あ～るん５８のブログ一覧

サチュレーション(酸素飽和度)と脈拍数を測定する医療機器である。

Amazonでもこの様に、ポチッと入手できるのである。

正常な人であれば、96〜98%
私がERに入った直後は80前後だったと記憶している…
酸素投与を受けても90%前後
ERのナースには「相当我慢していたんじゃないですか？」とも言われたし…

どうやら、かかりつけのクリニックでレントゲンを撮った時には、「救急車を呼んでも良い」状態までいっていたようだ…

あの時、レントゲンだけでなくサチュレーションも測定していてくれれば…
サチュレーションをチェックするという発想はなかったのか？
一般人がAmazonで入手できるレベルの機器も持っていなかったというのか？

いつ行っても待合室に人がいることがなく、すぐに診て貰える便利なクリニックだと通っていたのだが、やはり人が来ないという事はそういうことなのか…


「自分の命を守る為には、医者選びも大切」という事も学びました

3/28(木)昼 ケータイが鳴る

「退院おめでとう！」
「おお」
「今日、何時に上がれる？」
「18時には…って、まだ退院2日目なんだけど…」
「今日はウチの女子社員も出すぞ！」
「い、行く！」
「じゃぁ上がったらとりあえずウチ来て」

電話の主は…そう、件の「I」である

18:00 定時
前日、「当面は強制定時上がりで、無理しないように」
とかいいつつ、19:00過ぎても誰からも声が掛からず
この会社では自分の身は自分で守らなければ！と痛感
今日はキッチリ定時終業

18:30 「I」の店へ
ウチの女子社員=ともちゃん(仮名・30代半ば)
実は入院前、共通の知人の通夜で会っているのだが
その時の印象は、ちょっと性格きつめの仕事の出来るイイ女系
今日の彼女は「あれ？この娘だっけ？」と思うくらいカワイイ感じ
そして着替えてきたジーンズ姿も印象が変わってこれまたイイ感じ
(注.ひと回りも違えば十分女の子である)

3人で居酒屋へ…

諸々話をしているうちに彼女の口から
「昔、友達のロードスターを時々運転してたんですよ」
「最近は運転してないけど、マニュアルのほうが楽しい」

ロードスター＆モータースポーツファン獲得のための活動開始である

iPadのアルバムにまとめてある、筑波の写真を見せながら話が進む
「満面の笑みですねぇ どなたですか？」
藤トモさんとのツーショット写真である
「テレビでレギュラー持ってたり、雑誌に連載もってたりするヒトなんだけど…」
「ん？…おぉ！藤トモじゃねぇか！！」
「I」が藤トモさんのことを知っていてくれたおかげで、さらに盛り上がる

普段は内気でシャイな私だが、ロードスター＆モータースポーツファン獲得のため頑張る！

「ところで、ゴールデンウィークは仕事？」
「あったりまえだ！」
「そっか…5/5は特別にともちゃん休みにしてよ」
「なんで?」
「さっき話したパーティーレースの第二戦なんだけど、どうかな？」
「行ってみたいです！」
「しょうがねぇな、俺も休むか…」
「いや、俺の車二人乗りだから、お前は仕事してていい！」
「チッ…」

と言う訳で、5/5はロードスター＆モータースポーツファン獲得のための活動を行う予定となりましたので、お会いする皆様方におかれましては、妙な勘ぐりをせず、大人の対応をお願い致します！？

21:00 ともちゃん(仮名・30代半ば)とはここでバイバイ

「ちょっと気になってる店があるんだ」
「えっと…退院二日目…」
「わかってるって、だからあと一軒だけ」

…

「スマン…失敗した」

こういう店を「熟女パブ」と言うのだろうか？
まったく「I」の感も鈍ったもんだ…

…

「こうなったら歌うしか無いな！」
「えっと、俺の病気の話聞いてた？」
「治ったから退院したんだろ」
…

結局、浜省２曲、サザン、拓郎とバラード系を４曲歌った…




呼吸器系で入院していたのに、退院二日目にしてカラオケ歌って午前様…
ちなみに「I」、４年半前に、癌で胃を全摘している、タバコもやめられない大酒呑み…




死ななきゃ治らない馬鹿二人である…

満開後の雨で散ってしまうと言われ、今年は諦めていた桜のトンネル…
雨がそれほど降らなかったので、ほぼ満開と言える状態を堪能する事ができました！

会社の往復で、50ショット以上と、私としては尋常じゃない数のシャッターを切りましたが、ダメダメ写真ばっかり…
これで一番マトモなやつです(;^_^A
写真撮るのってムツカシイ

やっぱり私はサーキットの華とツーショットを「撮ってもらう」方が向いているようだ！？

3/28 5:00 追記

フォト蔵アルバムへ…

2013桜 by (C)あ～るあんどえす

3/28 12:50追記

今朝撮った写真…

IMGP0849.JPG posted by (C)あ～るあんどえす

あまりに下衆な内容でドン引きされたのか、その程度の事で騒ぐなとスルーされたのか…
気合をいれた長文の割に、薄い反応ではあったが、あと少しだけお付き合いいただこう

今回、入院の暇に任せて、長文で訴えたかったのは、
「せっかくもっているお宝は有効活用しましょう！」と、いうことだけではなく
「人生是勉強也」という、深い深い裏テーマも潜ませていたのだ(嘘)



