5日目の朝は、天気予報を見るとミラノは残念ながら雨模様。。。
雨の中観光しても辛いし、ミラノ観光したかったけど絵とか見るのは諦めかな。。。ジョカさんにもドゥオーモ勧められたけどなぁ、、、でも行きたいモナコ方面が2~3日晴れ予報となりました。
ここまでかなり雨にはやられており、せっかくなので出来ればよい天気の下過ごしたい!と言うことで、モナコ~カンヌあたりでの宿を探したところ、ニースに車庫付きのホテルが見つかったので、丁度予定日程の半分で、疲れもあるのでニースまで350km+αひとっ走りして、そこで一息ついて2泊することに。
で、小雨の中出発し、ミラノのインターで高速の入場チケットゲット。
ちなみに写真にチラっと写ってますが、最悪ナビ(タブレット)の故障時でも旅行を完遂すべく、方位磁針も持ってますw
あと、この入場チケットを紛失すると最長距離の料金を払わされるって噂があります。しまって、ファスナーをキッチリ閉めました。
そしてミラノ空港とひときわ高い管制塔などを見ながら走っていると、、、来た!来ました晴れ間が!くーーー、曇りはあったけど晴れってひょっとしてこの旅初めて!?嬉しいぃ~(*´▽`*)
途中で満タンにすると多分ニースまで無給油で行けそう。。。と言うことでスタンドへ。
このバイクが停まっている"Servito"って書いてある給油機は有人サービス機、の意味で、
"FAI DA TE"は、Do by you = Do it yourselfっぽい意味です。正直イタリアとかセルフで入れてバイクを置いて店内に払いに行くのは盗難が怖いので、迷わずサービス付きで。
高速ではありますが、農村地帯の空気を感じながらめっちゃ爽快に楽しく走っていると、PAにマックが!
UAE、ドイツに続きイタリアでも食べねばなりませんでしたが、街での一食を無駄にせず?高速で食べられるのは得した気分。イタリアのマックは、肉のサイズが選べるようになってました。
ビッグマックのセットを注文しましたがビッグマックソースが日本のサウザンドレッシング系のソースと違い、マスタード系の味!なるほど~、これもいいかも。値段は6.8ユーロで日本よりちょっと高い感じ?でしたー。
さらに気分を良くして走っているとまたもや雲行きが怪しく・・・ジェノバ付近からはまた豪雨(´;ω;`)
もーまたビショビショ(ノД`)・゜・。
豪雨、つか雷雨。雷怖い~~!
シールドの曇りもひどく、前は見えないし、後地中海沿岸の高速は、谷を通過するんですがそこの突風がたまにビビる程強くかなりテンション下がりましたが、、、
フランスが近づくにつれ、何か青い空が見えてきた、と思ったら晴れたーーー!
めっちゃテンション上がってきて、ニースの手前でモナコで高速を降り、山道を下ったそのとき!!!
モナコの市街地が見えた!!!
突き抜けるような青い空と青い海、ヨーロッパの街並みに近代の高層ビルが切り立つ、他になかなかないこの風景に超感動(T^T)。
・・・やばい、、、ここから離れたくない。写真では伝わらないかも知れませんが、この風景を、一生、絶対に忘れないように1時間位脳裏に焼き付けて置きたい。そう思えるような景色でした。
バイクは適当に停めて縁石に座り、サイドボックスから水を出してゴクリ。ぼ~っと景色を眺めます。たまにバイクが通り過ぎますが、休んでいてもピースサインくれる方も。でもここで休む人はいない。皆本当にここで休まないでいいの?
目を閉じてもこの風景が見える位しっかり焼き付けて満足した後、個人的な最大目的の、「モナコF1のコースを走る」のために街に入ります。F1モナコグランプリは、市街地を封鎖してのレースなので、普段はそのコースは一般道であり、すべてではないですが走れるはずです。
高台から市街地へは、いろは坂に路駐のバイクと車を1000台とブランドショップを200件置いたような道を下り、カクカクっと曲がってホームストレートに進入。何だかドイツで走り始めて以来、初めて土地勘がある街。笑
いや、初めてなんですが、F1のコースの一部さえ見えれば、ホームストレートはあっちの方、高速乗るならは多分あっちね、とか方向感覚がすごくある。笑
VIDEO
コースはめっちゃ渋滞(笑)してましたが、右1コーナーをクリア、坂(ボー・リバージュ)を駆け上がってカジノコーナーに続く左コーナーへ・・・ってところでお巡りさんだかセキュリティに停止を命じられます。モンツァ同様、交渉して侵入を試みますがバイクはこの先には絶対に行けない、は変わりませんでした。むむぅ。。。バイクがダメなら明日電車で来るかな・・・。
朝出発した時は、今日モナコを堪能して、明日はフランス(ニースまたはカンヌ)で1日ゆっくり観光しようかと考えていましたが、明日はモナコ観光に変更!!
