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スバル乗りとして前から気になっていたインプSTiのAT車が先日登場しました。
輸出向け2.5Lターボエンジンでレガシィの5ATがベースだという噂はずっと前から聞いていましたが、価格やパワー、装備差などが不明だった。

出てみて驚いたのが、価格。値上げを重ねてついには360万円を突破してしまった6MT車に比べて50万円以上低価格な税込315万円。ブレンボのキャリパーは21万円のメーカーオプションですが、それをつけても30万円は安い。AT化にあわせて足回りや駆動系はだいぶ仕様が違うようですが、外観やホイールは特に変更が無いので、価格差から想像するネガな印象はないはず。
ランエボは5MT車で３７３万８千円～、TC-SST車で３９９万円～なので、価格競争力はかなりのもの。ツインクラッチミッションとステップＡＴの差はあるものの、６０万近い価格差はランエボ派ユーザーの気持ちを傾けるに違いない。やはり、スタート価格が安いことは重要だと思う。三菱ディーラーの話だと、３００万ちょいから買えたエボ８あたりと比べると、エボ１０では４００万近くなったのでユーザー層はガラっと変わったらしい。たくさん売って何ぼの車ではないので、安けりゃいいってもんじゃないですけど。
ところで、ランエボも販売台数の7割がAT仕様だそうです（とあるディーラーで聞いた話。ディーラーによって違うかもしれません）。ということは、インプSTiのAT車もMT車の2倍売れる可能性も無きにしも非ずということでしょうか？（笑）まあ、こういう時代なんでスバルの期待通りにはならないと思いますが、MTよりも数が出る可能性はあるんじゃないでしょうか。

パワーもATの耐久性を考えて272馬力程度になるかと思いきや、300馬力をきっちり出してきました。300馬力はランエボと同じ。最大トルクこそエボや6MTのインプに圧倒的に劣るが、5AT仕様は2800rpmから35.7kg・mの最大トルクを発生し、それを6000rpmまで維持するのだから驚く。実用領域がほぼフラットトルクで街乗りでは6MT車よりも速いと思います。驚くことに、装備をチェックすると、おキマリだったツインスクロールタービンがシングルスクロールに変更され、エキマニが等長等爆ではなくなった。詳細は確認していないものの、もしかしたら、ドコドコサウンドが復活する？？これはこれでありだと思います。気になる車重もMT+10kgに収まっているので、戦闘力は相当なものでしょう。

レガシィが最近不振で日本市場は厳しい状態。次期レガシィの出来具合によっては、このインプSTiのＡＴ車はレガシィから流出したユーザーを受け止めることになるだろう。実際、そういった狙いがあるのかもしれない。
レガシィの2.0GT買うならインプSTiのAT車買うという選択も大いにありそう。ちなみに、レガシィB4 2.0GT Smart selection（5AT）が295万円なので、20万円差。+500ccと+40馬力のアドバンテージを考えればお買い得？内装の質感や後席の広さも、あまり変わらないです。
インプはナローボディだとデザインが不安定な感じですが、ワイドボディはけっこう好きです。インプはホイールがPCD114.3なので選択肢が広いです。レガシィは225幅タイヤまでしか入りませんが、インプは245のワイドタイヤが入るので19インチ以上を狙う場合も楽勝でしょう。ブレーキが17インチなのでスタッドレスは17インチで安価（とはいってもホイールとセットで15万）に済ませることも可能。
レガシィとインプレッサの中間を狙っていた層をうまく取り込んでくれればスバルも活気付くはず。

買う気はまったく無いけれども、ぜひとも試乗してみたい車です。

再びインサイトの試乗をしてきました。
以前は店が混んでいて大して走っていないので、今回は全開加速やハンドリングをチェックした。

インサイトはこの不況にもかかわらずなかなか好調な販売状況で、営業マンも、この状況がしばらく続けばうれしいみたいな話をしていました。ドル箱となる予定だった新型オデッセイが年末から厳しい状態で、なんとしても台数を稼ぎたかったとか。フリードやフィットでなんとか台数は稼げていたそうですが、やはり高価な車を売りたいのが本音でしょうね。

