
今日の午後、トヨタ東京本社にてプリウスのブレーキリコールに関する豊田章男社長の記者会見があったので予定を組み替えて出席してきました。リコールの内容についてはすでに報道されていますし、トヨタ自動車のホームページにも掲載されていますので、そちらをご覧ください。
今回の会見は、非常に良かったと思っています。
ユーザー、というか世間一般が知りたいと思っていること、つまり一体今何が起こっていて、トヨタはそれに対してどう対処していくのかということが、非常にクリアに説明されたこともそうですし、何よりそれを社長自らの発言で聞くことができたのも、とても良かったのではないかと思います。
トヨタという会社は完璧だとはまったく思っておらず、失敗することもある。しかし、それを徹底的に反省して次に活かし、より信頼性の高いクルマをつくってきたのがトヨタの今までの伝統であり、これからもそうするつもり。その自信はある。といった発言などは特に、率直であり、また強い意思も表れていたように思います。
一方で気になったのは、いわゆる機構的、構造的欠陥ではないけれど、発生件数が多く、また今後に向けての継続性まで考えてリコールというかたちにしたという説明が、どこまで一般に受け入れられるかということです。会見が終わって駅に向かって歩く途中、まわりで話をしている新聞社、通信社系の記者の話を聞いていると、結局懇切丁寧に行なわれたプリウスのABSの機構の説明、トラブル部位と対策の説明がどこまで理解されていたか大いに疑問と思えました。
たとえば「プリウスみたいにブレーキ効かないとさぁ」なんて話してるわけですよ。効かないって話じゃないのに。「結局リコールしたのは、何だかんだ言ってるけど設計ミスだろう?」的な話にもなるわけですよ。
そういう彼らが発信した情報が、大マスコミで流されるのかと思うと、うーん…と思ってしまったのでした。
冒頭に書いたようにインターネットを見れば情報は出ていますし、ユーザーにも販売店からしっかりフォローが入ることでしょう。それはいいんです。でも今の世間の状況を考えると、説明が必要な相手はいわゆる一般世間ではないかと思います。自分からトヨタのサイトなんか見に行かないし、ユーザーでもない人、ですね。そういう人に対する発信をしていくムードが今ひとつ感じられないのは、気掛かりに思いました。
こども店長は一旦置いといていいから、豊田社長自ら出てくるCMで、謝罪したりとかではなく最初に記したような率直な言葉で何が起きたか、トヨタはどうするのか、説明する。そんなことがあってもいいのではないでしょうか。
取り敢えず整理しないで第一報というつもりで書きました。
日本一の自動車メーカーの話ですから、もう少し書きたいと思っています。
別のことも書きますけどね。
ちなみに明日10日朝7時から、TOKYO FM 中西哲生のクロノス内「WONDAモーニングショット」でも、今回のプリウスの問題について話をする予定です。よかったら耳を傾けていただければ幸いです。
Posted at 2010/02/09 21:22:02 | |
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