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まさだのブログ一覧

2008年10月25日 イイね!

大型特殊免許(大特免許)の一発試験 その7 合格編

大型特殊免許(大特免許)の一発試験 その7 合格編 5回目受験日(7/10)
コース:2コース
結果 :完走 → 合格(90点)


 「大特なんて簡単だろ。スピードは大して出ないし、後輪操舵は昔仕事でフォークリフト乗ったことあるから、感覚身についてるし!」

…などと、結構簡単に考えていた大特一種の試験に4回連続で不合格になってしまい、茫然自失・意気消沈している中ですが、こうなったら意地です。

 
 というわけで5回目の試験です。
 今日の試験官は年配のAさん。(←イニシャルではありません)
 余談ですが、岡山県運転免許センターは試験係の受付と試験官は交代でやっているようで、受付専従の方というのはいらっしゃらないようです。Aさんは大特の試験時にはほぼ毎回受付におられて、申請の時にはよく顔を合わせます。寡黙な方なのですが。時々、「今回は頑張ってよ」と声を掛けてくださるのがうれしかったのですが、試験官がAさんで内心ラッキーと思ったのもつかの間、受験の説明が終わったあと他の受験者が・・・

 「うわ、今日の試験官Aさんかぁ、こりゃ落ちたな・・・」




??へ??Aさんって厳しいの?・・・・・・


 今までAさんに一度も当たらなかったので知らなかったのですが、どうやらAさんは厳しいらしいです・・・
超ショック&ブルー・・・・・・


 ま、試験官が誰であっても合格基準は同じだし・・・と思って、気を取り直して、早速受験です。

 
 今日のコースはもう既に走り慣れた(笑)2コースです。
 気をつけるのはふらつきと加速不良です。

 

 で、走り終えて発着点に到着したときの自分の中での感触は「まあ、今度はイケただろ」って感じ。
 大きなミスはなく、速度のメリハリも付けられたし、あとはふらつきをどれだけ採られてるか・・・

 Aさんから講評をいただきます。
Aさん:「よし!ええでしょう! ほんなら、発表までちょっと待っとって!」





・・・それだけ!?
こりゃ受かってるのか・・・ドキドキ・・・


 11時半に技能試験合格発表を行う案内の放送があるので発表板(電光掲示板)の前へ。

放送 「ピャラララ~ラ~ラ ラララー ピャラララララーラララララ~(←イントロミュージックww) それでは発表いたします。発表板の前にお集まり下さい」



ドキドキ


ピカッ (501)  ←私の受験番号
よぉぉっしゃ~合格ぅ!!

 すぐに1番窓口へ。
受付「合格ですね。点数を知りたければお教えします。まさださんは90点です。」
 90点か~!けっこう良かった!
 でも、今までと走り方はそんなに変えてなかったんだけど、今まではなんだったのかな~・・・

 ま、何はともあれ合格合格!!
 すぐに交通安全協会の窓口で免許交付手数料(2100円)と交通安全協会費(あくまでも任意)を支払ってから、いったん免許センターを出て近くの(といっても7キロほど離れている)スーパーへ行き昼ごはんを調達後、すぐにセンターへ戻ってご飯を食べながら免許用写真撮影を待ちます。

注:岡山県運転免許センターは山の上の方の、ものすごく辺鄙なところにあります。センター内に売店と食堂はありますが、値段が高めなので安く済ませたい方は事前に買ってこられたほうがいいと思います。幸いセンター付近は緑の多い絶好の環境で、建物前の芝生もきれいなので、外で食べてもいいと思います。
 あと、運転免許センター内にはATM等はありません。(近くに金融機関まで行くのに、山を下りなければいけない)お金は余裕をもって準備しておきましょう。
 
 14時から写真撮影。学科試験に合格した人と一緒に撮影なので長蛇の列。技能試験合格者はその最後の方です。交付は学科合格者よりも早いんですが・・・
 20分ほど待っていると放送で呼ばれて、窓口へ免許を受け取りに行きます。
いよいよ免許証とご対面!!大特の文字が燦然と輝いています!!
う~ん、ここまで来るのに苦労した・・・(しみじみ