まず、加速性能のチェックを行う。
ゼロ発進は半クラ発進のため、トルコン車に比べると少々レスポンスが悪いが、モーターのトルクの助けを借りて、70km/hくらいまでは1500cc以上の加速感を感じる。
しかし、それから加速していくと、「いまどきの1300ccならこのくらいは加速するよな・・」という感じ。ホンダは1500cc相当だと言っているが、全体的にはそんな感じで、中間加速は1600～1700ccくらいの力を感じる。しかし、全開加速のタイム（0-100km/h）はおそらくフィットの1500ccに負けるだろう。システム出力は約100馬力。1500ccのエンジンの相場からしたら10馬力以上も少ないため、最高速や高速域の加速は1500ccのフィットのほうが速いだろう。じゃあ、遅いかといえば、そんなことはない。街中で流れをリードするときに使う負荷領域でのレスポンスと加速がなかなかいいので、よっぽどアクセル全開主義の人で無い限り、遅いとは感じないはず。
インサイトは意外と軽く、ボディサイズの割には、フィットと比べて100kg程度重いだけ。出力から想像するほど遅くは無い。
じゃあ、プリウスと比べてどうか？競争していないのでわからないが、プリウスのほうが全域で力強いだろう。プリウスはゴムか何かで引っ張られているようなグググッという独特の加速を感じるが、インサイトにはそれがない。

ハンドリングも適当なコーナーで試してみたが、一言で言うと「フィットを上質にした感じ。」段差を乗り越えたときの挙動もフィットに似たものを感じた。ダンパーのメーカーは同じか？ロールはまあまあするが、アンダーがすぐに出てつまらない思いをすることもない。峠の下りでプリウスと勝負したら勝てるような気がした（両者とも、そういう走りをする車じゃないですが。笑）プリウスはハンドリングというか、Aピラーが太く視界が悪いので右コーナーが怖いのだ。でも、ハンドルの軽さはフィット譲り。私みたいな走り好きからすると、乗った瞬間からやる気出ない。BMWやスバルほど重くしろとは言わないが、スピードが上がったときはもう少ししっかり感を出してほしいと思った。

私はインサイトをほしいとは思いませんでしたが、この車にはいろいろなこと（？）を考えさせられました。

本日は実家近くのスキー場で、プロの元でレッスン。予想通り、ダメ出しの嵐（笑）
なにがだめかって、板を積極的に操作していないのだ。自称上級者に多いのが私みたいな滑り方か？(^-^;
カービングスキーはラディウスよりも大きなターンなら難しい操作無しにズレのないターンが可能。私みたいな古いスキーから乗り換えた人だと、カービングはあまりに曲がるからうまくなったと勘違いする。知らぬ間に板の性能で全てが決まる滑りになる。小回りで暴走気味な人は大体そういう滑り。古い板やラディウスの大きな板で修行するのが近道かもしれない。

10日から11日までクレバスさんと山形蔵王スキー場へ行ってきました！
10日は神奈川の下宿を３時半に出発という超早起きでした。
首都高を乗り継ぎ、東北自動車道へ。下宿出発してから川口JCTまで１時間半。案外近いと実感。
東北自動車道を村上JCTまで走り、山形自動車道へ。運転はクレバスさんと交代しながら。
片道500km近くありました（笑）山形蔵王IC付近の天気は特に問題なさそうなので、スキー場も大丈夫だろうと期待。
所要時間は６時間ちょうど。１０時には滑り始めていました。

平日ということもあり、駐車場はガラガラでした。平日は駐車料金無料ながら、休日は景気よく１０００円もとってました。後ろに見えるゲレンデは大森ゲレンデです。



早速山頂を目指し、樹氷を見に行く。しかし、上のほうはガスってました。一時、平衡感覚がなくなるほど視界不良に（笑）雪が降ってこなかったのが幸い。
一応樹氷が見えます。


