国分太一氏 無期限で活動休止発表 福島県は対応に苦慮
06月20日 19時12分
人気グループ「TOKIO」のメンバー、国分太一氏について、コンプライアンス違反が判明したとして、所属事務所は、20日から無期限で、すべての活動を休止すると発表しました。
日本テレビは、20日午後、国分氏について過去にコンプライアンス上の問題行為が複数あったことを確認したとして、出演する「ザ!鉄腕!DASH!!」の降板を発表しました。
その後、所属事務所は本人とも協議の上で、国分氏が20日から無期限で、すべての活動を休止することになったと発表しました。
活動休止の理由については、国分氏のコンプライアンス違反が判明したためとしていて、詳しい内容は明らかにしていません。
問題行為をした時期や内容は日本テレビも、プライバシー保護の観点から明らかにできないとしています。
国分氏は「長年の活動において自分自身が置かれている立場への自覚不足、考えの甘さや慢心、行動の至らなさが全ての原因です。期限を決めずに全ての活動を休止し、自分を見つめ直させていただきます。ご迷惑をおかけしましたことを、お詫び申し上げます」とコメントしています。
【福島県は対応に苦慮】
福島県は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の風評払拭(ふっしょく)のため、TOKIOのメンバーをPR活動に起用してきました。
メンバーの国分太一さんの、過去のコンプライアンス上の問題行為があったとされる問題を受けて、今後の対応に苦慮しています。
福島県は、震災と原発事故のあと、風評を払拭し、県産の農林水産物をPRするため、震災よくとしの平成24年度からTOKIOのメンバーを起用してきました。
テレビコマーシャルへの出演、ポスターやのぼりなどにも写真を取り入れて、県内の公共施設などに掲示していたほか、令和3年4月にはメンバーと連携する業務の窓口として、県庁のなかに「TOKIO課」を設置するなどしてきました。
また「株式会社TOKIO」が、西郷村に作ったアウトドア活動の施設「TOKIO−BA」で、福島県は、TOKIOと連携して地元の食品を販売するマルシェを、令和4年から毎年10月に開催してきました。
県は、震災直後から福島県に寄り添う活動をしてきたTOKIOは県民にとって親しみがある存在で、その発信力からも風評払拭において大きな役割を果たしてきたとしています。
メンバーの国分太一さんの問題を受けて、県は、これらの活動の取り扱いなどを含めて、今後の対応に苦慮しています。
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2025/06/21 00:08:11