2009年07月18日
先週のジムカーナ練習会の DVD をたずさえて、ご近所のチューニングショップ Djac にうかがいました。恥をしのんで、色々アドバイスをもらおう、と。
Djac 店長O氏は、いつもやさしく懇切丁寧にわかりやすく、私のレベルとスタイルに応じたアドバイスを下さるので、全幅の信頼を寄せているのです。
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まずは、ABSをカットする方法 を教わります。
ジムカーナでは ABS は邪魔になることのほうが多いです。フル制動をかけながらでもコントロールを失わないのは利点ですが、想定より早く効いてしまった時はせっかくのフロント荷重が逃げてしまいますし、サイドターンも ABS に干渉されると成功率が下がります(私は成功したこと自体ないんですけど)。
やり方はいたって簡単でした。エンジンルーム右脇にあるヒューズボックスを開け、フタの裏の配置図で (ABS) と示されているヒューズを引っこ抜くだけ。エンジンをかけると ABS の警告灯が点灯し、無効になっていることが確認できます。戻すのも簡単、抜いたヒューズを元に位置に挿入するだけ。
本当は慣れのために抜きっぱなしにしておきたいところなのですが、任意保険の契約条件に抵触するので、ふだんは enable しておくことにします。
ちなみに、今どきのスポーツカーの ABS は、様々な電子制御デバイスと密接な協調関係にあるので、単純に ABS だけ切ることはできない/してはいけないらしいですね。これは納得できます。うちのセデゴンにはたぶん関係ない話ですけど。
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もうひとつ。Fタイヤのショルダー~サイドウォールが減りまくっている件について相談。これはヘタクソなんでしょうか? こうならないように走るにはどうすればよいでしょうか?
「これはしょうがないね~。楽しく走ってるとこうなりますよ。さっきもコレ見て、『ああ、楽しんでるな』って思いましたもん」
「次にタイヤ替えるとき、ちょっと幅広でグリップのいいのにしてみたら、また違いますよ」
なるほど、少し安心……。
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さて、本日のご相談のメイン、DVD を見ながら走りのチェック。
ほかのお客さんも見てる前で再生したので、正直恥ずかしい。どうですか?
「踏むとこでは踏めてるし、パイロンにもきちんと寄れてるし、なかなかいいじゃないですか。もっとできてないもんだと思ってました」
マジデスカ!? まあ、リップサービス半分と受け取りますケド……。
「でも、全部のパイロンにきれいに寄せようとしてるもんだから、損をしてるターンがある。ほらこことか、インのパイロンにはつけずにアウトの規制パイロンいっぱいに使ったほうが、この先のスピードを稼げるでしょ」
なるほど、寄せないパイロンがあるということですね……。
「うまい人の走りを見てると同じようなラインを走ろうとしちゃうけど、そういう人とはクルマの特性が全然違うんだから、ラインも自分のクルマに合ったラインを組み立てなきゃだめ」
なるほど、全然ロールしない競技車両のラインを、ロールしまくるうちのクルマでトレースしても意味ないわけですね……。
「ほら立ち上がりでこんなにロールが残ってたら、その間は加速できないでしょ。クルマがまっすぐ前に進める距離をもっとかせがないと」
なるほど、アプローチ角をもっと深くして、脱出角を浅くすれば、ロールに邪魔されずに加速できる、と……。
いや~、ためになりました!!
Posted at 2009/07/19 17:12:50 | |
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ジムカーナ | 日記
2009年07月11日
サル7月11日、MAF主催の「初心者向けジムカーナ練習会」に参加してきました。筑波サーキット併設ジムカーナ場。
この練習会に参加するのももう4回目。雰囲気にもすっかり馴染み、一緒に走る仲間も増えてリラックス気分です。でも腕前は相変わらず初心者……。
思えば去年の11月、初めて参加した時は友達とふたり。それがひとり増えふたり増え、今回は仲間6人での参加となりました。よしよし、なんだかチームっぽくなってきたぞ。車種バラバラだけど。ハチロク、ロードスターNC、プリメーラP10ハッチバック、レガシィアウトバック、セディアワゴン……。
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前回(5月16日・あ~ブログ書いてないや)は、ブレーキシューをノーマルから winmax のジムカーナ用に替えて、サイドターンの習得をテーマに臨みましたが玉砕。1回もうまくいかず涙を呑みました。
今回こそサイドターン成功させるゾと意気込んでいたのですが、朝のドラミで
「ABS付きのクルマだと、やはり、サイドターンは難しいようです」
などと言われ出鼻をくじかれます。じゃあ今回は初心に戻って、グリップでタイム削って遊ぶか。今日はサイド引くのや~めた。
前回講師の方に運転してもらったところ、やはり自分のブレーキタイミングは早すぎることが判明。アプローチ段階で減速を終えてしまい、ハンドルを切り始める頃にはすでにアクセルを開けているという、グランツーリスモで身についてしまったクセがあったのです(グランツーのニュルだとこれが速いんですってば)。
今回は winmax の実力を信じて、もっとぎりぎりでブレーキングするように心がけます。
ほかに、クレバーなラインを自力で見つけること、できるだけパイロンに寄せること、高速コーナリング中にタイヤのグリップを感じること、などをテーマに据え、タイム計測中心で走ります。
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で実走。
設定したテーマ別に、感想。
《ブレーキング》
よくなってきた感じ。当日撮ったビデオを見ると、ノーズが沈み込んだ状態で進入できている様子が(わずかに)うかがえます。ただ、ブレーキが早すぎて途中で戻すような動きもたまに見えますし、ブレーキが遅すぎる場面が見当たらないので、試行錯誤はまだまだ足りないと言えます。
《ライン取り》
色々なパターンを試せるようになってきつつあります。「前回はあっち行ったけど、今回はこっちからこう回ってみよう」というような作戦を、走行中までおぼえていられるようになった、ということですけど。走っていると色んなことを忘れてしまうんです。歳ですから。
《パイロンにしっかり寄せる》
今回は特別に強く意識して走ったので、ビデオを見た感じでは割合によく寄せられているようです。と言ってもフツーに 50cm 以上は離れていますけれども……。目標は、パイロンの耳を後輪で踏めるようになることです。
《タイヤのグリップを感じる》
午後のコースでは定常円に近い内周、高速外周などが織り込まれていたので、そのセクションではFタイヤのグリップ・舵角・速度の相関に特に意識を向けながら走ってみました。弱アンダーを維持したまま旋回できるぎりぎりの速度に持って行くのですが、ともすればFタイヤがぶにゅぶにゅ言ったり(強アンダー)、リアが外に逃げたりして、理想の車速にすっと合わせるのが難しいです。
結果、タイムは良い感じにまとまりました。自分と直接比較できるようなクルマがほかに見当たらず、それが速いのか遅いのかはまったくわかりませんが、まあまあよくやったのではないカト。
そうだ、このビデオを Djac に持ってって見てもらおう……。
Posted at 2009/07/19 14:50:24 | |
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ジムカーナ | 日記