今度は下のほうへ行ったら、中央ゴンドラの山麓駅付近にドラえもんの雪像が！！（笑）見事だと思いました。そのうち解けてしまうことを考えると悲しくなる。

続いて１１日。本日は休日なので少し混んでいましたが、ほとんどリフト待ちなし！
本日は申し分ない快晴！すぐさま頂上へ樹氷を見に行きました。
ゴンドラが山頂に近づくにつれ、美しさに感動する。
以前も蔵王には来たことがあるのだが、その時以上にきれいに樹氷が見れた。
ただ、樹氷のできている位置は上のほうだけになっています。以前はもう少し下のほうでも樹氷ができていました。


樹氷の横に立つクレバスさん。けっこう大きいんです。



やっぱり綺麗ですね。


My板と樹氷。

15時頃ゲレンデをあがり、帰路に着く。
帰りは長野の実家へ行くので、長野方面へ。
磐越道までは問題なかったものの、日本海に出るなり土砂降り、雹でえらい騒ぎに。
地震のせいか路面に水溜りができやすく、ハイドロプレーニング現象を何度か受けました。
上越JCTから長野方面へ上信越道を走らせたら、途中からものすごい降雪で、しかも、吹雪。雪の粒が特大で、ヘッドライトの光を反射し、ほとんど視界がありませんでした（汗）どこを走っているのかよくわからないまま泣きそうになりながら走り抜けた。どこにもぶつからず、事故もなく通過できて幸いだった。
豊田飯山IC付近に来たら普通の雪の降り方になって、視界は良好に。
しかし、長野道の姨捨付近からまた吹雪。しかも、上信越道のそれよりもひどい。路面の積雪ひどく、ハンドル取られる。しかも、先行車ほとんどいなくて、どこ走ってるかわからない！２車線またぎながら蛇行運転しつつもなんとか梓川SAまで到着できた。
今回実感したのは、アイポイントの低い車は雨による路面の反射や吹雪、降雪で視界不良になりやすいこと。いまどきのミニバンやアイポイントが高いセダンなどはけっこう視界がいいのだ。10cmアイポイントが高いと全然見え方が違うから驚く。
アイポイントが低いレガシィはこういう状況に弱い。今回は、天井に頭をつける状態で走り、何とか視界を確保した（笑）
こういうときはトラックなどアイポイントが高い車は圧倒的に有利。実際、こちらは60km/hでヒーヒーいってるのに、トラックは90km/h位で何事もなく追い抜いていってしまった。調べると、場合によってはトラックのほうが５倍以上の視界距離を確保できるらしい。例えば普通車は50m（視界50mでは普通の速度でまっすぐ走ることは難しい）しか見えなくても、トラックは300m以上も見えるとか。

最後の吹雪にはやられましたが、無事に終わってよかったです。
やはり蔵王はよかったです。

不景気のわりには話題のホンダ・インサイトですが、189万という価格が先行しているような気がします。
色々つけていくと決して安くない(どんな車にも言えますが。)
例えば、姿勢制御装置と純正ナビ、スマートエントリー、ディスチャージライト、アルミホイールと装備を揃えてインサイトとプリウスを比較すると、約28万インサイトが安い。しかし、インサイトの値引きは7万。一方、プリウスはネットで検索すると35万円以上の例もある。値引きの差は20万程度ある。つまり、実質的な支払価格差は約8万。交渉を頑張れば同等かもしれない。
実際に今交渉してる人も同じことに気づいていると思う。

インサイトはなにもつけない状態で買えばお得だが、今時の装備を揃えるとそうでもないと言えそうだ。
価格がほぼ同じなら現行プリウスとインサイトどちらがいいかと言われれば、プリウスでしょうか。プリウスのほうが2回り上質な感じがします。6年古いというのは気になりますが、実用燃費や電気自動車のような走行感覚、未だに未来的なデザインなど、第一線の性能を持っています。

そういえば、次期レガシィはあまり情報が出てきません。今の時期にまともなショーモデルや情報が出てこないのは不思議。訳あってNDAがきついのかもしれませんけど。本当に5月に発売するだろうか？