さて、レヴォーグのエアーインテーク塗装剥げ2回目の一週間入院の間、我が家の代車はクロスオーバー7でした。
前回は、WRX STIだったので
若干の期待を寄せていましたが、今回はスバル唯一の三列シーターが相棒に。
(…本音を言えばWRX STIの方がよかっ…いや、やめておこう)
じつは密かに注目していた車種でありまして、もしも子供達がレヴォーグは狭い!限界だ!って反乱を起こした時に選択肢に真っ先に入れたい一台であります。
まぁ、スライドドアの箱みたいな車はやっぱり嫌なんです。
使い勝手とか乗降性とか積載性とか経済性とか考えれば素晴らしいのは分かりきってるんですがね…
毎日あっちを見てもこっちを見てもギラギラメッキの黒とか白とかの箱が走ってるのは…
…愚痴はこの辺にして(笑)
箱型ミニバンには勝てないですが、スバルらしからぬ居住性と走りを兼ねそろえた貴重な車種ですので、ワクワクです。
私以上にワクワクなのは子供達でしたが(笑)
そんな訳で、レヴォーグとクロスオーバー7という全くコンセプトの異なる、全く自己満足な比較の始まり。
今回は家族の意見もちょいちょい挟んでみました。
妻…車にはそこまで興味なし
息子1…小学2年生
娘…年長
息子2…1歳3ヶ月
<エクステリア>レヴォーグの勝ち
これに関しては、一目惚れ購入だったので勝ち目は無いですね。
ただ、エクシーガを車高上げてSUVの装備をいろいろ着けるだけで、こんなにもカッコよくなるのかと感心しました。
フロントバンパーのアクセサリーランプが好き。
妻「何この下のランプ、いるの?」
僕「……(゚Д゚)エー、かっこいいじゃーん」
<インテリア>レヴォーグの勝ち
インパネの造形や所々の質感は流石レヴォーグです。
ただ、クロスオーバー7のタンカラーは主張が激しいはずなのに、落ち着いた明るさがとても気持ちよく、オシャレでいいですね。
XVとかフォレスターなら似合うんじゃない?
収納は五分五分と言ったところ…
フロントシートは肩までサポート性の高いレヴォーグがいいです。
妻「シートの硬さが丁度いいし、タンカラーいいね!」「高級感はレヴォーグかなぁ」
<後席居住性>クロスオーバー7の圧倒的勝利
これは流石にレヴォーグに勝ち目はないです。レヴォーグでも十分快適ですが、スライド、リクライニング幅、3列シートのアドバンテージには歯が立ちません(笑)
フロントシートが低い事、シアターレイアウトのお陰で、凄い開放感でした。
3列目は子供達がルンルンで座ってました。
クロスオーバー7のすべてを読むと、後方からのクラッシャブルゾーンをしっかり考えて設計してあるので多少は安心です。
どのミニバンも3列目座ると、後頭部にはガラスですから、結構ゾッとします。
妻「やっぱり子供いると使い勝手はいいよね。広いし」
息子1「広ーい、足伸ばせるよー!」
娘「この車、私好きー」
息子2「スヤスヤ…」
僕「(・ω・`)ダヨネ」
<エンジン>うーん、僅差でレヴォーグの勝ち
これはまさに一長一短という感じ。
私の好みはレヴォーグです。
何気にスバルのNAは初体験でした。
レヴォーグは低速だとモッサリしたスタートの後、ズドーンと加速しますが、FB25は下のトルクが太くて、全体的に思い通りの加速が可能。
特に踏み始めと、交差点曲がった後の加速はとても自然でスムーズでした。
逆に高速域での加速は少しかったるく感じました。
低速や中速域が得意でトルクフル、扱いやすいFB25
中速域と高速域の加速がいいFB16DIT
という感じです。
妻「運転し易そうなのは明らかにこれ(FB25)だけど、助手席だったらどっちでもいい。」
僕「楽しいのはFB16DITだなぁ。」
<静粛性>意外とドロー
ビックリしたのは、クロスオーバー7が静かなこと。
レヴォーグも静かは静かですが、絶えずロードノイズがゴォォォォっと聞こえています。クロスオーバー7はロードノイズはほぼ気にならないので、3列目の人と普通に会話出来ちゃいます。
じゃあレヴォーグはうるさいかと言うとそうでは無く、レヴォーグはエンジン、排気音、外の音が入ってこないので静かなんです。
クロスオーバー7は逆にエンジン、排気音が結構聞こえます。でもうるさくはないです。
なのでドローですね。
理想は、エンジン音が適度に聞けて車内が静かなのがいいです。
妻「あれ?レヴォーグってタイヤの音大きかったんだね。エンジン静かなのに勿体無いね。」
僕「やっぱりタイヤの幅とか銘柄の影響は大きいのかな?」
<操作性>レヴォーグの勝ち
クロスオーバー7で唯一羨ましいのは、固定式のパドルシフトと、シフトレバーでの変速。
レヴォーグはステアリング連動だし、パドルが小さいので、よくスカします。
エアコンスイッチは慣れもありますが、クロスオーバー7は視線移動が多いですね。
S、S#の切り替えもやはりステアリングで行うのがスムーズです。
<ハンドリング>圧倒的レヴォーグの勝利
これは流石WRX STIと共同開発の強みです。
もう、全然違います!