 さて、これで合格めでたしめでたし・・・・・・
 ではありません!次なる戦い、大特二種免許取得への道はすでに始まっています。
 岡山県運転免許センターでの大特の試験日は火曜日と木曜日、仕事の休みと合うのは7月22日火曜日。
 え~い、日にちをあけずにこの勢いで行ってやれ! 22日午前の試験を予約して帰りました。

(大特一種編はこれにておしまい。大特二種編近日公開予定。乞うご期待)

取得に要した費用
試験手数料    2950円×5回 = 14750円
貸車料(場内試験)1650円×5回 =  8250円
免許交付手数料              2100円
写真代(申請書用)             700円
計                   25800円
(その他、運転免許センターまでのガソリン代、高速代など)


↓↓合格までの流れについてはこちらをどうぞ↓↓↓↓(青文字をクリックしていただければ、それぞれの内容にジャンプできます。)
その1 一発試験って何じゃ?編(教習所ではなく試験場で受験する「一発試験」「一発免許」とは何かについて
その2 大特って何じゃ?編(大型特殊車両とは何か、岡山県運転免許センターの大特試験車について)
その3 準備編(受験への準備について)
その4 初受験編(1回目の受験・技能試験の開始まで)
その5 不合格編(1回目の受験・技能試験の不合格発表まで)
その6 悪戦苦闘編(2~4回目の受験と不合格)
その7 合格編(合格と合格後の段取りについて)


↓↓大特二種免許の取得記 こちらもぜひご覧下さい↓↓
大型特殊第二種(大特二種)の一発試験 その1 基本編
大型特殊第二種(大特二種)の一発試験 その2 受験編
2008年10月10日 イイね!

大型特殊免許(大特免許)の一発試験 その6 悪戦苦闘編

大型特殊免許(大特免許)の一発試験 その6 悪戦苦闘編 ずいぶん日にちが飛んでしまいましたが、前回9/4のブログ「不合格編」の続きです。その後の不合格バージョンをダイジェストでお送りいたします(笑)。


2回目受験日(5/15)
コース:2コース
結果 :完走 → 不合格(60点)

 前回と打って変わって、天気は最高でした。やっぱり天気がいいほうがいいです。
 今回の敗因はスタート地点にありました。
 乗車の手順・発進の手順をしてさあ発進!! ・・・というところで、私の視界の片隅で、試験官席に座った試験官の右足が動き、ブレーキを構えるのが見えた!!

「えっ!?俺なんかミスってるっけ?」

 と、思いながらよく考えると、この車は大型特殊車。ということは前方の作業器具(バケットとアーム)を上げなきゃいけないんじゃないですか!
「やべ~!!」
と思いつつ、顔には出さずに、ハンドブレーキを引いてギアをニュートラルにしてから、おもむろにバケットとアームを持ち上げます。

 動き出していないのでおそらく減点にはなっていないはずですが、これですっかり平常心を失ってしまい、気をつけようと思ってたこと(ふらつき、交差点確認)はすっかり頭から抜け落ちてしまい、前回同様の走りをしてしまいました。

 ただし、前回大失敗した方向変換は、今回は見事一発で成功。
・完全停止する前にハンドルを真っ直ぐにする。
・方向変換スペースの長さをフルに使い、できるだけ車をスペースに対して真っ直ぐにする。
・死角部分を頭の中でイメージし、できるだけ車輪を外側に寄せる。
・・・といった点に注意しました。

 で、完走はしましたが、結果はやっぱり不合格。試験官からの講評もほぼ前回同様、「車の動きを正確に捉えて下さい(=ふらつきが多い)」ってことでしたが、今回はさらに・・・
「ところどころで交差点確認をされてなかったのはご自分で気づかれましたか?やはり交差点確認は全ての交差点でするようにして下さい。」
との講評をいただきました。スタート地点での失敗でテンパってしまって、3~4箇所交差点確認をしてないのをきっちりチェックされてたようです。
 点数が前回より5点落ち。ショックですが、あれだけ確認を落としたら仕方ないかな・・・



