ビタミンV36のブログ一覧

■　1Q84に出てくるクラシック音楽

先月だったか、村上春樹さんの1Q84の新刊が出たと話題になっていましたが、私は既刊も含めて読んでいません。ただ、この小説の中にはいろいろとクラシック音楽が取り上げられているそうで、商魂逞しいレコード会社はここぞとばかりに、小説で取り上げられた曲をカップリングした盤を売り出しています。

ネットで検索して内容を見てみると結構マニアックな曲が多いようでチョット聞いてみようと買われても楽しめないような気がしますが。。。

その中の一曲、ヤナーチェックのシンフォニエッタという曲があります。

ヤナーチェックはチェコの作曲家で、同郷のボルザークやスメタナに比べれば日本ではそれほど馴染みがないようです。

取り上げられているのは、“シンフォニエッタ” という曲です。ヤナーチェック唯一の交響曲ですが、伝統的交響曲とは全く異なり、ソナタ形式はありません。楽器編成も特異でトランペットが14本（!!）も使われます。

第一楽章ではこのトランペット群が奏でるファンファーレの繰り返しはなかなか壮観でもあり、ややもすると、耳につきます。

私が持っているのはサイモン・ラトル指揮、フィルハーモニア管弦楽団とエリアフ・インバル指揮、ベルリン・ドイツ交響楽団の演奏です。

オススメは今ではベルリンフィルに行ってしまった若い頃のラトルの演奏で、生き生きとしたファンファーレは聞きものです。

今は発売されているかどうか分かりませんが一聴の価値ありです。