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軽量フライホイールに先日装着した996GT3RS用のクランクプーリーとの組み合わせ。

装着直後の印象は、切れのあるアクセルレスポンスの向上はもとより、1速からの加速感等の伸びのある発進は凄まじく、2速、3速と繋いでいくとあっという間に未知の世界へ・・・。



これは速い。

こんなにも変わるのか・・・。


当初はそんな好印象だったのです。








ですが。


しばらくすると、ある事に気が付いたのです。


車は格段に速くなったのに何か違和感が・・・。







ここからは私見ですから、ご興味のある方のみお付き合い下さい。





僕が996GT3に深い愛を感じたのは、それまでに997GT3を好条件での購入の機会もありましたが、どうしてもあの濃い味の996GT3が忘れられなかったのです。

速さでは、996GT3＜997GT3

味の濃さでは、996GT3＞997GT3



996GT3＝空冷ポルシェに近い

そんな感じです。







しかし、今回のモディのフィーリングは997以降のモデルの雰囲気に近くなってしまったのです。



991GT3は速すぎて目がついていきません。





加えて、昨年試乗したターボが付いた現行モデルも快適でとても速い。



下からのトルクはもとより、加速が素晴らしい。






でも、自分の中でのポルシェは低速領域ではなく、高回転領域からの別世界が好きなのです。

今回の996GT3は低速～中間までは良いのですが、6000回転位からの背中から押されるような高揚感が無く、上までのトルクのパワーバンドがフラットになったと言いますか、言い換えれば爆発的なトルク感が薄まってしまった様な感覚なのです。

実際にはトルクが薄まってはいないのですが、996GT3独特のあの脳みそに雷が落ちるような刺激が自分にはないのです。







もう一度申しますが独りよがりの戯言です。


決してRSのプーリーが悪い訳ではありません。


車は格段に速くなっています。







エンジン音の変化、シフトチェンジのタイミング。

個人の嗜好の問題なのです。








なので、せっかく装着しましたが、今の自分の好みはサーキットを速く走れる車が欲しいのではなく、味の濃い泥臭いポルシェが好きなのです。

そんなフラフラな感じで、まだノーマルには戻していませんが、今週末に最終確認の意味でGT3に乗ろうと思います。





車って本当に奥が深い！＾＾