皆さん、こんにちは。
ぼくが作、演出したヴォードヴィル・コメディー「64」の公演も日曜日に
無事、終了しました。おかげさまで劇は大盛況で、連日大入り満員。観に来て
くれた人は口々に面白かった、ハッピーな気分になれた、続編が観たい、、、など、笑顔でほめてくれたので、感謝、感激の連続でした。添付した写真は劇のラストシーンでキャスト全員で「ケセラセラ」を歌っているところです。右手前に写っている鳥越さやかさんのお父さんでジャーナリストの鳥越俊太郎さんなんか、面白い、面白いと言って二回も観に来てくれました。
劇の時代背景が1964年ということもあって、団塊の世代のオーディエンス
には特に喜んでもらえたようですけど、あの時代を知らない若い人たちも、なぜか知っている歌が多かった、不思議な懐かしさを感じた、あの時代に生きていたかったなあ、などと言ってくれて、みんなにエンジョイしてもらえたみたいで、とてもうれしかったです。
ぼくは公演の翌日からもう別の仕事に追われ、今日も東京を走りまわっているんだけど、心の中にはポッカリと穴が開いていて、なんとなく寂しいし、不思議な空虚感に包まれています。本を書いて出版にこぎつけた時も脱力感のようなものを感じるんだけど、劇の場合はたくさんの仲間と一緒に何ヶ月も練習を重ね、公演の興奮や感激やどきどき感を分かちあってきたので、もう彼らと一緒にいられないという寂しさは、また別格のものでちょっとこたえます。
ぼくは以前、映画の製作の仕事にかかわっていたんだけど、撮影が終わりに近づくに連れてスタッフやクルーが一人、また一人といなくなっていく寂しさと、似たものを感じます。そしてこれで思うのは、やっぱり仲間と一緒に何かを作り上げていくっていうのはすばらしいことだなってことですね。
ま、そんなわけで、ぼくの劇作家、演出家としてのデビューも無事終わり、これからしばらくは書きかけのイタリア紀行の執筆に専念するつもりです。そしてこの本が出来上がったら、つぎはいよいよぼくとしては初の長編小説に取り掛かる予定です。この小説については以前にもちょこっと触れましたけど、劇と同じ1964年の横浜を舞台にした一大青春大河物語を書きたいなと思っています。
ぼくにとってこれはかなりのチャレンジになると思うんだけど、なんとか2009年の横浜開港150周年に間に合うように書き上げて、この本の出版と絡めて、「64」を改めて、今度は横浜の劇場でロングラン上演したいなと思っています。
さて、ここでお知らせですけど、ぼくは明日、1月30日、阿佐ヶ谷のパールセンター内にあるLOFT Aで「勝負、勝負」というトークイベントに出演します。内容は日本を代表するポーカープレイヤーの渡辺元さんと「なぜ人は旅立つか?」、「その魅力と危険は何か?」、「何億円もかかったラスベガスの大勝負で震えない強いハートの秘密は何?」といったテーマについてトークを展開します。興味のある方はぜひ観に来てください。
お問い合わせはLOFT A
03-5929-3445、または
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/まで。
時間はOPEN18:30/START19:30です。
チケットは前売り1500円、当日2000円となります。
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2008/01/29 17:05:15