しっかり月1ペースになっちゃいましたね!?
さて、こちらでも何度か表明しておりましたが、老後の楽しみと先送りしてきたのが鉄道模型です。
鉄道切手の収集などもルーツはこちらかと・・・
一言で言うと、「鉄ちゃん」になるのでしょうか?
ご存じの通り、鉄ちゃんにも種類が有って、広く知れ渡っている「乗り鉄」「撮り鉄」「音鉄」以外に
「車両鉄」 車両の運用調査などを趣味とする
「模型鉄」 模型の制作・運転などを趣味とする
「駅弁鉄」 駅弁の試食やラッピング集めなどを趣味とする
「呑み鉄」 車窓風景を楽しみながらお酒や駅弁などを堪能する
「時刻表鉄」 時刻表の収集やダイヤグラムの分析などを趣味とする
「駅鉄」 駅の構造や駅名の研究などを趣味とする
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自分は「鉄道模型」ですから「模型鉄」になりますかね!?
今まで多々露呈してきました収集癖から連想すると「車両の収集?」だろうと思いますよね?
でも、
ハズレ です。
もっと性質(タチ)の悪いレイアウト作りだったりします・・・・・
ちなみに「レイアウトって何? ジオラマじゃないの?」って方への補足です。
鉄道模型においては車両の走行が出来るものをレイアウト、車両も情景の一部として固定もしくは静置されたものをジオラマ/シーナリーセクションと呼び区別している -ウィキペディア-
堅苦しく考えなければ、一般的なジオラマという言葉でも良いとは思いますが・・・
しかし、レイアウト、広い場所と費用が必要です。
若かりし頃は先送りするしかないですよね!?
徐々に歳を重ね忘れた頃にふとした切っ掛けで再熱しますが、結局状況は変わりませんでした!
同じ繰り返しが何度有ったでしょうか?
どちらかと言えば特殊な趣味の世界、普通は自らが飛び込まなければ情報などは入らず寝た子を起こすようなことも無いのですが・・・・・
ところが、
鉄道模型のトミックス(TOMIX)や関水金属(KATO)ならまだしも、
出版社である『講談社』が、
まさかまさかの悪行三昧です!(笑)
全国紙の一面を使った新聞広告や、TVでのCM放映がバンバン流されました・・・・・
60秒CM
しかも、一度ならず三度も・・・・・
第1弾 「週刊 昭和の『鉄道模型』をつくる」
なつかしの昭和下町風景がモチーフ
2007年7月 - 2008年7月
全50巻 購入総額 74,280円
第2弾 「週刊 鉄道模型 少年時代」
山奥にある田舎町の夏風景がモチーフ
2009年7月 - 2011年2月
全75巻 購入総額 119,610円
第3弾 「週刊 SL鉄道模型」
小さな町の貨物駅がモチーフ
2012年1月 - 2013年6月
全70巻 購入総額 120,110円
このシリーズの画期的な特徴が
サイズ!
リビングに置ける「コンパクトサイズ」 が売り文句でした。
通常、Nゲージ車両(1/150)の長さを踏まえると、カーブ走行をするためには最低でも90cm×60cm程のレイアウトサイズにする必要が有りました。
(ただぐるぐる回るだけの楕円のエンドレスレイアウトですが・・・・・)
しかし、上記3シリーズのレイアウトサイズはいずれも60cm×45cmと小型です。
トミーテックの全面協力ということで、ミニレールと「鉄道コレクション」の小型サイズ車両を使用して走行可能としています。
残念ながら、一般的な普通サイズのNゲージ車両は走行できません。
元々「鉄道コレクション」はディスプレーモデルですが、別売りの動力ユニットを組み込んで走行が可能となります。プラスチックモデルですから正式なNゲージ車両と比べれば質感は劣りますが・・・・・
踏み込めなかったサイズという問題が解決しました。
一時期はトランクサイズに収まるZゲージ(1/220)にも解決の糸口にならないかと間口を広げて検討したこともありましたが、逆に後述するもう一つの壁がより大きく立ち塞がり・・・・・
寝た子は起きるどころか、既に起き上がっていました!
気持ちは勝手に膨れ上がって破裂寸前、購入する気満々です!
1巻当たりの価格も購入可能範囲と錯覚させる絶妙な金額です。
今でも同じような仕組みの販売が続いていますので、良い販売戦略になるんですかね?