3回目受験日(6/12)
コース:1コース
結果 :完走 → 不合格(65点)
 
 この日は初めての1コース(写真参照)。
 今回の目標は・・・
 ・速度の出しすぎによるふらつきに気をつける。
 ・交差点確認を忘れない。
 ・作業器具の上げ忘れに気をつける(爆)
 ・・・ってことでしたが、1コースのコース取りのほうに頭がいってしまい、なにやら怪しい雲行き・・・

 コースの詳細は写真を見ていただきたいのですが、まずAの発着点を出て、B(10番交差点)を直進、C(31番交差点)・D(35番交差点)を右折し、Eで方向変換をします(2コースと方向変換する向きが逆になる)。
 方向変換するとDを左折、Cを右折し、F(2番交差点)で一時停止します。ここは右折禁止、左側に二輪試験用の採点塔(っていうのか?)があり見通しが悪いので、よく確認しながらゆっくり発進します。
 外周を回ってB左折、G(信号交差点)・H(53番交差点)を右折して、踏切を横断。I(56番交差点)→J(51番交差点)→K(52番交差点)までは狭路なので1速でゆっくり。
 Kを右折しL(4番・見通しの悪い交差点)を左折、O付近の障害物を進路変更してよけ、P付近の直線で指示速度(15~20㎞/h)を出します。F・Gを左折後、M(黄点滅信号交差点)を右折、N(5番交差点)を右折して発着点に戻ります。

 今回最大の事件は試験も終盤に差し掛かり、私の心に「今回は行けるんちゃうか?」という邪(よこしま)な気持ちが起こり始めたころに発生しました。
 Gの信号交差点からMへ向かう際、G左折中は徐行 → 右合図・ルームミラー確認・右ミラー確認・右後の死角確認・左後の外輪差確認 → 右折車線へ進路変更 ・・・を1速のままゆっくり走っていると、試験官からの恐怖の一言  
  
    ↓

「加速しましょう!!」

か、か、か、加速不良じゃ!!
ふらつきを気にしすぎた!!

※注 
 加速不良というのは文字通り加速が十分でなく、円滑な交通の流れを阻害するということです。指摘が1回だけならいいのですが、2回目を言われると減点の対象になります。
 道路交通法は安全かつ円滑に道路を走るということを目的としているので、加速せずチンタラ走るのは、道路交通法の目的に合致しないということになります。
 
 そこで見事に動揺して大崩れ!N右折のための進路変更の確認をせず、進路変更もNの一車長手前付近でようやく中央線に寄せる始末。もしここまでにふらつき小(10点減点)を2回採られていたとすると、MからNへのこれらの失敗だけで交差点変更遅などで15点ぐらい減点されるはずなので、もうアウトです。

 グダグダになったまま発着点着。試験官からの講評をいただきます。
試「途中までは良かったんですけどね。スピードを抑えるところは抑えてたんですが、やっぱり加速すべきところでは加速しましょう。それから最後はなんだか適当になっちゃいましたが、きちんと確認・進路変更をしましょう。」

 へぇ、仰せの通りでごぜぇます・・・(泣

 それにしても、まさか加速不良を採られるとは思いませんでした。速度の出し過ぎによる車のふらつきを気にし過ぎました。
 しかし、G→Mの距離で加速しすぎると、Mの30m前までの中央線への寄せが間に合わなくなりそうだから、考えた上での速度だったつもりなんですけどね・・・


4回目受験日(6/24)
コース:1コース
結果 :完走 → 不合格(65点)

 そろそろ暑くなってきました。7時の開門直後にコースに入って下見をしようと思いましたが、この暑さにめんどくさくなって、結局8時ごろ到着。
今日のコースは2コース。ちょっとラッキー。(前回は1コースでひどい目にあった・・・)

 んで、結果から言うといつものように完走して不合格でした。試験後の講評も「車の動きをきちんととらえて下さい。」(=ふらつきが多い)

 前回よりもスピードを抑えてたつもりなんだけどなあ・・・
どうもまだふらつきが大きいらしい・・・

 一発試験では、落ちた理由がわからないうちは絶対に受からない・・・と聞いたことがありますが、現在の私は、理由がわかっているのに、それに対応することができていないってことですね。もうなんかどうすればいいのかわかんなくなってきた・・・

 今回最もショックだったのは、試験に落ちたことそのものでなく、家に帰ってから嫁さんからのこの一言

   ↓
「また落ちたの!?」





また落ちましたが、何か?

