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2018年02月04日 イイね!

♯怪獣使いと少年

♯怪獣使いと少年1ヶ月前の年明け早々、ディーラーに行ってナンバーの付く前のハリアーを確認してきました。

ナビやらエアロやらが付いて納車になるまではだいぶ時間がかかるので、その前にできることをやっておこうと思い、登録前の車から一部内装を取り外し、お持ち帰りしてきました。納車前どころか、登録前で支払いもしていないのに、加工しはじめちゃいました。

ここのハリアーユーザーには定番の加工のようで、良さそうなので、早速自分もやってみたというわけです。

写真はその加工途中で、穴あけの様子です。確か全部で48ヶ所ほど穴をあけた気がします。

“穴”というと、ウルトラシリーズでも一、二を争う問題作があります。それは1971年11月19日に放送された帰ってきたウルトラマンの第33話「怪獣使いと少年」です。ひたすら穴を掘り続ける少年が宇宙人呼ばわりされ、穴に埋められ頭から泥水をかけられたり、自転車で轢かれそうになったり壮絶な虐めを受けます。ストーリーの最初から最後まで色々な問題が詰め込まれています。在日朝鮮人やアイヌ民族への偏見・差別、そして放送当時にあった公害問題。それらが25分の中で色濃く詰め込まれています。永久欠番になったウルトラセブンの第12話を越える問題作と言っても過言ではないこの物語ですが、どう思うかは見た人次第です。ではストーリー紹介です。


巨大魚怪獣ムルチに追われる少年。そこにメイツ星人現れ念力でムルチを地下へ封印する。そこから日が経った所から物語ははじまる。助けられた少年は廃屋に住み、来る日も来る日も近くの河原で穴を掘っていた。そこへ通りかかる不良中学生3人組。3人は少年の正体を暴こうと嫌がる少年を突き飛ばし廃屋の中へ。すると少年が手をかざした瞬間一人の中学生が宙に舞った。これで宇宙人だという疑いを強めた3人は少年を首から下まで穴に埋めてしまい、泥水を頭からかけ、さらに自転車で轢こうとする。轢かれそうになった瞬間、そこへ郷秀樹が現れ、自転車を突き飛ばす。不良中学生3人は郷にMATなら早く宇宙人をやっつけろと言い残して去っていく。郷は穴を掘る理由を少年に聞くが、北海道の江刺出身だと言い残し理由を語らず廃屋へ消えていった。すると、またしても現れる不良中学生3人組。少年が作っていたお粥を下駄で踏みつける。そして連れてきた大型犬で少年を襲わせるが、その犬がいきなり爆発して消えてしまう。郷が少年について調査すると、少年は北海道江差出身、佐久間良という名で、父は東京へ出稼ぎに行ったまま蒸発、母は中学の時に亡くなっているということがわかった。郷が廃屋へと行くと少年はパンを買いに街へ出ていた。少年が廃屋へ帰ると、そこに金山老人の姿になったメイツ星人と郷がいた。ここでメイツ星人である金山老人が過去を語り始める。メイツ星人は地球の風土気候の調査のためメイツ星からやってきた。そして宇宙船を河原へと埋める。そんななか、メイツ星人は巨大魚怪獣ムルチに襲われていた少年佐久間良を見つけ、彼を助け、ムルチを封印。少年と一緒に地球で生活を始めるが、大気汚染の激しい地球で金山老人の体は蝕まれていく。そんなメイツ星人とメイツ星へ行こうと考えた少年は宇宙船を掘り出すために穴を掘り続けていた。それを聞いた郷は、少年と一緒に穴を掘り始めるが、そこへ暴徒化した民衆と警察官が押し寄せてくる。そしてMATでありながら宇宙人の見方をする郷へ宣戦布告をすると金山老人が出てくる。そして少年は宇宙人ではなく、宇宙人は自分だと告白する。すると民衆は金山老人に石を投げつけ、警官も金山老人に向け発砲。金山老人は死んでしまう。すると封印が解けた巨大魚怪獣ムルチが出現、コンビナートを破壊し始める。人々は郷に助けを求めるが、勝手なことを言うなと戦うことを放棄する。そこへ伊吹隊長が現れ、街が大変なことになってるんだぞと郷に言い聞かせる。ウルトラマンジャックへと変身した郷は嵐の中、ムルチに立ち向かい、スペシウム光線でムルチを倒す。ムルチが倒され、嵐が過ぎ去った河原では、少年がまだ穴を掘り続けていた。最後は郷隊員の「宇宙船を見つけるまではやめないだろうな。彼は地球にさよならが言いたいんだ。」で物語は締めくくられる。

佐久間良少年の出身が北海道江差というのは蝦夷地を、そしてメイツ星人の地球での姿である金山老人の名前は在日朝鮮人に多い苗字であること、そして巨大魚怪獣ムルチは当時工場の排水で奇形魚が発見され公害問題になっていたことを連想させ、これは制作サイドも認めている事実です。そしてこの回の脚本を担当した上原正三氏は沖縄出身で、琉球民族に対する差別への思いがこの回に凝縮されていると言われています。

ちなみにこの物語は、関東大震災の時に起きた在日朝鮮人に対し日本人がおこなった迫害問題が元になっています。


伊吹隊長の劇中の台詞「日本人は美しい花を作る手を持ちながら、一旦その手に刃を持つと、どれだけ残虐窮まりない行為をする事か」、こんな台詞はウルトラシリーズでも稀に見る重い台詞です。

この放送から47年、未だに虐め、差別、環境問題、どれ一つ無くなっていない日本。いつの時代もウルトラシリーズは時代を見つめ、様々な問題提起をしています・・・。
Posted at 2018/02/04 21:18:35 | コメント(1) | トラックバック(0) | ハリアー | クルマ

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