でも、一瞬冷静に戻ることもあります。
無い袖は振れませんから、気持ちだけではカバーできないシビアな問題が金銭面です。
購入総額を見積もると7万円越え・・・・
(この様な時は総額など余分な事を考えずに突き進まないとダメですね! )
やはり、躊躇しますよね!
人の目も有るし! いや
妻の目が有るし!
そうこうしている間に一般書店での店頭販売が終了(まだ半分にもいかない20巻頃なのに・・・)、
定期購読予約をしないと入手できない状況となり購入検討は自然消滅となりました。
以後、第2弾、第3弾と続きましたが、重要課題であった価格は更にアップして10万円越え・・・・・
更に更に遠のくこととなりました。
ジオラマ(レイアウト)ですから、レールを繋げて車両を走行させれば終わりではありません。
(自分も走らせるだけのセットなら随分前から持っていましたし・・・)
街並みや風景を再現することが重要です。
踏み込んでいない初心者にはその部分の敷居が高いんですよね!?
しかし、その部分を解決する方法もありました。
数少ないレイアウト制作会社のオリジナル製品を購入したり、オーダーメード作成依頼をすることです。
もちろん専門の技術者がつくるレイアウトですから出来は良いものですが、その対価は莫大です。
今も同じかもしれませんが、当時は10万以下のモノなんて無く、安くても20万位でしょうか?
オーダーメードなら100万なんて金額のモノも・・・・
ちょっとだけ踏み込んでこちらの金額を知っている人達であれば、書籍版が安いと思って飛びつくのも無理は無いと思います。
自分と同じように憧れて憧れていても手を出せなかったオジサン達の中の何人が、餌食 いや 虜になったでしょうか?
トミーテック全面協力ですから、レールはもちろん、バス、トラック、クルマ、電車、機関車、建物、樹木などは全て「ジオコレ」ブランド名で発売中の市販品を使用しています。
色合い等の違いは多少ありましたが、多分全て購入することが可能です。
品薄で入手しにくかったり、人気で価格高騰などのモノもあると思いますが、手間暇掛ければ、半額までは行かないにしても相当安価に揃えられます。
もちろん手間暇に加えて送料や交通費などもそれなりに掛かりますが・・・・・
販売当初は、
「レール2本で1,500円? 講談社ぼったくり!」
等の見解も多くみられました。
まぁ、これらは普段から専門店に通い慣れていたり作り慣れている人々の意見ですね。
実際の購入者の大多数を占める初心者にとっては、上乗せ分は苦労も無くモノが揃えられ、解説書付で指示通り組み立てれば完成できることの対価であると納得できたと思います。
いや、それ以前に、市販品で揃えられるという情報も持っていなかったと思いますから比較すること自体が無かったのでしょうね!
しかし、自分は店舗に出入りすることは少なく作り慣れてもいませんでしたが、情報だけは持っていましたので、購入を躊躇していました。
ちなみに、先ほど少し触れたZゲージですが、レール1本とってもNゲージ製品の3倍位しますから車両等もそれなり、更にそれらアイテムの選択肢も少ないということで、サイズ以外は全く考慮の対象になりませんでした。
さて、自分とは違い価格と言う壁を容易く乗り越え実際に購入し始めた恵まれた方々ですが、新たにもう一つの壁が行く手を立ち塞ぎます。
1年間継続して製作する根気 です。
多くの方が挫折したようです!?
でも、この挫折した方々の方がましと思われる“方々も多数いらっしゃった”ようです。
(なぜか敬語ですね?)
購入しただけで満足感を得て、開封もせず置いておいただけの方々!
一般世間では「馬鹿じゃないの!」「もったいない!」などと非難の対象になるのでしょうね?
自分も妻から似たようなことをよく言われているので肩身の狭さはよく分かります。
しかし、あえて言います!
ありがとうございました!
大好きです!
なぜって?
「購入しただけで満足の人」≒「持っていることが幸せ」
なので、不要でもなかなか処分しないんですけど、
何時かは手放すんですよね!? フルセットの状態で・・・・・
(自分の場合は、それでも最後まで持ったまま残すことが多いですが・・・・)
買いそびれた者にとっては、タイミングさえ合えば市場では消えてしまった「絶版品」を入手することが出来るんです。
場合によっては、お手軽価格で・・・
今回その恩恵を自分が得ることとなり、念願のレイアウト作りに挑戦です。
本日はここまでとしますかね!