↓↓続きは下記リンクから↓↓(青文字をクリックしていただければ、それぞれの内容にジャンプできます。)
その7 合格編(合格と合格後の段取りについて) 

↓↓「その6」からご覧になっている方は、まずこちらをどうぞ↓↓
その1 一発試験って何じゃ?編(教習所ではなく試験場で受験する「一発試験」「一発免許」とは何かについて
その2 大特って何じゃ?編(大型特殊車両とは何か、岡山県運転免許センターの大特試験車について)
その3 準備編(受験への準備について)
その4 初受験編(1回目の受験・技能試験の開始まで)
その5 不合格編(1回目の受験・技能試験の不合格発表まで)


↓↓大特二種免許の取得記 こちらもぜひご覧下さい↓↓
大型特殊第二種(大特二種)の一発試験 その1 基本編
大型特殊第二種(大特二種)の一発試験 その2 受験編
2008年09月04日 イイね!

大型特殊免許(大特免許)の一発試験 その5 不合格編

大型特殊免許(大特免許)の一発試験 その5 不合格編 8/25のブログ「初受験編」の続きです。
(写真は大特試験車の運転席後方から撮影。このようなかなり高い視点です。)


 前の受験者が試験車を降り、いよいよ私の番です。



◎発進するまでの順番(手順)

①車の前後左右の安全確認
(左サイド→後→右サイドに出る前に前後の安全確認→右サイド→前→左サイド→車の下の順番)

②前後の安全確認をしてドアを開ける
 岡山県の大特試験車は左側から乗り込みます。左ハンドルではなく、写真の通り中央にハンドルがあり、試験官は右側の席に座っています。

③車外のはしごを登って運転席に着座
 運転席のフロアは地上約1.5mぐらいの位置にあるため。
 ちなみのドアは後ヒンジで、運転席へ上がってから振り返ってドアを閉めます。

④座席の位置(前後、背もたれ)を合わせる
 前後はクラッチペダル(クラッチペダルがない車の場合はブレーキペダル)を床いっぱいまで踏み込んで、膝が少し曲がる程度。背もたれは肘が少し曲がる程度。
 注:ここで問題が発生。ハンドルを適切な位置にするとペダルが遠い、ペダルに合わせるとハンドルが近過ぎて、ブレーキを踏む足に当たる・・・ 仕方なく、なんとなく違和感があるポジションのまま。

⑤ルームミラー、サイドミラーを調節
 サイドミラーは調整ができないので、一通り見るだけ。
 ま、これを見て実際に安全を確認しなければいけない状況はないからいいか・・・ 

⑥そして運転者が同乗者に聞くこのセリフ
 「ドアロックとシートベルトはよろしいですか?」
 注:・・・これ、別に聞かないからといってどうこうと言うわけではないのですが、運転者は同乗者の安全にも責任があるということで、一応確認します。

⑦ハンドブレーキがかかっているか、ギアがニュートラルの位置にあるかを確認し、フットブレーキを床いっぱいまで踏み込んでエンジンを始動

⑧前方の作業用具(試験車の場合はバケット)を持ち上げる。
 発進時の手順で、他の車と大特の最大の違いがここです。
 これは車によって個別に操作方法が違うので、確認しなければいけません。
 試験開始前の説明では、試験官から車の操作で分からない点があれば聞くようにとの説明があるので、じゃあと思って試験官に・・・

まさだ:「バケットの上下がこのレバーで、アーム上下がこれですね?」
試験官: 「・・・・・・・・・そうですよ?」
   (↑ハア!? 何今更そんなこと聞いてんだよって感じで)

