毎年恒例のラスベガスへの出張が今年もあり、今回は前後に休みを取って、色々アクティブに楽しんできました。
2月26日(金)に成田を出発し、シアトル経由でラスベガスに同日の14時前に到着。今年は荷物が行方不明になることもありませんでした。まずはレンタカーを借りにレンタカーセンターにバスで向かいます。バス待ちの長い行列にまいりましたが、バスが次々と来るのですぐに乗り込むことができました。今回から会社契約のレンタカー会社がAVISに変更されたので、初めての利用でしたが手続きはシンプルで却って不安になるほどでした。私を含めた3人の同僚の乗員と荷物を積むことを考慮して、借りた車はFordのEdgeです。サイズの割りには運転しやすく、装備が充実していて、特にオートクルーズ機能が活躍しました。レンタカーセンターで同僚の一人と落ち合って今日のホテルであるトレージャーアイランドに向かいます。
ここで役に立ったのが、日本で事前にiPhoneにインストールしておいたアプリmaps.meでした。地図の表示は簡易ですし、一度だけ案内の途中で止まることもありましたが、地図データをダウンロードしておけばオフラインで利用できるナビで、不案内なアメリカの道路も問題なく走行できました。今回はラスベガス市内、グランドキャニオン、ポートランド郊外で利用しましたが、本当に役立ちました。走るべき車線を間違っていて、やむを得ずそのまま右折しなければならず迷うこともありましたがこれは自分のせいなので、お勧めアプリです。
無事にホテルに到着し、チェックインしましたが、部屋に入ってびっくり。どうみてもさっきまで人がいてチェックアウトしたばかりの掃除もされていない状態です。すぐにフロントに電話して部屋を変えてもらいましたが、こんなことは初めてでした。
少し部屋で休んでから、メニューだけではどれくらいの量の料理なのかさっぱりわからないアメリカの食事に振り回され、値段の割に少量だった食事を軽く済ませ、ベラッジオで久しぶりにシルクドソレイユのOを鑑賞。前回見たのはかなり昔なので、改めて楽しむことができました。やはりすごいショーです。
翌朝ホテルをチェックアウトし、8時に同僚と落ち合って車でグランドキャニオンに向かいます。まずは途中にあるフーバーダムへ。1時間かからず到着し、ダム周りを散歩しました。よく見ると取水口の周辺に魚が群れています。なかなかの大きさでしたが、ストライパーでしょうか。距離があって魚種までは判別できませんでした。かなり減水しているみたいで、満水時らしき跡からかなり下がったところが現在の水位でした。でも割と気温は暖かかったので、このダムに通じているミード湖での釣果が期待できたかもしれません。以前ミード湖でストライパーを狙ったときは寒いし風は吹くしで、惨敗だったのですが。
再びドライブに戻り、途中のKingmanという町でパンダエクスプレスという中華系のレストランを見つけたのでそこでランチをとり給油もして、砂漠(といっても多少の草は生えていましたが)を延々と走り続けること4時間ほどでしょうか、ようやくまわりに森林が現れはじめ、標高も高くなってきたので木陰には雪が残っている中、グランドキャニオン国立公園の入り口に到着しました。ゲートで入場料金の30ドルを払って中に進みます。
しかしこの段階では森しかなく、グランドキャニオンらしい景観はまったく見えていません。ドライブが順調で日没前の夕方に到着できたので、ロッジにチェックインする前にいくつかのビューポイントを回ってみることにしました。
道を進んでいると、いきなり右側が開けてグランドキャニオンの景観がドーンと出現し、車寄せで何人かが写真を撮っています。以前ヘリからグランドキャニオンを見たことはあったのですが、じっくりと夕暮れのグランドキャニオンを眺めるとまた別格でした。
想像以上の風景だったので、足を延ばして40分くらい先にあるデザートビューへ向かいました。途中では横の森から突然鹿がでてきて、車がいるにも関わらずのんびり道路を横断するほどでした。
デザートビューにはウォッチタワーという建物があって、行ってみたかったところなのですが、ここの景観も素晴らしかったです。
日が落ちて急速に暗くなる中、今日のロッジであるYavapai Lodgeにチェックインしました。計画当初はラスベガスから日帰りで行くかという話もでていたのですが、かなりのロングドライブだったので、グランドキャニオン内に宿泊することにして良かったです。ここの部屋では電波が入らないため、久しぶりに電話やネットから完全に切り離された夜を過ごしました。
翌朝は夜明けのグランドキャニオンを見るために暗いうちに部屋を出ました。事前の調べでは、夜は氷点下の気候だったので防寒着も準備していきましたが、この日の気温は1度ほどで凍結もなく、震えるほどではありませんでした。ロッジがおすすめしていたYavapaiビューポイントに行くと、すでに何人も夜明けを待ってスタンバイしていました。
今回行ったビューポイントで、このYavapaiビューポイントが一番眺めがよく、高低差も感じられて良かったです。
ロッジのレストランで朝食を済ませ、ラスベガスに戻ります。国立公園のゲートを出てしばらく走ると空港があったので、ダメもとで寄ってみると少し待つだけで、ヘリでのグランドキャニオン遊覧飛行に乗れるとのことなので、今度はヘリからグランドキャニオンを見ることになりました。
安全設備のビデオを見終わるとすぐに外に案内され、受付時に計測した体重に従って指定された座席に座ると、すぐに飛び立ちます。しばらく森林の上空を飛行すると、突然森が途切れてグランドキャニオンが現れました。ヘリ内で流れる音楽がグランドキャニオンの登場に合わせていたのには笑ってしまいましたが。空から見るグランドキャニオンもまた違った魅力がありました。15分くらいの短いフライトでしたが、なかなか良かったです。
今度こそ本当にラスベガスに向かって延々とドライブし、この日のランチも昨日と同じパンダエクスプレスにお世話になり、15時すぎにラスベガスに到着。ホテル内のレンタカーの返却場所がわからず、ぐるぐるさまよってしまいましたが、無事に返却を済ませて、しばらく滞在するホテルとなるシーザースパレスにチェックイン。この日の夕方から仕事開始となりました。
Posted at 2016/03/08 19:31:44 | |
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