ミッチョ＠名古屋のブログ一覧

　7月に手術をした妻も、ほぼ完調になりましたので、久々に温泉ドライブを楽しみました。あまり遠くないところということで、家から110kmほどの距離にある昼神温泉郷を目指します。高速を使えば1時間あまりで行けますが、ワインディングを走りたかったので、135号線を走りました。

　曇り空でしたので、ルーフをオープンにしてとても気持ちよく山道を走ることができます。途中、HONDAゴールドウイングの隊列と一緒になり、その隊列に伴走していたビートの老夫婦と、道の駅で隣どうしになりました。こうしてビートと並べると、コペンがとても大きく見えます。


　昼神温泉に到着し、まずは日長庵 桂月で1,300円の「物味湯産手形」を購入します。桂月は手形以外では入浴できない旅館です。この手形があると、１年間の有効期限内、信州各地の温泉施設５７箇所のうち１２箇所に入ることができます。飲食店での割り引きもあるため、１･２回使えうだけで元が取れます。


　昼神温泉は、ph値9.7のアルカリ性単純硫黄泉で、つるつるする泉質からか「美人の湯」といわれています。この泉質、好きです。

　入浴後には、「十割そば」という蕎麦屋さんで、天ざる蕎麦を食しました。天ぷらのボリュームがありすぎて、食べきれないほどです。信州りんごの天ぷらが珍しく、まるでアップルパイのようでした。


　食後にみやげ物めぐりをした後、昼神グランドホテル天心で、温泉のはしごです。ここも、手形がないと入れない施設です。


　温泉を満喫し、帰路も135号線をオープンで気持ちよく走りました。近くにも、いい温泉が見つかり、大満足の1日となりました。帰宅直前に給油したところ、燃費は過去最高の22.9km/lとなりました。これは、通常通勤の120kmも含んでいるので、今日の走行だけならもっと良かったことになります。絶好調のコペン君、エコカー顔負けです。

　シルバーウイークは妻が完調でないこともあり、どこへも行かずに車のメンテナンスと、家をいろいろと片付けて過ごしました。

　コペン君ですが、購入時はあちこちから、ギギギ、キュルキュル、ゴトン、カタカタと、ローバーミニより盛大に、しかもあちこちから異音が出ていました。音源を突き止め、ルーフ合わせ目にシリコングリスとシリコンオイル塗り、カウルトップのクリップ交換、ロアアームの交換と、一つ一つ退治してきました。その甲斐あって、残るはルーフ内張りからのカタカタ音だけとなりました。それを今日ようやく退治し、気になる音がしなくなりました。足回りもしっかりとしたため、走るのが本当に気持ちよくなりました。朝夕はルーフオープンしても暑くなくなり、ドライビングがとても楽しいですね。

　妻の調子がよくなったら、秋のワインディングロードを駆け抜け、温泉にでも行ってこようと思います。

　最近、特に出番の多いアルミジャッキですが、随分前に購入したものです。記録を調べると、2005年1月、BMW E39 525に乗っているとき、アストロプロダクツのセールで、24,800円で購入したものでした。ダブルシリンダーで、無負荷時は５ストロークで最高位の465mmまで上がります。もう10年以上ノーメンテナンスで使いっぱなしなためか、最近、スムーズでなくなったので、メンテナンスしてみることにしました。

　まずは、8mmのHEXで固定されている、ハンドル取り付け部を外します。




　排出したオイルは約120mlで真っ黒でした。取扱説明書がないので、正確にはわかりませんが、2tクラスのジャッキは200mlくらいのオイルが入っているようなので少ないと思われます。


　ピストンのスプリングを固定するCリングを外し、ピストンのOリング交換ができるか確認してみました。



　ピストンの取り外しを試みましたが、内部で固定されているようで、抜けてきませんでした。リリーフバルブを外した状態でピストンを押してみると、リリーフバルブの取り付け穴から、勢いよくオイルが出てきました。これが、後ほどのトラブルの原因になることを、この時点では分かりませんでした。手持ちの工具では、油圧シリンダーの心臓部は分解できそうもないので、オーバーホールはあきらめ、ジャッキオイル交換と稼動部のグリスアップなどのメンテナンスに留めることにしました。

　新しいジャッキオイル200mlほどをプラグ部分から注入し、リリーフバブルやハンドルを元に戻してテストしてみます。しかし、ここでトラブルです。エア抜きを何度しても、ジャッキが下がってしまいます。やってもうたか？

　日が暮れてきたので、昨日の作業はここまでにし、ジャッキの構造をネットで調べました。この症状はリリーフバルブの先に入っている「チェックボール」がないのが原因ではないかという結論に達しました。ピストンを押し、オイルが飛び出したときに、チェックボールが押し出されてしまったのではないかと思われます。

　翌日（今日）車庫内の作業スペース付近を捜してみると、直径5mmほどの金属ボールが落ちていました。見つからなかったら、ボールベアリングで代用しようと思っていたので、見つけたときは思わずガッツポーズでした。リリーフバルブの先にこのボールがあり、油圧経路を塞ぐ役目をしています。


　リリーフバルブの先にチェックボールを入れてテストしてみると、下がることはなくなり、ちゃんと動作するようになりました。

この状態で、２時間以上放置してみましたが、下がることはありませんでした。

　最後に、アームの接合部、ピストン部分やキャスターなど、稼動部すべてをグリスアップしました。すると、ポンピングが極めてスムーズになったばかりでなく、「ギギギ」という異音も無くなり、更に移動もとても軽くなりました。１０年以上もトラブル無く耐えてくれたジャッキですが、やはりメンテナンスは大切であることを再確認しました。今、アストロプロダクツで同じようなジャッキを購入すると、約４万円もするので、復活させることができて、めでたし、めでたし。しかし、このために購入したといってもいい419pcのOリングセットですが、結局、1個も使うことができませんでした。

　工具店に行くと、目移りして困ります。今日は、こんなものを買ってきてしまいました。419個ものOリングセット、きっと数個しか使わないのだろうなぁ。

　１週間前に左ロアアームを交換したところ、ステアリングが左にずれました。純正のロアアームに交換したのに、アライメントがずれるということは、それだけロアアームブッシュがへたっていたということでしょう。

　サスキットを交換した4ケ月前に、トーインも調整しました。ステアリングが左にずれたということは、アーム交換によって左タイヤが右を向き、ステアリングを左に向けないと直進しないことを意味します。当然、トーインはイン側にずれているはずです。

　シルバーウイークの初日、整備工場でサイドスリップを計ってもらうと、案の定、イン5.4mmとなっていました。コペンの基準値は0±1.5のようです。ステアリングのセンター出しとともに調整してもらった結果、0.1となりました。帰路のハンドリングは、とてもしっとりとした感覚となりました。気になっていたサスからの異音も解消し、いい気分です。