2015シーズンが始まった。
New Hokkaido GT series(以下NHGT)2015が開幕した。
実のところ、過去を振り返ると何故か開幕はあまりイイことがない。
頑張ってるつもりなんだが目を疑いたくなるようなタイムだったり、
トラブルが頻発するなど・・・・。
今年はオフにラジエター修理をしたし、
ブレーキも不安が残る。
タイムや順位より、まずはクルマのチェックが先決。
どちらかというとブレーキが心配なので、
少し早めにTS(十勝スピードウェイ)に到着し、
ドラミ前の11:00からの走行枠も走ることに。
結果としてこれがよかった。
ブレーキは予想通り、昨年の最終戦と同じだった。
ブレーキフルードは全量交換で臨んだが、
やはり1コーナーのフルブレーキングではクルマは真っ直ぐに進まず
右に右にと流れてしまう。
すぐにピットに戻り、辻斬りさんにお願いしてリアのパッドを交換してもらう。
といっても全部ではなく、ピストン側の一枚だけをノーマルに戻すというもの。
これはお世話になってる元GT‐200Rチャンピオンのタイヤショップ店長さんや
主治医から教えてもらった方法。
早い話、リアの効きを弱めて調整するというやり方らしい。
今のリアパッドは以前使っていたものが減ったため
たまたま見つけたエンドレスの「サーキット用」を入れたのだが
ひょっとしたら効き過ぎなのかも知れない。
【フリー走行&予選】
今回、ドラミで新しいフリー走行の提案があった。
「1本目は全クラス混走で、40分(いつもなら各グループ15分)とします」
一瞬ドラミ会場はどよめいたが、時間短縮の考えもあるようで
試験的導入のようである。
しかし、参加台数が35台程度とはいえ
全クラスとなるとタイム差も大きく走りにくいのではないか。
そんなことを思いながらコースに出る。
まずはブレーキチェック。
いきなりフルブレーキングではなく、少しずつ確認するように走る。
悪くない。
少なくともドラミ前の走行枠で走ったときの速度域では大丈夫。
一旦ピットに戻り、空気圧のチェックや減衰の調整などを行う。
いつもの15分のフリー走行ならここまでできないが
今回の40分ならこれらが余裕を持ってできる。
さらに参加台数がやや少な目ということもあってか
全クラス走行という割にはクリアラップも取れる。
この40分全クラス混走というのは意外とイイかも知れない。
この時点でベストの1.2秒落ち。
その後、フリーもう1本と予選を走ったが
ベストの0.6秒落ちというまずまずの結果。
ブレーキは完全に良くなったわけではないが
だいぶ良い感じになっている。
ラジエターをはじめとする冷却系は以前より良くなったかも知れない。
「かも知れない」という表現をしたのは、
昨日の十勝は非常に寒く、しかも風もあったからだ。
恐らく10℃を下回ったのではないか。
その気温では判断が難しいところではあるが、
少なくとも以前と同等な状態には間違いない。
【 決 勝 】
今回はグループ分けのアヤというもので、
レース自体はやる前からおおよその予想はついていた。
EURO2クラスのどぅーさんと私が走るBグループは
good-eyeさんがいるEURO1とSUPER‐Rが混走になるからだ。
つまりEURO2とEURO1&SUPER-Rとでは
タイム差があり過ぎてレースにはならない。
しかも、予選を終えたあたりから天候が急変。
空は曇り、あたりはどんどん暗くなっていく。
雨こそ降らないものの、時間と共にクラブマンコースは濃い霧に包まれた。
「決勝は全車ヘッドライト点灯でお願いします」とアナウンスが流れる。
スタートは割と得意なほうだが、今回はさらに「決まった!」と思った。
ところがミラーを見るとすぐ後ろにいたGTVのどぅーさんも同じくスタートを決めている!
しかし雨ではないが時折ワイパーが必要なほどの「微妙」な天気。
気温も低く、いつも通り攻めていいのか分からない。
正直「おっかなびっくり」で走る始末。
予想通りすぐに他のクラスのクルマは見えなくなり
昨年から続いているどぅーさんと私のトムとジェリー状態。
今回は私のミスで勝負がついた。
3周目の4コーナー、なぜかグリップが低く
突っ込み気味になったところにインを刺され前へ出られた。
ならば今度はこっちがプレッシャーを、と思ったが
昨日の私の走りではそこまでに至らなかった。
結局順位は変わらずEURO2クラス4台中2位でフィニッシュ。
0541RACINGの1-2フィニッシュだったから良しとしよう。
思えば昨年の開幕からのトラブル続きからようやく解放されたときは
もうシーズンも半ばになっていた。
そしてウレタン補強で大幅に変わったクルマの性格に慣れるのに
いわゆる手探り状態が続いた。
その手探りはまだ続いているけれど、
今回のレースでは一定の成果があったと思っている。
クルマに関しても減衰の調整は思った以上に効果が感じられたし、
空気圧もスイートスポットが分かった。
何よりどぅーさんやgood-eyeさんに後方からドライブを見てもらったことで
今後やるべきことがより具体的になったことは大きい。
昨日レースが終わったばかりだが
すぐにでも走りたい気分だ。
というわけで今月のEURO&WORLD CUPには参加の方向で調整中である。
いよいよ始まった!
さあ。今年も走るぞ!