない！とゆう妙な使命感が出てしまい、レストアして路上復帰させることを条件に車両の受け取りとなったわけです。

・・・そして路上復帰して８年、またもサビにより朽ちはじめてきました。機関部等は調子いいのですが、やはりボディとシャーシ部分のヤレが出始めちょっと吾輩のような素人では直しきれないレベルになってきたのと、これを直しても今までのように通勤で使うのをためらうのであればアルトバンとの同時所有は出来ないとゆうことでお別れの道を選ぶこととなった次第です。

今後は社長のところに返してあげたので、社長がきっちり直してくれるはずです！吾輩の手を離れても、まだこの車はリハビリして復帰し、まだまだ走り続けることでしょう。

あとはよろしくお願いします、社長！

そして、今まで本当にありがとう！元・我がCA７２V！！