 ・・・わからなければ聞けって言うたやん・・・(涙 初めて乗る車なんだからさぁ・・・

 軽く凹みつつ、3本あるうちの一番右のレバーでまずはバケットを最上部まで上げ、次に一番左のレバーでアームを操作、バケットが地上50cm(ぐらいであろうと思われる位置)まで上げます。

注:ほんとは一旦バケットを少し上げてからアームを正しい位置まで上げ、それから再度バケットを最も上の位置まで上げるという、3アクションで行うのが正しいという説もありますが、私は2アクションでいきました。 

⑨発進の手順をする
・発進の合図(右ウインカー)を出す。
 ちなみにこの試験車、一般的な車のようにハンドルを戻してもウインカーが戻らないので、交差点を曲がるたびにいちいちウインカーレバーを戻さなきゃいけません。合図を戻し忘れて走るのは減点になります。
  ↓
・ブレーキを踏み込んだまま、チェンジレバーを1に入れる。
 この時はきちんとブレーキを踏んでおかないと、1に入れた途端に車が動くことがあります。試験車はセミATなのでクラッチペダルはありません。
  ↓
 ・ハンドブレーキを解除
  フットブレーキを踏み込んだままハンドブレーキを解除。
  ハンドブレーキは昔の車に多かったステッキ式(ダッシュボード下にレバーがあり、レバーをひねるとブレーキが解除される)です。
  ↓
・車の周囲の安全確認
  左後→左サイドミラー→ルームミラー→右サイドミラー→右後ろの順で車の周囲の安全を確認。
  この順番には意味があり、車は路端(道路の端)から発進するので、発進していく側の確認を後にします。
   ↓
 ・そして発進
  やっと発進します(あ~長かった・・・)


◎走行中

 走り出して思ったのは・・・
①練習で使った車より車幅が広く、中央線や左端にどれぐらい寄せたらいいかわからない。
②さらに高さも高いため、地面が遠く感覚がわかりにくい。
③やはりふらつきが大きい。
といったところです。
しかし、戸惑いつつも内心「お、これぐらいならいけるんちゃうか?」という甘い考えが起こってきました。

 ところが大問題が発生したのが方向変換です。
 当日の試験コース(2コース)は車の左方向へバックしていく「左方向変換」でした。
 実は前の受験者が方向変換の際2回切り返しをしていたため、なぜこんなにハンドルの切れがよく、後輪操舵で取り扱いのしやすい車で切り返しするんだよと、内心
「な~にやってんだよ(プ 」
と思ってたんですが、甘かった!!!!!
 試験車には一応パワステは付いてるようなのですが、普通の車のような据え切りが全くできないのです。それを知らなかった私は方向変換スペースに車が入った時点でハンドルを左いっぱいに切ったままにしていたのですが、右に戻そうと渾身の力でハンドルを切っても戻らない!!
 左に切ったままなので、当然入ってきた方向に出ようとする試験車。短い距離&ゆっくりした速度の中で懸命にハンドルを右に切りますが、ほとんど切れずもとの方向に戻ろうとします。
やっべ~!!!
 ・・・という表情をするのはまずいので平静を装いつつ(内心泣きそうになりながらwww)、切り返しを試みます。幸い、出て行くスペースの反対側にかなりスペースを開けたので(注:後輪操舵のため、普通の車と逆側にスペースを空ける)、その空間を利用してチマチマ前後させてなんとかハンドルを真っ直ぐにしようとします。

 ちなみに切り返しをするときの手順は
①ギアを1速に入れる。
②車の周囲(左後→左サイドミラー→ルームミラー→右サイドミラー→右後ろ)と出て行く道路(左右)を確認する。
③ハンドルを右に切って、方向変換スペースの中の今いる場所と反対側の路端の中間程度のところまで前進する。
④今度は左にハンドルを切り反対側の路端までには車を直角にする。
⑤後退の確認(左後→左サイドミラー→ルームミラー→右サイドミラー→右後ろ)をしてまっすぐバックする。

 8/25のブログにも書きましたが、方向変換スペースを取り囲むポールに接触するとアウトです。
 切り返しをすることそのもので即試験中止とはなりませんが、減点の対象になり、また回数には上限があります。

 切り返しを試みること5回、ようやくタイヤが少し真っ直ぐになってきた頃を見計らって、右への脱出を試みます。
 右後輪が左側縁石に当たらないか、左前輪が左側路端の縁石に当たらないか、慎重に確認しながら(実はほぼ当てずっぽう)に出て行きます。

 ・・・・・・なんとか脱出成功!

