飯坂東バイパス整備へ、福島・国道399号 県が来年度にも着手
2025/06/25 07:55
福島県は来年度にも、福島市飯坂町の湯野地区と市飯坂支所近くを結ぶ国道399号「飯坂東バイパス(仮称)」の事業化に着手する方針を固めた。現在の国道399号は道幅が狭いため大型車両のすれ違いが難しく、交通渋滞などが課題になっている。バイパス開通で利便性が高まれば、物流の円滑化に加え、飯坂温泉、フルーツラインなどの観光活性化が期待される。
県が計画する整備区間(延長1.9キロ)は【図】の通り。飯坂支所南側から福島交通飯坂線の線路や摺上川を立体交差でまたぎ、湯野地区で国道399号に接続する。接続場所は国道4号から西に2.9キロとなる。開通時期や総事業費は未定。
バイパスが完成すれば、東北中央道大笹生インターチェンジ(福島市)から、来年下期の開業を予定する大型商業施設「イオンモール伊達」が立地する伊達市や桑折町方面への交通アクセスも向上する。県は本年度に公聴会を開いて市民らの意見を聞き、来年度以降、用地交渉や設計を進める計画だ。
同バイパスは40年以上前に都市計画道路として決定されたが具体的な整備計画は進んでおらず、市や地域住民が早期の事業化を求めていた。
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2025/06/26 12:34:05