今日の大阪はとってもいい天気に恵まれ、気温はあまり上がりませんでしたけど、そこそこ過ごしやすかった一日でした。
このいい天気を利用して、今日は地元大阪で撮鉄をしました。
明日(31日)で完全引退する京阪旧3000系こと8000系30番台を撮りに、門真(かどま)市にある「大和田」駅ホームで約1時間程撮りました。
自宅から車で行って約10kmの所にある京阪本線「大和田」駅、150円という少々高い入場券を買ってホームに上がると、大勢の撮鉄マンがカメラの砲列を大阪方面へ向けていました。
さすがに明日で引退する故に、集まる撮鉄マンもハンパではありません。
それに、ココの駅は撮鉄では1位2位を争う人気スポットの一つで、主に鉄道雑誌などでもココで撮る程、余計に人が集まるんです。
旧3000系が通過する前に、数本他の京阪車輌を撮りましたよ。
最初にやってきたのは6000系のファイナルナンバーである6014Fです。(F=Formation 編成)
正面の顔つきが7000系と同じの異端車です。
1988年に川崎重工で製造された車輌で、元々は6000系スタイルで登場しました。
このとき京都寄り前3両がVVVF試験車であって暫くその編成で運用に就いていましたが、翌年にVVVF車で登場した7000系が製造されると、走行機器を合わせるべく、京都寄り前3両の6000系スタイルの車輌を7000系7004Fに編入、抜かれた3両は代替として7000系ボディのまま走行機器を6000系のモノを搭載して新6014Fに組み込んで今に至ってます。
このあと普電で来たのは、6000系のトップナンバーである6001Fです。
製造は1983年の川重製で、翌年にローレル賞を受賞した車輌です。
6000系のファイナルナンバーとトップナンバーが運良く同時に撮れました。
6000系初期車に履くKW-50形台車。
車体支持はダイレクトマウント、軸箱支持は円筒案内式で、これがまたよく揺れます。 (汗
8000系
新塗装化と同時に車内もリニューアルされました。
が、ワンセグの普及で伝統のテレビは付いておりません。
午前11時20分、お目当ての旧3000系が通過しました。
一斉にシャッター音が駅構内に響く中、ろなうども懸命にシャッターを切りました。
旧3000系は ろなうどが生まれた年である1971年に登場した特急専用車で、この時からカラーテレビを設置していました。
後継車輌の8000系に置き換える中、唯一1編成だけ残り、中之島線開通と同時に2代目3000系が登場した2008年に、8000系30番台へと改番されました。
そして今、引退を惜しんで前面スタイルを更新前の姿(平成7年の頃)に戻し、また、車番も3000系時代の番号を表示して「クラッシックタイプ」として最終日である31日まで運行を続けています。
と同時に長らく続いた京阪特急伝統の「テレビカー」も消滅します。
ろなうども昔、この3000系によく乗ったもんですよ...。
この日は臨時快速特急の運用で、中間のダブルデッカー(8830形)を切り離した7両での運転され、
また京阪らしいファンサービスの為なのか、減速して(70km/h位)大和田駅を通過しました。
下の画像は1月19日に団体列車で運行した旧3000系です。 (2013.1.19 古川橋~門真市)
この日は寒かったぁ~
団体運用終了後に車庫へ回送される旧3000系です。 (2013.1.19 京橋駅)
ちなみにコチラが現在走ってる二代目の3000系です。(2013.1.19 千林~森小路)
お目当ての車輌が去ったら皆撤収しましたが、ろなうどは暫く京阪の車輌を撮ってましたよ。
1000系
8000系との離合
9000系
現在京阪は、全車輌の新塗装化が進められていて、一部ですが今でも濃淡緑の旧塗装車が走っています。
ろなうどはこの色の方がヨカッタなぁ~
久々に見た2400系
多扉車の奔りである5000系です。しかも運良くゾロ目の5555F!!
昭和45年に川崎重工で製造された、京阪初のアルミ車体であり、日本初の5扉車でもあります。
オレ、この車輌が一番好きなんだけど、一度も5つの扉が開いた所見た事無いんだよなぁ~
台車は汽車会社(川崎重工)製造のKS-76A型で、車体支持はインダイレクトマウント式、軸箱支持はゴムで覆った一自由度系軸箱梁式のエコノミカル台車です。
チョット変わった台車でしょ。
最後は京都方面から来た6000系を撮っておしまいです。
ろなうどが生まれた年に登場した旧3000系、42年もの長きに渡って走ってきた車輌だけあって、引退は本当に残念です。
また、京阪特急伝統のテレビカーも31日で消滅します。
列車内にテレビを設置したのは京阪が最初だと思いでしょうが、実は京成電鉄が最初なんですよ。
1954年春に京成が日本テレビ(JOAX)を車内で放映、京阪は同年秋に1800系でNHK(JOBK)を放映したのが始まりと書いてあります。
今はワンセグが普及している中、最早車内にテレビは不要と考えた事から、8000系更新車からテレビが外されました。
これも時代の流れからなんでしょうね。
でもこの旧3000系は京阪本線からは引退しますが、今でも富山の富山地方鉄道や、静岡の大井川鉄道で第二の人生を歩む旧3000系が現役で走っています。
いつかは乗りに行きたいですね。
おしまい
(画像は一部加工していますので、あ し か ら ず)
Posted at 2013/03/30 23:09:54 | |
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