であれば、渋滞と駐車スペースの無いモナコは今日は諦めてサクサクニースへ。むしろ今日ある程度ニースも見なきゃな!
で、高速使うと30分弱?でニースに着きました!
地中海もめっちゃキレイ!!
ちょっと想像と違って、完全にリゾートしてる感じ。夏になったらもっとそのイメージなんだろうなぁ。。。なんて言うんだろう、大人のワイキキ?雰囲気はワイキキなのに、建物とかの街並みが格調高く、伝統的で高層ビルがなく、美しいです。
モナコは同様の中に煌びやかで華やかでリッチな雰囲気がありましたが、ニースはそれに比べるととても落ち着ける感じ。とは言っても海岸通りから一歩中に入ると何でも揃う、素晴らしい街でした。
あとは、お国柄と言うか、フランスらしいユーモア。
例えばこのビルのユーモア、分かります?
夜ゴミ箱付近に捨ててあった宅配ピザのパッケージも、ちょっと嬉しい感じ・・・つか、日本だとモンスターペアレンツがクレームしそうなデザイン。
しかし大したことないですが、着いてすぐに想定外のトラブルが・・・。
余りの豪雨を重ねてふやけたのか、靴底がはがれた~~~~~(T_T)
一応信用のおけるライディングウェアのブランドのライディングシューズなのですが、全くの想定外。
靴の修理屋と、靴屋を探します。修理屋も靴屋も見つかりませんが、ほどなく場末の洋品店?東京で言えば巣鴨感(失礼!!)の漂うショップで、とてもフランスとは思えないイケてない靴が約3000円ちょいで売られているのを発見!
やむを得ず購入しましたが、大丈夫かなー、後1000km位もってくれますように!
ホテルは、付近は格式高い由緒正しい系が多いなか、予約したホテルも相当古いぞ!?
築100年は堅そう。マジで。なぜならこの鍵が現役なのでwww
でも、さすがおフランス、部屋はきっちり美しかったです。ちょっと外見からは考えられない位きちんとメンテされてます。
枕元の絵とか写真じゃなくてマジな油絵でした。
取りあえずバイクをガレージにぶち込んだので到着・安堵の一杯を飲みたく、ビールを買いに外へ。
前後のバンパーとか傷だらけの車が多いのは昔からだと思うけど、リアガラスとか割れてもそのままー?日本で走ってたら停められそう。
バイクは、CBRエンジンをネイキッド用にチューニングした、日本ではほとんど見かけないCB1000Rとか結構走ってます。
街では、例によってビールと生ハムをゲット。あ、あと疲れてるのでうっかり寝てしまわないよう、気付け薬としてロッシバージョンのモンエナ。
取りあえず軽く部屋飲みです。
ちなみにフランスのスーパーでは生肉も生ハムも同じようなパッケージに入っていて超分かり辛かったです。ホテルの部屋に豚ロースとか持って帰ってどうするよ!
と言うことにならないよう、パッケージを良く見て、"JAMBON"(ハム)って書いてあるのを選びます。たまに"JAMBONじゃないよ"って親切に書いてあるのもあるので注意が必要ですww
晩飯は例によって場末のレストランで食事。
歩道に面した気持ちのよい席で、ビールとスモークサーモンから。
う~、まいう~~。でも、お腹も減っていたのでオードブルはカナッペみたいに形状変更して喰いましたw
メインに、イタリアで喰えなかった肉!
フランスのフランス料理屋ってことで今回の旅行でマクドナルド以外で初めて牛肉を食いました。笑 安くて美味しくて良かった~。
デザートはティラミスを頼み、想像していた日本のティラミスと組成は同じだけど形状が全く違うものが届いたww
まぁ、どうやって作ってるんだろう、とても美味しかったのでOK!
食後のカプチーノは、ドイツやイタリアより量が少ない。ちなみにこれは翌日も同様。
食べ始めはまだまだ明るかったのに、食べ終わって外に出ると、すっかり暗くなっていました。
この電話しているオッサン、ここで1時間位電話してました。笑
昼に見た建物は、ライトアップされて更に美しく格調高く。
夜になっても寒くもなく、暑くも無く、温暖な地域なのでテラス席は中より人気。
ふと夜の海が見たくなり、売店で軽くアルコールを買い、歩き飲み。
浜辺に着いて気持ちよい風を受けながら座ります。
夜の地中海を見ていると、時折コート・ダジュール空港に離発着する飛行機や、ヤシの木の間には月が。
ぼんやりと眺めながら美味しいお酒を飲み、まったりとした時間を過ごした、最高の夜となったのでした(*´▽`*)。
【5日目:フランス ニース】