こうみえて私、
クラシック音楽も好きなんです。
と言っても、年季の入ったクラシックファンではなく、メロディが気に入ったり、番組で取り上げられたりした有名な曲をスポットでCD購入しているミーハーファンです(^_^;)
ですので、私が紹介するのは超有名・定番曲ばかりです<(_ _)>
皆さんはこんなCM(20年以上前)をご記憶でしょうか?
上司と部下がテーブルで差し向かいに座って会話しています。
上司がテーブルの上に海苔のパックを次々出しながらにこやかに、
上司(伊東四朗)「山田くん、君、
S子のり食べたことあるだろう?」
部下「
いえっ?無いですけど・・・」
ジャランッ チャラララー チャラララー♪(上司の驚きの顔がアップに)
信じられないという表情で震えながら、海苔のパックを鞄にしまい込む・・・
部下「
あれっ?S子のり食べないとマズイっすか?」
気まずい空気が流れる・・・
画面はS子のりのテロップとなり、そのバックで、部下が慌ててシャッターの閉まった店を叩く音とともに叫び声が・・・
「S子のりください!」(^o^)
秀逸なCMで、かなり長期間オンエアされていました。残念ながら、S子のりのHPでもYouTubeとか検索しても見ることはできません。
S子のりはさておき、「ジャランッ チャラララー チャラララー」というBGMがなんともマッチしたものでした。
またまた前置きが長くなりましたが、使われていたのは
ムソルグスキー作曲「展覧会の絵」です。C.アバド指揮・ロンドンSymphony Orchestra
美術館の回廊を巡り、次々に現れる絵画の印象を音楽で表現したピアノ組曲です。現在ではラヴェルによる管弦楽への編曲版がよく演奏されています。
ムソルグスキーは
ヴィクトル・ガルトマンという画家と親交を結んでいましたが、ガルトマンは病気で急死してしまいました。死後ガルトマンの遺作展覧会が開かれ、そこを訪れたムソルグスキーは強いインスピレーションを受け、短期間で展覧会の絵の原点となるピアノ曲を作曲したようです。
この辺のお話は
ギャラリー・フェイク4巻(細野不二彦著)でも触れられています。
ラヴェルが管弦楽に編曲し演奏されたことで世界的に有名となり、現在に至ります。
プロムナードのテーマは誰もが聴いたことのあるメロディでしょう。絵画を表現する10曲もそれぞれ特徴があり変化に富んでいて、目の前に
絵のイメージが浮かんでくるようです。
ちなみに、S子のりに使われたのは「サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ」という部分です。聴くと今でも思わずおかしくなってしまいます(^_^;)
時代を超えて愛されるクラシック、
やはり本物はすばらしい\(^o^)/
Posted at 2014/06/26 19:06:36 | |
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