この日も5時に起き、朝食を食べようとイートインコーナーのあるコンビニのようなお店に行きましたが、食べたいメニューがなく、結局昨日と同じお店でサンドイッチとスパムおにぎりを買って食べました。
8時半前に1階に降りると、この日もErikさんがすでに待っていてくれました。さっそく出発して、ボートに乗り込み、タックルを準備します。この日も雲はあるものの晴れていて、昨日よりも暑いくらいでした。海上にでると、風はありませんが、少しうねりがあります。
まずは別注ヒラマサをキャストしますが、付けたフックが軽すぎたのか、うまく潜らず、水面をバシャバシャと引いてしまいます。見かねたErikさんにポッパーじゃないんだから、スムーズにアクションさせないとと注意されてしまいました。
9時すぎにバシャッと食いついてきたのはダツでした。ラインが傷つけられていないことを確認して、キャストすると、またもやダツ。しかも今度はダツのくちばしがリーダーの結び目に絡んでしまいラインがボロボロに。朝一からリーダーの結び直しをする羽目になりました。
11時頃、ベイトの群れに別注ヒラマサをキャストすると、左から横っ飛びで大きなサメがルアーにアタックしてきました。すばやく早巻きするとサメを回避した後にヒット。ジージーとラインが出ていき、GTか?と期待しましたが、ラインを巻いてる途中で軽くなり、バレたと思いましたが、すぐにまたラインが走り始めます。上がってきたのはバラフエダイでしたが、どうも最初にGTがヒットして、バレたルアーにすぐバラフエダイが食いついてきたようです。
その後、昨日ほどベイトの群れが見つからず、たまに見つかる群れにキャストが決まっても反応がなく、下げ潮なこともあってか、魚の活性が低いようです。少し遠くに見える島まで行って狙うことになり、リーフの際にキャストして、ルアーがすぐ目の前まで回収されたときに、GTが飛び出てきてルアーにアタック。でものせられませんでした。
どうも芳しくないので、シャークシティと呼ばれる、外洋との境まで行くことになりました。途中、海がきれいなところを通るよと聞いたのですが、広範囲に浅場な場所らしく、突然前方がエメラルドグリーンの海になり、確かにすごくきれいな場所でした。ダイビングスポットとしても有名なところらしく、ダイビング船がまわりに何隻も停泊していました。
ポイントに着くと、外洋側は急深でこちらは海の色が紺碧に変わります。外洋側、浅瀬との境目、浅瀬などあちこち攻めてみますが、アタリもありません。
潮止まりの時間帯になったので、この日も中華弁当のランチを食べて、仕切り直しました。
13時すぎに遠くにマグロが跳ねたのが見えました。鳥山は見当たりませんがボートを走らせ、別注ヒラマサをキャスト。着水後、一呼吸おいてアクションを加えると、ドーン!とマグロがヒットし、ラインがどんどん出ていきます。最初の突進に耐えてから、ロッドを構えて巻き始め、さらにポンピングしようとするとフッと軽くなり、ラインが切れた感触。いいサイズのマグロと思われただけに呆然としましたが、どうやらサメにやられたようです。日本のように他の船がいない分、じっくり狙えますが、サメをどうかわすかが難題のようです。
14時頃、2Way Spaikey 70gを使ったジギングに切り替えます。しかしジギングも昨日のような毎回ヒットとはいかず、何度か底を取り直した後に、ようやくアオチビキがヒット。
島のすぐそばの浅瀬(サンゴ礁がひろがっているのも確認できます)でボイルしていたので、キャストすると魚が追いかけてはくるのですが、食わせることはできませんでした。この島は最初にスペイン人が上陸して、初めてパラオが外の世界につながった場所で歴史的にも古いらしく、洞窟のような場所をボート上から眺めると、岩肌が赤いのですが、それらは何千年も前につけられた人の手形だそうです。
15時半ごろになり、徐々に上げ潮に向かいつつあるときに、これまでのものとは段違いに巨大なベイトの群れを発見。魚がプランクトンを水面でパクパク食べており、さざ波のようになっています。あのベイトの群れには絶対にGTがついていると考えられるので、慎重に近づきます。大きな群れのまわりには小規模な群れもいくつかあり、手前の小さな群れの奥にポップクィーンをキャストして、引いてくると、ガボッとGTが出ました。昨日と同じくらいのサイズのやつです。少し余裕をもって対応できました。
まだベイトの大きな群れはありますが、あちらこちらに進行方向を変えてなかなか近づいてきません。少しボートを近づけて、ベイトの群れを越えてキャストし、ポップクィーンが群れを抜けた時に、水面がさく裂し、GTがヒット。すごい引きで底へ底へと潜っていきます。水深が20mないようなところで、サンゴ礁の根に入られたらラインが切れます。しかしロッドを立てて支えるので精いっぱいで、走るのを停められません。ラインテンションをキープしろと注意しながら、ボートを回してくれたので、なんとかファイトしますが、それでも船の周りをグルグル走り回り、ようやくあがったGTは、85cm、推定12kgの今回最大サイズでした。海水をくみ上げたホースを口に差し込んで呼吸をさせながら、膝乗せ写真をすばやく撮って、リリースしました。気が付くと、巨大なベイトの群れは消えていました。
夕方、最後にポップクィーンにバラフエダイが、さらに続いてサワラがバイトしてきましたが、のせることができませんでした。翌日は予備日としてとってあったのですが、今日もGTを捕ることができて満足してしまったので、明日はボーっとすることにして、パラオでの今回の釣りは終了となりました。
結局、GTは3匹キャッチでき、すべてポップクィーンを結んだライトなタックルでの釣果となりました。今回活躍したポップクィーンと別注ヒラマサは、ボロボロの傷だらけでした。
ホテルに戻り、夕食はErikさんと和風居酒屋へ。現地の日本人のたまり場なのか、各テーブルでは日本語が飛び交っていました。メニューにはコウモリが載っていましたが事前予約が必要らしいです。代わりにタロイモのコロッケを注文して食べましたが、なかなかおいしかったです。
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2017/07/20 22:59:01