悩ましい穴があった。
普通家屋にジュースの自販機が置かれているのは別に珍しくない。その家の子はいっぱい飲めてウラヤマシイナァーぐらいのもんだが、
空き缶を捨てるゴミ箱って、併設してる自販機とそうでない自販機がある。
ゴミ出しが完全有料化になってからは、自販機は有るけど空き缶入れは無いってパターンが増えた。
飲んだ後に空き缶を持ち帰るしか無いのが確実な状況で、
タバコの吸い過ぎで喉が渇いた、缶コーヒー買うべ。
でもこの後バスとか乗るし…空き缶持って歩き廻るのも何だしなー…となると、敢えて買わずに、空き缶入れが併設されてる自販機を見つけるまでジット我慢の子でいくか(´Д`;)
で、この穴なんだが…
普通の流れで考えれば、この中に飲んだ空き缶を捨てても…可って事に見えるんだが…。
さて?…昔の昭和風なコンクリ塀に、わざわざ穴を穿ってゴミ箱専用にダストシュートを作ってくれるような親切なお宅なんて在るのかなぁ?…って思っちゃった次第である…。
悩ましい…(´Д`;)
ここに放り込んで良いものかどうか…
既にワシは
BOSSを飲み干してしまっていた…
何故悩むのかというと、ワシはこれによく似た住宅設備が存在するのを知っていたから。
最近は殆ど無いが、世田谷や田園調布などの旧い大邸宅…あるいは在日米軍基地が建てた家族用一戸建て…通称「米軍ハウス」の外壁等には、こういった「穴」が空けてあって、冬の寒い季節になると、灯油だか重油だかを積んだ燃料配達車が、そこへタンクからホースで「チョク」に家屋のボイラー室だかに燃料を送り込んで、後日まとめて油代を払うという…おセレブさんちの外壁だけにある燃料注入口があったのだ。
だけどここは…
失礼ながらオセレブ度がやや薄目だ。クラウンじゃなくてクレスタって感じだ。
どっちかと言うと、空き缶放り込んだ瞬間にすぐ脇の門から股引にランニングシャツ姿のオヤジが飛び出して来て「クラッ!ウチの敷地にゴミ入れんな!」とか叫んで来そうな。
罠だよね。都会の罠。
穴の向こうは真っ暗。
しばらく佇む…
手に持った空き缶は2つに増えていた。
意を決して
ひとつをそ~っと入れてみる。
缶同士がぶつかる音。
て事は、先に入れた人がいるって事だから…OKなのか?
もひとつ残りの缶を入れてみる…オヤジは出て来ない。オバハンも出て来ない。
用心しつつ、後ずさりしながら去った。
よかったのか?
ワカンナイ(´Д`;)
Posted at 2011/04/28 00:02:58 | |
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不思議な場所 | 日記