2016年10月19日
<よもやま話>最近のハヤりもの
最近世間じゃ「PPAP」とかいう動画がはやっているようですが、
テレビでアレを見て、正直自分から検索して視聴しなくて良かったと感じております。
面白さも何もない、ただの時間の無駄です。
しかし、くっだらねぇ、とつぶやいて終わってしまうのでは、
斜に構えて世の中をひがむあまのじゃくで終わりです。
そこで、なんでこれが流行るのか。
そこを考えてみました。
言葉に意味はありません。
そして、何一つ面白い要素もありません。
なのに、聞いた人が夢中になる。
どうやら、脊髄反射的な、
もう少し言うと、赤ん坊が喜ぶような、
そんな何かがあるようです。
つまり、赤ん坊が何一つ中身を理解しないのに、
アンパンマンを見て喜ぶのと同じ何かがあるのではないか。
そう考えました。
そうなると、最近流行るお笑いにも同じ要素があるんじゃないかと思えてきます。
例えば、すでに消え去って久しいほにゃららバスーカ。
しゃべっている言葉にはほぼ意味がなく、
テンポ抜きで朗読しても何一つ面白味はありません。
でもあれだけブレイクしたのは、
テンポの良さがあるからではないか。
しかし、テンポが良いから、というだけであれだけウケる理由は説明できないです。
そこが、脊髄反射的にウケるなにか、ということなのでしょう。
じゃあ、どうしてその脊髄反射的な何かの効果が長続きしないのか。
それは、人間がその刺激になれてしまうからではないでしょうか。
特に、脳が発達すると刺激になれてしまうのも早いので、
一度感じた刺激を2回目以降に感じても、初回のような衝撃はありません。
なお、赤ん坊はまだ脳が発達していないので、
同じ刺激を受けても同じように喜びます。
そこが、脳が成長した人と、まだ成長していない人との違いでしょう。
もしかすると、子供が同じビデオを何度も繰り返し見ることができるのも、
そういう部分が関係しているのかもしれませんね。
だから、同じ刺激しか提供できなかった芸人は、
一発屋として消滅していったのではないでしょうか。
だとすると、最初に取り上げたあの動画も、
英語なので多くの人が理解可能という点で世界的にウケていますが、
おそらく年明けには消滅しているんじゃないでしょうか。
こういう刺激というのは、多分、狙って生み出せるものではないです。
そして偶然の産物であるということは、
それを安定的に生み出せる下地があるわけではない。
ならば、次が生まれる可能性は低いので、消滅していく。
そんなところでしょう。
こうした、考えなくても良い刺激がウケるという世の中は、
考えるということに対して疲れているのかもしれませんね。
あぁ、久し振りにマトモなこと書いてますね。
前日の夜10時前から翌日の午前1時過ぎまで寝てたからかもしれません(マテ
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Posted at
2016/10/19 01:42:43
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