まるも亜希子のブログ一覧

　1974年の今日、

富士スピードウェイで起こった悲劇。

日本のトップドライバーたちが参戦する

「富士グランチャンピオン・シリーズ第２戦」で、

マシン４台が爆発炎上、ドライバー２人が焼死するという大事故だったそうです。


そんな大事故が、なぜ起こってしまったのか？

実は、38年も経つまで、

誰も本当のことを知らなかったと言います。


　いえ、『オートスポーツ』や『ドライバー』をはじめ、

数々の誌面や新聞でことの経過や関係者のコメント、

ジャーナリストによる考察などは掲載されたものの、

いつしかそれは業界内では「触れてはいけない話題」になってしまったのだとか。


　だから私も、この事故の詳細を知ることなく、

モータースポーツに関わってきたのですが・・・。


　この『炎上』（中部博・著／文芸春秋刊）を読むと、

その封印を少しずつ少しずつ解かれていくのと同時に、

日本のモータースポーツを引っ張って来た大物ドライバーたちの想いや誇り、

そしてそれを見守ってきたファンや関係者たちが、

どれほど当時のモータースポーツを愛していたのか。


　この痛ましい惨事をそれぞれが乗り越えて、

悔しさや悲しみをどうにかして歯を食いしばってパワーに変えて、

その延長線上に、今の日本のモータースポーツがあるんだ・・・。


私はそんなふうに感じて、胸が熱くなりました。


でも、わからないです。

私は当時のこの事故をよく知らないから、そう感じたのかもしれません。

もし、あの時目撃した人や関係した人たちが読んだら、

どう感じるのでしょう。


読者それぞれの立場で、いろいろな想いが生まれる本だと思います。


最後に、今日が命日となってしまったお二人の素晴らしいドライバーのご冥福をお祈りします。


追伸：ノンフィクション作家の中部博さんについては、こちらの『BOOK PEOPLE』内サイトも読み応えがあってお薦めです。

　ふだんから、家でも外出先でも本が手放せない、
活字中毒の私です。

　クルマを運転していると、当たり前だけど本が読めない・・・。
それだけが唯一の不満なんです（笑）

　で、今、とある企画のためもあって、
クルマが出て来る絵本を片っ端から読みあさっております☆

　今月号のahead女性版の特集も、偶然にも絵本^^

　我が家は三姉妹だからして、小さい頃は家にミニカーもなければ、
クルマの絵本を読んだ記憶もないんですよね。

　でも、男兄弟の家になると、
それこそ山のように出て来る出て来る！

　やっぱり、子どもの頃からクルマに親しんでいるのは、
圧倒的に男性なんですよね。

　みなさんは大好きだったクルマの絵本って、あります？？
よく遊んだミニカーとか、覚えてます？？

　私が記憶しているのは、
キティちゃんのおままごとセットに、たしかキティちゃんの愛車があったの☆
ワーゲンカブリオレ似の赤いオープンカーだったような・・・。

　だからなのか、免許取って最初に乗ったクルマが
クラシックビートルだったという^^

　やっぱり子どもの頃に初めて触れたクルマって、
すごい影響力を持っているのかもね☆

　先日の大雨で中止になったeccooloのロケ。

　なんとかお天気になってくれたので、今朝決行してきました～☆

　実は昨夜、たまった原稿をようやく書き上げ、３時間くらい仮眠できるなぁ、
と思いつつベッドサイドにあった小説を読み始めたら・・・

　面白くて止まらずに完徹！
しかもラストで大泣きしたために、目は真っ赤っか～～
　
　バレないだろうとそのまま出かけましたが、
　カメラマンJ氏に「目がショボショボしてるよ～」と指摘されちゃいました（笑）

　ちなみに読んだのは日本ラブストーリー大賞を受賞したという、
『カフーを待ちわびて』（原田マハさん著）でした☆

　沖縄が舞台のストーリーだったので、今、かなり飛んでいきたい気分♪
あっちはもう、梅雨明けしてるしね^^

　今朝のロケ場所は東京のド真ん中でしたが、
おねむの私の目には、パリのシャンゼリゼみたいに見えました～～（笑）

　徹夜もたまにはいいモンですね!?

　私の部屋の大半を埋めているのは、大量の本と雑誌です。
実は私、ひとりでいる時はいつも、本を読んでいるような生活。そう、いわゆる活字中毒なんですね (^-^ゞ
　
　子供の頃は、図書館に入り浸って１週間に７～８冊は読破してたと思います。今はなかなか時間がとれず、順番待ちの本が山積みになってる状態ですが、ここ３週間で読んだ本はというと・・・。
●宮本輝『約束の冬』上・下／すごくいい物語で、人を思うこと、精一杯生きることを考えさせられました。
●ディケンズ『二都物語』上・下／何度も途中で読むのをやめようと思ったけど・・・結末はまぁ感動的でした。
●林真理子『アッコちゃんの時代』／単純に、タイトル買い（笑）！　でも、バブル時代に青春を送った人たちの悲喜こもごも、女の性（サガ）を垣間みた気がします。
●絲山秋子『スモールトーク』／昔の男がとっかえひっかえ乗ってくるクルマがすごい！　それを女性視点で斬る文章は参考になりますね。
●楡周平『再生巨流』／最高に面白かった！　仕事に賭ける男の生き様に感動します。

　そして写真でも紹介しているのが、
●小川義文『写真家の引き出し』（幻冬舎）です☆
これは自動車写真のあり方やその魅力について、本当にいろいろな見方を教えてくれて、考えさせてくれました。
小川さんは、先日のBOSEの時に撮影をして下さったのですが、あらためて尊敬したばかりなんです。
被写体である私に不安や警戒心を抱かせない、クルマの美点を的確に感じて背景と調和させる。それがあくまで自然にさりげなくできる人なんだなぁと思いました。
この本を読んで、なぜ小川さんはそういうことができるのか、ちょっぴりわかったような気がします^^
しかも掲載されている写真はどれも、溜息がでるほど美しく、素晴らしいものばかり☆
小川さんの写真って、クルマ、街、自然、そして人間への愛にあふれているんですよね。
ぜひ、クルマを愛するすべての人に読んでみてほしい１冊です♪

　みなさんは最近、本って読んでます？？　
なんかオススメあったら教えて～ (^-^)/
あっ、でもサスペンスやホラーは苦手です。
夜、トイレに行けなくなっちゃうので（笑）