Hataのブログ一覧

NHGT参戦で初のDNS（Did Not Start）を経験した前回の開幕戦。
そういう経緯もあり、この第2戦が事実上の開幕ということに。
前回の苦い経験から、とにかく無事に終えることだけを念頭においていた。とはいえ、ウォーターポンプ交換から戻ってきた156の調子はすこぶる良く、十勝までの長距離でも快適とさえ言えるほどだった。

当然といえば当然だが水温の上がりも心配なく、高速では判で押したように80℃を指していた。

そして迎えたNHGT第2戦。
久々のクラブマンコース。

【フリー走行＆予選】
前回も走ってはいるけれど、水温上昇で満足なラップはない。
まずは各部をチェックしながら徐々にペースを上げる。
水温は問題ナシ。
やはり故障する以前よりもウォーターポンプが新しいためか
水温も若干低めなのが嬉しい。

自分自身の感覚も悪くない。

ところが・・・・
エンジンが何故か微妙な印象。
特に4速に入れてからの伸びが悪い。
その証拠にホームストレートで5速に入るタイミングが明らかに遅い。
昨年まではコントロールラインの2～30ｍ手前で5速に入っていたが
今回はラインを通過すると同時に5速に入る感じ。

明らかにパワーが出ていない。

とはいえ、これは初めてのことではないので慌てず騒がず。
以前はこれにずいぶんと悩まされたが原因は分かっている。
最近はだいぶ治まってきたが、またいつもの「持病」が出たに過ぎない。
そう思っていた矢先にお決まりのチェックランプ点灯。
こうなるとギアには反応するがアクセルを踏んでもほとんどレスポンスはない。

ピットに戻っていつものようにECUのソケットを入れ直す。
いつものようにチェックランプも消えて終了。

しかし今回はそれで終わってはくれなかった。
チェックランプは消え、いつものように「絶好調」になるはずが、
アイドリングは下がらない、しかも上も回らない、というさらにヒドイ状態になってしまった。
チーフメカのnaoさんがいろいろとやってはくれたが状況は変わらず。

時間はどんどん過ぎて行く。
フリー走行の2本目はキャンセル。
ちょっと原因が特定できそうになく、今回もDNSの気配が濃厚になった。
走れる状態にないのだから諦めるしかない。
昼食のために買っておいたカップラーメンのお湯でも入れようかと思っていたところ、
何故かいつもの耳慣れたアイドル音が聞こえる。
naoさんがECUのソケットをもう一度入れ直した、正確には上からもう一度「押し直した」ところ
一ヶ所「パチン！」と手応えがあったそうだ。

事態は急転、予選を走れることになる。

とはいえ、タイムは特に見るべきものではなかった。
予選タイムは145のときとそれほど違わないし、決勝のそれもベストの約1.5秒落ちと
散々な結果だったと言える。
トラブルを克服して予選、決勝と走ることはできたが
最初からあった「パワーが出ていない」エンジン不調に変化はなく、
ストレートでの伸びは車載を見直しても明らかだった。

しかし、一夜明けた今、昨日のタイムにいささかの失望もしていない。
むしろあの状態であのタイムなら悪くないとさえ思っている。
レースはとてもエキサイティングなものだったし、
クルマの不調も原因は特定できるのではないかと思っている。
私の予測が正しければ早いうちに昨年の状況に戻すことができる。
さらにウォーターポンプを新調したことで、水温に関しては明らかに改善されている。

そうなれば昨年よりも良いコンディションにできるかも知れない。

まずは来月のNHGTの前にあるEuro&World Cupあたりでテストしてみたい。