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子供の頃、一台のクルマが我が家にやって来た。ロングノーズなその車は子供心にも凄くカッコよく見えて、しょっちゅうガレージに行っては眺めていた。休みになるとオーナーである父親にせがんで乗せてもらった。だから、自分でも乗せられるのでなく、乗ってやると思っていた。たぶんそれは、父親に並び超えるひとつのノルマだと意識していたのだと思う。今や私のフェアレディZに父が乗っている。歳をとるわけだ。世界の路を走るZと共に。

今日はフェアレディZを車検に出しました。台風一過。写真はSydneyにて。

本来、北海道から南下予定が、海外旅行が入ったため、大幅修正。
まずは、お盆前から前半スタート。陸路で、足摺岬まで走り、一泊。船で宮崎に渡り一泊。そこから、湯布院へ。そして今年も黒川へ。各一泊。ここからが長く、一気に山口県角島へ。長門温泉泊。翌日、玉造温泉泊。で、前半最後は城崎温泉でおしまい。後半は、８月後半、陸路で群馬県伊香保温泉からスタート！草津でも泊まり、長野諏訪湖泊。翌日、奥飛騨温泉へ。それから、下呂へ。で、最後は、榊原温泉でオシマイ！Ｚ４でいくか、ロードスターか、いや、久しぶりの車検上がりのZか、考え中。

角島は、ペンスケさんに触発されました。
昨年のドライブは、大谷山荘に行ったのに、気づかなかったです。涙

魂動、なんて良い言葉だ。クルマには作り手が込めた魂が宿る。片山豊や松尾良彦の初代S30とくしくも同じ環境下でゴーンの指揮下で生き返らせた湯川伸次郎のZ33や34、画一保守的だったBMWのデザインを変革したクリスバングルのZ4、ポルシェを破産の危機から救い新たな魅力を加えたボクスター。そして、平井さん、貴島先生から魂を引き継ぎ、守るために変えて行った、山本主査のロードスター。これからも大事にしてあげよう。

今月は長女の車検。全然乗ってやっないけど、メンテナンスだけは欠かさない。多分、売らないし、一生一緒のクルマ。湯川さんとの約束だ。一目で恋に落ち、永遠に愛する。

世界中で出会う度、心が高鳴る。