日程:2012年11月11日(日) 日帰り
天気:曇
金ヶ崎駒ケ岳 (かねがさきこまがたけ)
標高:1129.8m
岩手県金ヶ崎町
<ルート>
うがい清水登山口~下賽の河原~
上賽の河原~駒ケ岳山頂(ピストン)
山の紅葉もピークを越え後は積雪を待つのみ...と考えていた昨今。
木の葉も枯れ落ちたこの時期の山は見るに寂しいものだ。
しかしその様な山から何か得られるものは無いだろうか?
毎週のように山行きする山仲間と共に何かを探しに山へと向かった。
向かったのは地元岩手の「金ヶ崎駒ケ岳」という山である。
金ヶ崎駒ケ岳は「夏油三山」の一つであり、我々は「夏油駒」と呼んでいる。
山頂への登山道は三箇所ある。
今回は「うがい清水」という登山口から登ってみることにした。
登山口近くの舗装路を走る。(登山口まで舗装されている。)
その道路脇にはまだ若干の紅葉が残っていた。
▲8:40 駐車場(うがい清水)
駐車場へ到着すると既に5台ほどの車が停められていた。
天気も曇りで寒い中だが、まだまだ山へ登る人はいるんだな。
さて、登山の準備をしていて気がついた。
準備していたスポーツ飲料のボトルを家に忘れるミス...
登山口から車を動かし約5分、運良く自販機を見つける。
ここで無事に飲み物1リットルを手に入れた。
登山へ持っていく道具は多種多様。
いつも忘れ物が無い様、十分気をつけて準備している。
そんな中、飲み物を忘れるとは...不覚だった。(玄関に置いてあった)
▲9:00 登山開始
そんな訳で若干遅れてうがい清水の登山口を出発する。
登山口には登山者名簿箱が設置されている。
「駒ケ岳のパンフレット」と書かれていたが、名簿のみしか入っていなかった。
「熊が出た!」と書かれてるが、これは5月の情報であった。
しかし、この山に熊は居るだろう。
ザックに取り付けた熊鈴を鳴らしながら登山口を出発する。
笛を吹きながら出発していった登山者もいたな...
出だしは緩やかな登山道だ。
その道の落葉はとても深く柔らかい。
そしてその辺りは大きなブナの樹が立ち並ぶ。
ブナの樹にはどれにもしっかりとした根が張ってある。
それは怪物の足のようであった。
ゆったりとブナ林を進む。
この辺りの落葉のブナ林にはどことなく魅力を感じていた。
寂しい景色ではあるのだが... 積もった枯れ葉が心地よいのだろうか?
▲9:30 四等三角点
比較的新しい四等三角点の石柱だ。
一応いつものタッチをやっておこう!
四等三角点からは登山道にやや傾斜が出てくる。
相変わらず、枯れ葉が深い。 滑りやすい箇所も幾度とあった。
▲10:05 下賽の河原
何故「賽の河原」なのかよく分からないとS氏がつぶやく。
賽の河原とは三途の川のことだろう? 確かに...
まあ、何かしら名前が付けられてあることは分かり易くて良い。
▲10:20 上賽の河原
今度は「上」賽の河原、ここから山頂まで35分と書かれていた。
登山道は若干下ったりもする。
空からは雨が落ちてきている。
標高1,000mを越え、雲の中に入ったようだ。
レインウェアを着込み、ザックカバーを装備した。
今日は駒ケ岳の山頂から雪化粧した焼石岳や牛形山を眺めようと思っていた。
これでは何の展望も期待できないな...
▲10:35 駒ケ岳山頂
樹林が開けるとそこは駒ケ岳の山頂である。
上賽の河原に35分と書かれていたが、15分ほどで登頂できる。
ひとまず登頂、おめでとう!
しかし強風が吹いている。
山頂のシンボル、駒形神社奥宮に隠れる様に風を避ける。
そして、今日も回進堂のどら焼を食べるのであった。
さて三角点だが、山頂には2つの三角点が埋石されていた。
一つは「二等三角点」、もう一つは「主三角点」。
主三角点は国土地理院の三角点ではない。
まあ、両方タッチしておこう。
山頂滞在は10分程度、山どらを食べて終わりにした。
風が強く、展望も無かったので... また天気の良い日に訪れたいと思う。
このまま下山してしまおうかと思ったが、雨は上がり明るくなってきたので、
下賽の河原の平地でランチにすることにした。
他にも6名ほどのパーティが賑やかにランチを楽しんでいた。
温かいカップヌードルとコーヒーで一休み。
30分の休憩であったが、寒くなってきたところで下山する。
再び枯れ葉の積もった道を下りて行く。
登山口近くの樹林帯はまだ若干の木の葉が残っている。
寂しさの中に少しだけ美しさが残っていた。
帰りは登山道の途中から林道へ抜けた。
どうやら、ここの林道出会いは駐車場の直ぐ近くらしい。
林道を5分程度あるくと、うがい清水の登山口駐車場へ戻ることができた。
帰りに立ち寄った温泉は「金ヶ崎温泉・駒子の湯」という温泉である。
ホームページはこちら
登山口から車で10分程度で行くことが出来る。
他の登山者も下山後はここ立ち寄っていた。
施設内も綺麗でいい湯だった。(大人=400円)
いつも11月~12月は山行き活動が停滞する時期。
そんな中で今回出動した訳だが、ここのブナ林には大いなる魅力を感じた。
新緑の時期や紅葉ピーク時はもっと魅力的なのであろう。
少し樹木にも詳しくなったら良いだろうか?(ブナ、カエデ以外はちょっと...)
一方、中腹から山頂にかけてはホントに寂しいの一言だ...
まあ、天気が良くなかったことも影響して...
金ヶ崎駒ケ岳は山スキーで登る登山者をブログでよく見かける。
これから訪れる積雪期や春先の残雪期に山スキーで登ってみようかと思う。
※
PALOMONの山行きページより抜粋です...