 しかしその後は、方向変換で動揺してしまい、交差点確認をところどころで忘れ、また交差点での左折前の進路変更が十分ではなかったところも多かったりして、どうにかこうにか発着点に戻ります。


◎車を降りるまでの順番(手順)

 発着点に戻ると降車するまでの手順を行います
①発着点のポールに車の先端をあわせて止める。
②フットブレーキを踏んだままハンドブレーキをひく→ギアをニュートラルにする。
③作業機具を元の状態にする
 アームを最も下の位置に下げる→バケットを地面に設置させる(あまり勢いよく接地させないほうがいいでしょう)
④エンジンを止める
⑤シートベルトを外し、座席を一番後ろまで下げる
⑥車の中から前後を確認し、ドアを必要最小限開けて降りる。降りる際は体の向きを変えて、車側を向いて降ります(「はしご降り」)。
⑦ドアを閉める

 車を降りると車に再度乗り込み(もしくは車のそばで)、試験官の講評を聞きます。

試験官(以下「試」):「はい、まさださんね、最後まで走っていただいたんですけど、残念ながら
  点数がなくなりました。安全確認はきちんとされているんですけど、もう少し車の動きをきちんと
  捉えてほしいなと思います。」

まさだ(以下「ま」):「方向変換がだめでしたか?」
試:「方向変換はまあ仕方ないです。もうちょっと切り返しの回数が多かったらだめなんですけど。
  それよりも全体的なことです。」
ま:「ふらつきが多かったですか?」
試:「まあそうですね。それも含めて車の動きをもう少し正確に捉えていただきたいです。」

 自分なりに正確に捉えてたつもりなんですが?
正確な原因知りてぇぇぇ~!!!!! 
(でも、恐らくふらつきだな・・・)


◎自分なりの敗因の分析
①ふらつきが多い
②方向変換を失敗したことによる動揺

 受付に行き書類を返却してもらい、点数を聞きます。
 65点。
 ま、初受験としては完走もできたし、いい勉強になりました。次回の方向変換は気をつけよ~っと。


◎本日の費用 
 試験手数料
 交通費(高速代)400円


↓↓続きは下記リンクから↓↓(青文字をクリックしていただければ、それぞれの内容にジャンプできます。)
その6 悪戦苦闘編(2~4回目の受験と不合格)
その7 合格編(合格と合格後の段取りについて) 

↓↓「その5」からご覧になっている方は、まずこちらをどうぞ↓↓
その1 一発試験って何じゃ?編(教習所ではなく試験場で受験する「一発試験」「一発免許」とは何かについて
その2 大特って何じゃ?編(大型特殊車両とは何か、岡山県運転免許センターの大特試験車について)
その3 準備編(受験への準備について)
その4 初受験編(1回目の受験・技能試験の開始まで)


↓↓大特二種免許の取得記 こちらもぜひご覧下さい↓↓
大型特殊第二種(大特二種)の一発試験 その1 基本編
大型特殊第二種(大特二種)の一発試験 その2 受験編
2008年08月25日 イイね!

大型特殊免許(大特免許)の一発試験 その4 初受験編

大型特殊免許(大特免許)の一発試験 その4 初受験編 8月16日のブログ「準備編」続きです。

 第1回目の試験日は4/17でした。
 朝5時に起きると、外は超大雨!前日の予報で雨が降るというのは聞いていたのですが、ここまで激しいとは・・・(欝)
 「車だから雨関係ないじゃん」と思われそうですが、雨が降ると・・・
・ミラーに水滴が付いたり、窓が曇ったりして視界が悪い。
 (試験車、エアコン付いてるのか?)
・ワイパーの拭き取る範囲が限られているので、見たいところが見えない可能性がある。
・試験開始前のコースの下見がしにくい
 ・・・というような問題が発生します。やっぱり晴れの方がいい!