四十を迎えた日朝礼で…
「不惑と言われる歳になりました。これからは迷わず…云々…」
と、右往左往するような事はないが、翻れば、面白みもなく淡々と過ぎて行く日々…そんな自分の未来が見えてしまった様な気がしていた十年前


では、実際この十年を振り返ってみてどうだろう？
ロードスターに出会い私の人生は大きく変わりました
(正確には「ロードスターに乗れる環境になった事が一番の転機ではあるのだが…)

「同じ車に乗っている」と言う以外はそれぞれ全く違う環境にいる方々との交流
先輩方に教えを請うたり、同年代の奴といきなり意気投合したり、
ざっくばらんに話しながらも、年長者にキチンと気遣いできる後輩と言える世代に感心したり、自分の子供の様な年齢の方に知らなかった事を丁寧に教えてもらったり…

さらには筑波通いをするようになってからはロードスター以外の方々との交流…
正直「ヤンキー」と言うイメージがあったが、知りあってみると、皆さんキチンとして、穏やかなロータリー乗りの方々だったり…

考えてみれば意外とアレもアレだったり…

約50年生きてきた中で、この10年が一番楽しく、前向きだったのではないか？とさえ思えるのだ
不惑どころかワクワクの40代だったと思う

20代前半に聞いた話で、「40代寿命説」というのがあり…
(＊ググって見たところ、西丸震哉氏著「41歳寿命説」というのがあり、おそらくそれを紹介していたラジオの記憶)
その話に妙に納得してしまい、俺の人生40代まで、なんてことが、うっすらとではあるが脳裏に刻み込まれていたこともあり、たくさんのワクワクとは裏腹に「そろそろか？」「まだいけるのか？」最近では、このままだと50代突入？なんてちょっと意識していたりもした
パーティーレースに出ようなんて決断も、ここでやらずに数年内に死ぬことになったら、それが一番の後悔になるかも！？というのも実はあったりした

そんな矢先に体験した「呼吸困難」
すぐに死ぬとは思わなかったものの、この苦しみで死ぬのは勘弁だなぁとは感じたし
「この影でその症状は…」と紹介状を書かれた時は、「ホントに来ちゃったか？」とも…
もし宣告されたら絶対にこの美人女医に第一声は「ガーンΣ（ﾟдﾟlll）」と言ってやる！と本気で考えてみたり
(ホントに死ぬとは感じてなかったからこそ、こんなこと考えられたんだとは思うし、そもそもERの観察室で宣告は無いわな)

歳をとってひっそり逝くよりは「今でしょ！？」とも考えました

「今」であれば、ロードスター乗り、サーキット族、みんカラ仲間から、少なくとも数人は泣いてくれる人もいるだろう
「私の葬儀にご参列いただく際は、是非レーサーとしての正装でお願いします」ってブログに遺言あげたら、誰かホントにレーシングスーツで参列してくれるかな？とか…

「安心して下さいね」と言われ、死の恐怖から解放されたからこそだったのかも知れないが、入院翌日まではそんな死に際の事ばかり考えていた気がします

そして今、「入院」なんてネガなイメージしかなかったものを実際に体験したところ、「この歳になって知る新たな有意義な体験」とすら感じている始末
そりゃそうだよねぇ 毎日数時間置きに若い女の子がかわるがわる笑顔でやってきてくれるんですよ！こんな体験、そうそうできるもんじゃありません！

あと半年ほどで突入する50代、ひょっとして、まだまだ知らずに勉強になることが沢山あり、40代よりさらに楽しいことが待ってるかも？とも思い始めており、退院後は健康にも気を配り、もう少し欲張って、右往左往、人生続けてみようかな？と思っている次第である






退院を目前に、改めて振り返り、今思い出したのだが…

ここへ転送される前、ER観察室で美人女医と…
「禁煙してたのに、最近人からもらって喫った事のない銘柄の煙草を喫っちゃったとか無いですか？」
「いえ、自分でもエライって思うくらいキッパリやめて一本も喫ってません」
「そうですか…稀にそういう事でアレルギーを起こすこともあるので、これからも禁煙続けて下さいね(ニコッ)」

そういや、Iは相変わらずのチェーンスモーカーで昔と違っていたのは喫っている銘柄…
3件ハシゴする内に、相当量の副流煙は吸い込んだよなぁ

ハハハまさかねぇ…

・米飯
・黒むつ照焼
・ししとうソテー
・大根人参みそ煮
・キャベツしそもみ漬
・いちご

もちろん美味しく完食です！
そしてこれがここでの最後の夕食
明日の朝食をいただいたら退院です！！


今までは、一番最初にお膳を下げていた（入院初期、酸素投与を受けている時は、看護師さんにさげてもらっていた）ので気づかなかったのですが…
今日はたまたま最後の方になり、他の方のお膳を見ることとなったのですが…

まぁ、好き嫌いとか食欲の問題で残すのは仕方ないと思うんですけど…

イチゴが間違いなく甘い先っぽだけかじってあったり、ご飯茶碗に米粒がいっぱい残っていたり…
しかもそれが、「米という字は、お百姓さんが、お米が実るまでに八十八回も手をかけるから…」なんて説教をたれていそうな、立派な年齢の方々だったりするもんで…

なんかものすごい残念なものを見てしまった気になりました…