どもっ!ぶっちゃけて言うと「高コスパ」って言葉が嫌いなSTAGです。いやね、いつもロケットニュース見てるんだけど、タイトルに「コスパ」って言葉が多いのよ。「お前ら、それしか言うことがねぇのか?」って言うくらい通り一遍等なフレーズで、まぁ、そんな事はどうでもいいのですけどねw
そんなわけで、「高コスパ」と書くとなんかPV数が上がるような気がして書いてみましたが、勿論PV数なんて気にしているわけではないのですが、とりあえず巷で噂のHEV motor+Batteryアップデートなるものがあるって言う噂だったので、Dへ行ってきました。
以前DCDプログラムのアップデート(J670→J680)(
その1・
その2)があって、そのレビューを書いたのですが、今回はEV関連のアップデートっぽいです。「(初期型)ヴェゼルHVの違和感の正体」・・・と言えばそうかもしれませんが、正直ヴェゼルもいろんなバージョンがあったりするので、果たして初期型がイヤーモデルに匹敵するのかどうかってのは結構難しい部分だったりします。まぁ足回りだけは部品交換するか、いっその事車高調変えたほうがいいですけどねぇ・・
昨日、某価格サイトで偶然このプログラムがあるのを知ったのですが、そう言えば前回アップデートをしてもらったのはあくまでDCDの制御であって、EVやモーターの制御に関しては恐らく殆ど変化なしって感じだったのですが、それでもDCDのアップデートでかなりEVと同調してくれるようになったので、違和感は割りと減ったって感じでした。
・・・で、本当にあるのかどうかも分かりませんでしたが、私の車も来年の3月で1回目の車検を迎えるので、初期型としては確認しておいたほうが良いかなーと思いDラーに行ってきました。
で、今日は工場長さんがいらっしゃらないので、若い人が対応してくれましたが、いつも世話になってる営業主任さんにその旨を言うと・・
営:「なーんも聞いてないのだけど・・・」
って感じでした。以前のDCDアップデートもそうだったのですが、どうも「ユーザーが自発的にアップデートしてくれと言われたら対応してくれるみたい」ってのが正解かもしれません。ただ・・初期アコードHVの自動運転だけは誤動作があったので、リコールとしてプログラム変更ってのはありましたが・・
・・・それから、今回価格サイトであったプログラム番号を控えて交渉しましたが・・
で・・Dで出してもらった梅昆布茶を飲みながら20分待ってると・・
「お待たせしました。いただいたプログラム名ではありませんでしたが、アップデートが出ていたのでアップデートしておきました」
との事。アップデート名は忘れました(今日は作業の紙がもらえなかった。)が、確かE050→E060になっていると書いてあったような・・価格で書いてあったプログラム名では無かったです。それから・・作業代はタダだったので、そそくさと退散。雨も降ってきましたが、適当に数十キロ走ってみたのでレビューします。(もうここら辺で短評ではないのだがww)
結論から言うと、以前MC前にウェルカムエディションとか言って赤いヴェゼルが出たと思いますが、あの時の制御とほぼ一緒になった感じがします。とは言え、当方最近のヴェゼルHVには乗った事が無く、あくまでグレイスHVを基準にして話してますが、グレイスの制御とほぼ一緒になった感じがします。あのイヤーモデルが出た時に「なんか全然乗り心地もギクシャク感も違う」って話がありましたが、以前のDCDのアップデートとこのアップデートを加え、ようやくイヤーモデル並みになったと断言しても良いかと・・
どこがどう変わったってのをちょっと箇条書きにしますが、とりあえず今日は大雨なので、ドライだともっと良化していると思います。
◎全域でギクシャク感が激減。まともなハイブリッドシステムに昇華
◎40キロ付近でのEV→エンジンの切り替えのギクシャク感が大幅低減
◎EVからアクセルペダル抜いたときの回生の違和感(ちょっとブレーキかかり気味)が激減して、自然なフィーリングに!
*追加、EV充電時の回生フィーリングの違和感が少なくなった。と言うか、驚くほどタイヤが良く転がるw
◎EV→エンジンの半クラッチ時のトルクの無さが激減、加速がついてくるように
◎エンジン加速時にEVが付加した時のトルクアップ感が増えた
◎低速のDCDギアアップ時の違和感が激減
×(もしくは△)高速域の下り坂でややEVに入りにくくなったかなー?踏んだら勿論モーターアシストはしますが・・
?回生能力の向上に関しては分かりません。
・・・って感じです。実は最後の×なのですが、私の車はだいぶ弄ってあるので80キロでも回転数がめっちゃ低いんです。(下手すると1200rpm台)だから、割と高速域でもEVに入るのですが、それが無くなったなーって印象。ちなみに、そこから6速にはいると違和感が酷いので、むしろそうならない方が良いので、どっちかと言うと良化はしてます。
まぁそんな感じで、ハイブリッドシステムほぼ全域で扱いやすくなっています。というか、違和感が殆ど無いので走っていて終始ニヤニヤしてました。「すげぇな。こんなに変わるんだ・・」って感じで・・恐らく、イヤーモデルのヴェゼルHVはこんな感じなのでしょうね。
・・・以前雑誌で読みました(確か某MAGX。ホンダ批判の多い雑誌だがw)が、ハイブリッドシステム自体に変更は殆ど無く、プログラムの変更で良くしている的なコメントを見たことがありますが、なるほど、ここまで変われば確かにあまりDCD自体の変更はしていないような気もします。もっとも、あれってシェフラーが作っているのでホンダが自由に設計変更出来るものでもないですけど・・(スリーブとかの材料変更なんかはあるとおもう。)
・・・で、これはあくまで私の推測なのですが、今までのDCD+EVの違和感って多分ギアとEVの切り替えタイミング自体も合ってないのが原因とも思いますが、一番酷いのが・・「EV切り替えの立ち上がりのトルクが多い」所に原因があるのかもしれません。
今回のアップデートで一つ分かった事は、「EV切り替えのトルクのかかり方が、以前と比べて凄くマイルドになった」点です。まぁ私も専門家ではないので詳しくは書けませんが・・以前のEVのトルクのかかり方は・・
50→100%
って感じだったのですが、今回のアップデートで・・
50→75%→100%(かかるタイミング時間は一緒)
って感じで制御が緻密になっているのが違和感の無くなった原因ではないかと勝手に推測してます。
初期型のヴェゼルは、特に中速域のEV→エンジンのギクシャク感が酷かったですが、運悪く・・いや、運良く渋滞に引っかかってそのシチュエーションを試すことが出来ましたが、違和感が殆ど無くなっており、以前グレイスHVを試乗した時と同じようないい感覚がありました。
まぁそんなこんなで、アップデートとしては大成功では無いかと思います。MCモデルもこんな感じになってると思うので、初期型乗ってる人が乗ったら、そりゃ羨ましいでしょうね。兎に角、初期型に乗ってる人は交渉の余地はあるのではないかと思います。
まぁ・・一言で言えば・・
「高コスパ」
・・・ですなww