そりゃ当たり前だろ!と突っ込まれると思いますが、ステアリングをスッと切った時に、大きく姿勢変化をしてワンテンポ遅れてグニャーっと曲がるのに比べ、レヴォーグはスッスッとキレッキレに思い通り曲がっていきます。
シートも影響しますが、姿勢変化が少なく身体がぶれないので結構安心して曲がれるのはレヴォーグです。
これは速度関係なく、圧倒的にレヴォーグの方がハンドリングに優れます。
後は直進性があまり良くないので、修正舵が多い印象です。
妻「曲がるとなんだか、うわって思う。これは嫌かも」
子供達「キャー、後ろの感覚全然違うよー。」
<乗り心地>好みなのはレヴォーグ
一般的に言えば、クロスオーバー7の乗り心地は丁度いいです。
スバルの足回りは結構硬い車種が多い中、丁度いいしなやかさを持ったいいサスだと思います。
ただ、うちの家族には合わなかった…。
運転手含めて酔ってしまいました。
レヴォーグは、中、高速域はビシッとしていてトントンといなす感覚があります。ただ、低速だとユッサユッサ身体が左右に揺れる事が多いです。
クロスオーバー7は、しなやかなので街乗りや中速域まではいいのですが、うねりが続く道や高速域や峠道だと結構ユラユラした感覚が残るので、硬めが好きな我が家は酔いやすいのです。
ただ、何回も言いますが一般的には乗り心地はいいと思います。
妻「なんか頭がゆっくり揺れるからダメ、酔うわ。硬い方が安心感あるね。レヴォーグは遠出したくなるけど、これはちょっと…」
息子1「ねぇ、何かちょっと気持ち悪い…」
娘「凄い優しい乗り心地ー!」
フィット時代に履いていたスポーツサスペンションのせいか、私の教育の賜物か、妻と息子1は硬い乗り味に向いています(笑)
ただしそんな妻でもWRX STIまでいくとレッドカードだそうです。
<コスパ>クロスオーバー7の勝ち
コスパに関しては、クロスオーバー7に軍配。基本設計が古いとかいろいろ言われてますが、エンジン、乗り心地のいい足回り、アイサイトも、シートヒーターも、流行りのSUV調の装備も、AWD性能も、色んなものが標準装備で280万円切るんです。
こんなコスパのいい出来た車はもう出ないですよ。
どうにかアウトバックやフォレスターをベースにフルモデルチェンジして長く続いて欲しいと思います。
二台を比べると、車のコンセプトの違いが改めて面白いと思いました。
レヴォーグはやっぱりスポーツカーにワゴンをくっ付けた、走りに特化した居住性もそこそこな使い勝手のいいステーションワゴンです。
個人的にはグランドツーリングカーで無くてもいいと思っています。
クロスオーバー7は多人数でゆったり楽しく走る車ですね。タンカラーのシートは好きになりました。
やっぱりレヴォーグがうちの家族には合うな。
長く乗りたいなぁ。
…子供達の反乱が起きないことを願おう(笑)
頑張って働こう。