 ともかく気を取り直して6時に家を出発し試験場に6時40分ごろ到着。7時開門なので、それまでコンビニで買ったパンを食べて待ちます。
 開門すると駐車場にスイフトを停め、早速コースを下見のため歩きます。その間にも雨がだんだん強くなってきて、しかも横殴り!傘意味がない・・・ マジでパンツまでびしょびしょになりました。この日の服装は会社の制服だったのですが、こんなの着てくるんじゃなかった・・・

 8時になるとロビーの電光掲示板に今日の試験コースが発表されるので見に行きます。今日のコースは二つコースがあるうちの2コース。(写真が2コースです。)

 拡大画像だとわかりやすいかと思いますが、まずAから出てぐるりとBへ戻ります(この間が試走)。そのまま発着点を通過し、赤線の通りに走ります。
 A(10番交差点)から出発し、Cの信号のある交差点を右折。D(壁があって見通しが悪い4番交差点)を左折後、E付近にある障害物(自転車:車線を塞ぐような、ありえない停め方をしているww)をよけて、Fの直線で指示速度(指示された速度で走らなければいけない課題。大特の場合は15~25㎞/h)を出します。
 G(2番交差点)を左折してCの信号交差点を左折、すぐ左の35番からHの方向変換へ。

注:方向変換
 駐車スペースのようなところを利用してバックし車の向きを変える。周囲を取り囲むようにポールが立っており、これに接触してはいけない。一度で通過できなければ切り替えしをしてもよいが、回数には制限がある。)

 方向変換から出ると、右車線に進路変更後左折してI(53番交差点)を左折してJの踏切を渡り、K(56番)→L(51番)→M(52番)と狭路(狭い道)を走行します。
52番を右折すると右折車線に入りCを右折、Gで一時停止したあと、外回りの道へ出て、BからUターンするように発着点に戻ります。


 8時半から受付開始です。交通安全協会の窓口に書類を提出して受験料と貸車料4,600円を収入証紙で納付し、14番窓口で予約の確認。
 次に適性検査へ。ここで私は勘違いをしていたのですが、既に私は普通二種免許を持っているため、深視力検査があると思っていたのですが、既得免許に関わらず、今回受験する車種が一種免許であれば深視力は必要ないそうです。

注:深視力
 視力検査の機械の中に3本の棒が見え、その3本の棒が横一線に揃ったと思うところで手元のボタンを押す。3回計測し3回の平均誤差が20mm以内なら合格。大型・中型・二種免許の適性検査で必要。(車の後ろ端の感覚を捉えるのに必要?)

 次に1番窓口で書類提出して受験票をもらい、試験開始までもう一回コースの下見。もうこんだけ濡れたらどうでもいいや・・・ と思ってると、ちょっと小降りになってきました。朝一が一番降ってたんだなあ・・・

 9時半から試験官による試験の実施要領についての説明後、早速受験開始。ちなみに今日の大特の受験者は私を含めて4人(私は2番目)。トップバッターじゃなくてよかったと思いつつ、最初の受験者の走行を見守ります。
 一人目の受験者は大特二種の受験者らしく、すんなり完走。方向変換で一度切り返しをしていたものの、外から見ていてもいかにも安定した走りで、慣れてるなあっていう印象です。大特一種も一発試験で取得したらしいですが、やっぱり経験が大事ですね。

 さて、最初の受験者が発着点に帰ってきました。次はいよいよ私の番です。


↓↓続きは下記リンクから↓↓(青文字をクリックしていただければ、それぞれの内容にジャンプできます。)
その5 不合格編(1回目の受験・技能試験の不合格発表まで)
その6 悪戦苦闘編(2~4回目の受験と不合格)
その7 合格編(合格と合格後の段取りについて)

↓↓「その4」からご覧になっている方は、まずこちらをどうぞ↓↓
その1 一発試験って何じゃ?編(教習所ではなく試験場で受験する「一発試験」「一発免許」とは何かについて
その2 大特って何じゃ?編(大型特殊車両とは何か、岡山県運転免許センターの大特試験車について)
その3 準備編(受験への準備について)


↓↓大特二種免許の取得記 こちらもぜひご覧下さい↓↓
大型特殊第二種(大特二種)の一発試験 その1 基本編
大型特殊第二種(大特二種)の一発試験 その2 受験編
2008年08月16日 イイね!

