ワイドトレッド化
1
タイヤを組み替えて2週間。乗り心地も良くなり、直進安定性も格段に向上し、よいこと尽くめになったんですが・・・・
一つだけ悪い点がありました。
タイヤ外径が大きくなったせいで、当然のごとく車高が上がりました。約3cm。
この数値はクルマにとってはあまり大したことないですし、また、バイクであればコーナリング中は車体をバンクさせるので、重心が車体に対して常に垂直荷重ですから、そんなに影響ないのですが、トライクは車体をバンクさせることがほとんど出来ないのでコーナリング特性が激変します。
車体が軽量なので、一番の重量物である人間を含めた重心位置がいきなり3cmも上がるのはタイヘンな事なのです。
交差点で左折しようとするだけで横転しそうになります。
慣れてしまえば、回転半径をイメージして、あらかじめ上半身を内側へ大げさに倒しておいてからターンを始めるのですが、時々、それを忘れてしまうんですね。
ホントに「あらかじめ」体勢を作っておかないといけないんです。
横Gがかかり始めてからでは、絶対に上半身を内側へ倒すことは出来ません。
交差点で片輪走行になってしまうとかなり焦ります(笑)
このままではいつかマジで横転しそうです。
意図的に曲芸走行するのにはいいですが(爆)
2
そこで・・・・・
前二輪のワイドトレッド化をします。
ワイドスペーサーをつけるのが一番手っ取り早いのですが、ハブの位置がそのままでタイヤ位置だけ外へ出すと、ハブベアリングに負担をかけてしまいます。
そこで、アームを延長しました。
片側60mm。両側で120mm拡大!
アームを中間でぶった切り、延長してます。
ただしそのまま延長したのでは強度的な不安があるので、パイプで作られているアーム内部に丸棒を通して強度を高めています。
ロアアームにはナックル支持部へ向けてさらに丸棒を溶接し、補強してあります。
ロアアームは平面的に見ると三角形の形状になっているので、途中で切って伸ばすと、伸ばした場所はストレートな形となり、ちょっと複雑な形状になります。
アッパーアームはちょっと曲がっちゃった・・・(笑)
あまり近くでみないで・・・って感じ。
3
これは施工前。
4
施工後。
さすがに迫力が出ました。
だけど、タイヤとボディが離れて隙間が多くなったので、泥除けなんかをつけてデザインに連続性を持たせたいですね。
走行フィールは・・・
さすがに横方向の安定感が増しました。バタバタせずにドッシリした感じ。
マンホールの蓋に片輪だけ乗った瞬間などは、これまではかなり大きく車体が揺さぶられてステアリングも取られて怖い思いをしていたんですが、それがかなり軽減され、足がしっかりとストロークしてくれます。
意外だったのは、足回りが柔らかくなったこと。
バネの取り付け位置は変えてないので、作用点が遠くなったことによるレバー比の関係で、柔らかくなりました。
交差点でもタイヤがインリフトしそうな感じがかなり減りました。
足回りが柔らかくなって、外にロールして粘る感じになっています。
重心の移動がかなりゆっくりになり、上半身が外へ吹っ飛びそうになる恐怖感も減っています。
しかし、ロールは間違いなく増えたので、今後はスタビライザーを付けたいですね。
ちなみにワタシのマシン、カウルがフレームの中心に来ていないんです(笑)
カウル中心に写真撮ると、写真の左側のタイヤが離れているように見えてしまうんですが、気にしないでくださいね(笑)
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