純正樹脂製クーラントタンク 交換 品番 17137529273

新旧タンクの比較画像。面白いくらい変色してますw

1年ほど前からでしょうか、少しずつ滲みが出てきました。
少しずつクーラントが減っていました。
車検の際にサーモスタットからも冷却水漏れが見つかりましたので、何がしらの負担がこちらにも来ていたかもしれませんね。

参考動画を見れば、一目瞭然だと思いますので、手順を簡単に日本語で

#工具
・10mmソケット+ラチェット
・ペンチかプライヤ（ウォーターポンププライヤーが有ればベスト）
・雑巾かウェス
・（クーラント再利用なら）キレイな容器500mlくらい

#準備
・エンジンが冷めてる時に！
・スパークコイルを外します。（コネクタは、赤いクリップを横にずらしてアンロックします。動画参照）ボルト4つ
・タンク真下、ヒートシールドの辺りに雑巾を。必ず多少溢れます

#タンク外す
・10mmのナットを外します
・右上のホースを外します - クリップはペンチで摘めば簡単に外れます
・これだけで、タンクはステーから外れます（新品のタンクを見て、イメージして下さい。2箇所のツメに引っ掛けてあるだけです

#タンク下のホース外す
・手で弄って、ホースクリップのツメの位置を確認します。
・自分で一番ラクだったやり方は、ホースのツメを車体の左前方に来るようズラシます。
・右上のホースを外した穴が上に来るように、タンクを真横に寝かせるように倒せると思います。（写真撮りそこねました...）そしたらホースを抜くだけです。多少固着してると思いますが、ねじる方向にグリグリしながら引っ張れば抜けます。
クリップはホースの奥の方にズラして両手でひっぱるとか、工夫してみてくだい

・抜けた瞬間、ホースを外した所を手で抑えて素早く外しましょう！（再利用する人は、ニトリル手袋とかで汚れが入らないように工夫を）
・タンク内の冷却水を容器に出します。適切に処理して下さい。（自分は猫砂に吸わせて燃えるゴミに出しました）

後は、新しいタンクを戻すだけです。

エア抜きは、念のためやりましたが不要だったと思います。
駆動していないのでシステム内部までエアが行くことが無いためでしょう。

＃ちなみに方法は、多めに入れたらクーラントのフタを開けたままインタークーラー手前のエア抜きバルブを「締めて」、15分ほどアイドリングします
＃このバルブ、緩めるのは「注ぐとき」です。
＃もし全量入れ替え、などの時はディーラーでもエアの抜けが悪いと苦労される事もあるようで。もしエアが噛んでると水道水が流れるような音が助手席ダッシュボードの辺りから聞こえます。
＃この場合、一回でやらずに数回に分けてやれば抜けやすいみたいですよ。
＃コールドスタート時にタンクの蓋開けて、１５分ほどアイドリングしてやるだけです。

「補充する」と一言に言っても、「使用して良いクーラント」は諸説あります。

僕はどこのホムセンでも売ってる、クレの青い補充液を入れました。どうせ2年毎に替えるのと、以前オーバーヒート発生時の緊急対応で、KUREの補充液を入れましたので。
http://minkara.carview.co.jp/partscatalog/parts.aspx?pt=747967

外したサーモなどを見ても、特に沈殿物が多い感じは受けませんでしたのでこれで構わないと思いますが、
ディーラーでは必ず、「BMW指定品以外使うな」と言われるかと思います。

社外のクーラントは不安、という方にオススメなのは、「精製水」です。
（「バッテリー補充液」は、精製水以外にケミカルを含むものがあるので必ず確認してください。）

実は冷却水は、「水」が多い方が冷却性能が高いのです。
極寒の北海道や真冬の雪国に行く用事が無い方でしたら、タンク分捨てて精製水を補充しても全く問題ありません。寧ろ少し冷却性能が上がります。（純正クーラントはディーラーでは50:50希釈で入れてくれますが、純正の容器にも記載の通り、「LLC:水 1:2」まで希釈してOKな物です。その場合保証最低気温が「-20度」までになります。1:1だと「-40度」まで）

容器の写真を載せている方が居らっしゃいました：
http://minkara.carview.co.jp/userid/446751/car/364030/1843646/note.aspx