エスカルゴ定番トラブル・シフトレバー関連の修理（その2）

エスカルゴ定番の「シフトチェンジが解除ボタンを押さないと変わらない」や「キーの位置関係なくシフトがPから動かせる」トラブルの修理紹介です。

前回はシフトロックコントロールユニットを交換して、Rポジションでのバック音は復活したのですが、「キーの位置関係なくシフトがPから動かせる」トラブルが壊れたままですので修理したいと思います。

まずはセンターコンソールを分解していきます。

ソレノイドバルブ　アッセンブリーをネジ2本で外します。
ネジが小さいのでご注意を。

しかし、ここで分かったのが、このソレノイドバルブ単品は交換出来ないのですね、、、。
コネクターから外して、色々な部品を外して、やっと交換できるようです。

予想以上に作業は苦労しました、、、。

カバーやら外して、土台を車両から外して（ネジ4本で外れます）、作業を行いました。

摘出したソレノイドバルブ　アッセンブリー　コネクター一式です。

ソレノイドバルブ　アッセンブリーのみ、配線をカットして交換する方法が楽でしょうけど、個人的には丸ごと交換が安心だったので、頑張って交換しました。

全くの素人なので、この仕組みを理解するのに時間がかかりました。

写真はキーOFFの状態です。
白いプラスチックの部品が回って、上からシフトが押せない状態（Pから動かせない状態）になってます。

イグニッションON（キーを回してエンジンON）の状態です。

白いプラスチックが少しだけ回って、上からシフトが押せる位置に移動します。
たった1〜2mmの移動ですが、この位置が変わることで、安全装置が働いている仕組みです。

ネジ2本で固定されているユニットですが、かなり位置の調節が可能です。
この調節がまた重要で、あまり位置が違うと機能しないので注意が必要です。

これでキーOFF時にはPから動きません。
解除ボタンを押すと動きます。
さらにRポジションで、バック音が鳴ります。

やっと修理完了〜〜〜〜
分解ついでに、シフトインジゲーターの照明を交換しておきました。
T10バルブが裏からソケットで接続されているだけです。
今回もLEDにしておきました。

普段の使用には問題がない内容でしたが、気持ち悪かった不具合がやっと修理できました。
あとはこのまま壊れずにキープしてくれるといいなぁ、と願います。