大型特殊免許(大特免許)の一発試験 その3 準備編

大型特殊免許(大特免許)の一発試験 その3 準備編 8月8日のブログ「大特免許の一発試験受けてみました その2 大特って何じゃ?編 」の続き、「準備編」です。

 大型特殊の試験受験前に2回コースの下見をしてきました。

 岡山県運転免許センターの場合、試験コースの待合室に写真のようなコース図が掲示してあるので、これを見てコースを覚えるか、技能試験の窓口でコースの白地図をもらえるので、これに手書きで記入するかどちらかです。
(写真は大特一種・大特二種の1コース)

 そしてこのコース図を基にして、試験場のコースをひたすら歩きます。試験までに2回、コースを歩くためだけに試験場へ行きました。ジムカーナをやったことがある方は慣熟歩行でコースを歩く(走る)と思いますが、あれと全く同じ要領で、このあたりで加速しよう、このあたりで進路変更しよう・・・というイメージトレーニングをします。
 岡山県運転免許センターの場合、正門の開門時刻(7:00)から試験開始前(9:00)までと、昼休み(12:00~13:00)にコースを歩くことができるので、この時間を有効に使ってひたすら歩きます。 

 一発試験に合格するのはかなり難しいですが、できないことではありません。成否を分けるのは事前の練習量と運転に関する正しい知識です。
 私は事前に仕事関連の場所で試験車よりもかなり小さいフォークリフトで練習をしていたので、大特車を全く未経験で試験に臨んだというわけではありません。
ただし…
・車体の大きさが試験車とまったく違うため方向変換がスペースに対して余裕がありすぎる。 → 練習のときは余裕だが、試験車ではギリギリになってしまう。
・練習で使ったフォークリフトと違い、試験車のホイールローダーはバケットがあるため前方(特に左右直前)がほとんど見えない。  → 特に左折時道路左端(左側端)に寄せにくい。
・一般的に大特車は速度を出すように出来ていないため、ある程度速度を出すとふらついてしまう。練習で使ったフォークリフトはかなり新しいものだったため、ふらつきが少ないが、試験車は年式が古いため、ふらつきが大きい可能性がある。
(※ 試験ではふらついて走行するのは危険だとみなされる。)
 ・・・といった問題がありました。

 上記で、十分な練習量が必要と書きましたが、例えば普通二種免許の試験であれば、事前の練習を十分こなすことは可能です。
なぜなら・・・
・場内課題(方向変換or縦列駐車、鋭角コース)以外は一般道路で試験を行うため、事前の練習がしやすい。
・試験車は5ナンバーサイズの普通のセダンのため、普通の車との差が少ない。 → 自分の車でも練習できる。
・・・からです。
 
 これらを考えると、大型特殊免許の一発試験を短期間で合格するのが難しいことが理解していただけるかと思います。試験車と練習で使う車が違うのは試験の合格の容易さに大きな差が出てくるのです。


↓↓続きは下記リンクから↓↓(青文字をクリックしていただければ、それぞれの内容にジャンプできます。)
その4 初受験編(1回目の受験・技能試験の開始まで)
その5 不合格編(1回目の受験・技能試験の不合格発表まで)
その6 悪戦苦闘編(2~4回目の受験と不合格)
その7 合格編(合格と合格後の段取りについて) 

↓↓「その3」からご覧になっている方は、まずこちらをどうぞ↓↓
その1 一発試験って何じゃ?編(教習所ではなく試験場で受験する「一発試験」「一発免許」とは何かについて
その2 大特って何じゃ?編(大型特殊車両とは何か、岡山県運転免許センターの大特試験車について)


↓↓大特二種免許の取得記 こちらもぜひご覧下さい↓↓
大型特殊第二種(大特二種)の一発試験 その1 基本編
大型特殊第二種(大特二種)の一発試験 その2 受験編

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