もうそろそろ私の車も初回の車検を迎える訳ですが、
車検1ヶ月前無料点検という名の車検見積り(笑)の際に、
前後に取り付けてる牽引フックを外してくるように言われました。
ん? 牽引フックって指定部品になってるから車検通るんじゃないの?
って訳で、本当に牽引フックが車検に引っ掛かる(保安基準不適合)のか調べてみました。
まず大前提として指定部品とはなんなんでしょうか?
ユーザーの嗜好により追加、変更等する可能性が高く、
安全の確保、公害の防止に支障がない部品の中で、
構造変更手続きをしなくてもいいよと認められた部品。
とあります。
例えばグリルガードやスキーキャリアなんかがコレに当たる訳ですが、
これらを取り付けると全長や全高が変わっちゃうんで、
本来なら保安基準に引っ掛かっちゃうんですが、
安全の確保、公害の防止に支障がないんで、
わざわざ外さなくても車検OKにしちゃいますよという事です。
但しこれらには条件があって、簡易的な取り付けや固定的な取り付けはOKですが、
恒久的な取り付けは駄目ですよとあります。
簡易的な取り付けとは、工具など使わなくても手で脱着できるもの。
固定的な取り付けとはボルトやナットなど工具を使えば脱着できるもの。
恒久的な取り付けとは溶接やリベットを使って簡単には脱着できないものという事です。
まぁ、リベットなどドリルで揉めば外せますし、
溶接してあってもサンダーで切っちゃえば外せますが、
一応そういう事になってるらしいです。
つまり、グリルガードやスキーキャリアでも手や工具で脱着できるなら、
洒落で取り付けたとみなして大目に見るけど、
溶接とかリベットで取り付けたらガチすぎるので車体の一部とみなして、
全長や全高の記載事項を変更しなきゃ駄目ですよという事です。
で、私が取り付けてる牽引フックはどうなんでしょうか?
まず、工具を使って脱着できるので固定的な取り付けという事になります。
この部分ではクリアしてますね。
他には鋭い突起とはならない事という条件があるので、
この牽引フックが鋭い突起かどうかというのが焦点になりますね。
私的にはこの牽引フックが鋭い突起には見えないんですが、
私的な感想を言っても仕方ないんで、比較対象として純正の牽引フックを見てみましょうか?
他に使った写真を使い回してるので余計な物が写ってるのがアレですが、
私が取り付けてる牽引フックより明らかに径が小さいです。
私が取り付けてる牽引フックが鋭いとするなら、純正牽引フックはもっと鋭いですね。
しかしこの純正牽引フックは確実に保安基準に適合してる筈です。
もし仮に山道を走ってる時に脱輪して困ってる車を見付けて、
助けてあげる為に純正の牽引フックを取り付けたら、
牽引フックが全長より飛び出しますし突起が現れる訳です。
これで保安基準不適合なら、なんでそんなもん売ってるんだって話ですよね?
そんな訳で、よくよくこの純正牽引フックを見てみると、
まず、ネジ止めの牽引フックですから車の全長より飛び出すのはOKです。
じゃあ、この純正牽引フックが鋭い突起になるのか? という事になりますが、
純正の牽引フックを取り付けたら保安基準に引っ掛かっちゃうような
アホな設計になってる訳はないので、鋭い突起とはみなされないように作ってある筈です。
もし純正牽引フックが保安基準に引っ掛かるなら、
この車は公道上で合法的に牽引する事も牽引される事もできないって事になっちゃいますもんね。
そんなおかしすぎる仕様の牽引フックを純正品として装備してる筈がありません。
それを踏まえて私が取り付けた牽引フックを見てみると、
純正の牽引フックより径が大きいので鋭い突起とみなされる筈はない訳ですね。
また、私が取り付けた牽引フックは折り畳めば全長を越えませんが、
仮に全長を越えてたとしても指定部品になってるので問題ありません。
私が考えるに保安基準に引っ掛かる要素が見当たらないんですが、
素人考えで色々言ってても仕方ないので現場のプロに訊いてみましょうか?
って訳で、私が取り付けた牽引フックが保安基準に引っ掛かるのか、
私の居住地域を管轄する陸事に問い合わせてみました。
色々興味深い話は聞けたんですが、
結論から言うと指定部品の要件は満たしてるという事でした。
やっぱり問題ないんじゃん…
事の経緯を話したところ、ディーラーでも問題ないとの事。
このまま車検を通せる事になりましたよ。
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Posted at
2012/08/18 02:12:03